エアバスはこの日、スカイマークが発注した6機のA380について、全ての契約を解除すると発表した。既にスカイマークには通達済みで、今後は売買契約に基づいて損害賠償を求めていく姿勢だ。 一方のスカイマークは同日、都内で開いた会見に西久保慎一社長が出席。報じられたA380のキャンセルについて、「エアバス側と足並みを揃えて交渉を続けたい」との意向を表明した。 受注した6機全ての契約を解除したとするエアバスに対して、「粘り強く交渉を続ける」と語るスカイマーク。両社の間には大きな温度差があることが鮮明になった。 両社の言い分が食い違うのは何もこれだけではない。A380のキャンセルを巡ってエアバスとスカイマークは明らかに異なる主張を重ねている。 事の発端は29日に海外の報道機関が報じたニュースにあった。「スカイマークが導入予定のA380を全てキャンセルする」。この報道に対してスカイマークは次のような声明