ウォールストリート・ジャーナルによると東日本大震災がおこる前に製造された日本製の粉ミルクを買い求めようと香港の人たちが長蛇の列を作っているそうです。 中国では汚染粉ミルク事件が2008年に起きたので国産ブランドは人気がありません。 実際、最近は輸入粉ミルクのシェアが9割にも達しているそうです。 しかし東日本大震災が起こる前に製造された日本製の粉ミルクが売り切れてしまえば、あとは消費者が信頼するのは欧米ブランドしかなくなるわけです。 この恩恵を蒙る企業は米国のミード・ジョンソン(ティッカー:MJN)です。 同社は現在既に世界最大の粉ミルクのメーカーです。その代表ブランドは『エンファミル』です。 同社はアジアならびにラテンアメリカからの売上高が全体の58%を占めています。北米と欧州は42%です。つまり現在、既に新興国の方が同社にとって重要になっているということです。 世界の粉ミルク市場は現在高
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