週刊新潮7月21日号で安倍元首相射殺に関する特集記事を読んだ。容疑者の伯父が、旧統一教会と容疑者の母親との関係、過去の家庭の不幸、献金の実態などについて証言している。 しかし、これを読んで強い違和感があった。いや、違和感どころか憤りと言うべきだ。 この伯父なる人物は元首相射殺犯の親族である。自殺した山上容疑者の父親の兄(だから「叔父」と書かず「伯父」と書くのだろう)であり、破産した山上家を経済的にも支援してきた。 しかも、事件直後、その日のうちに容疑者の母親を自宅に呼び出してかくまっている。 それだけ射殺犯とは近い関係の親族でありながら、新潮の記事をいくら読んでも、自分の甥が凶悪な犯罪を犯したことについて謝罪の言葉がないのだ。 本来なら母親が直接、事件を起こした本人に代わって謝罪するのが筋だろう。別に会見を開いて世間に謝罪せよとまでは言わない。容疑者はもう40歳を過ぎた成人だ。犯した犯罪の