ジャーナリスト・崔 碩栄 東京五輪テコンドー女子49キロ級で韓国のメダル候補を破り、同国でも一躍有名になった山田美諭選手(2020年2月撮影)【時事通信社】 世界中が新型コロナウイルス禍の混乱から抜け出せずにいる中、紆余(うよ)曲折のあった東京オリンピックがついに開催された。競技の結果に一喜一憂し、さまざまな感情が交錯する場面が放映され、人々の関心を引いた。 残念ながら韓国選手団の成績は、事前の予想を下回る結果に。長年にわたり世界をリードし、トップを守ってきたアーチェリーでは素晴らしい成果を残したものの、メダル間違いなしと考えられていた柔道、テコンドー、射撃などの結果は、期待からはかけ離れたものだった。 サッカーや野球でも苦戦が続き、テレビの前で競技を見守った韓国国民を失望させてしまった。 とはいえ、その結果をもって選手たちを非難するのはお門違いだ。スポーツには「意外性」がつきもので、だか
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