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ミステリに関するwalwalのブックマーク (31)

  • 第38回:中国の「有名ミステリ」作家逮捕のニュースを調査(執筆者・阿井幸作) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    8月11日、中国の安徽省で22年前の殺人事件の犯人が捕まりました。これだけだと単なる難事件の解決で話題が終わるだけですが、2人組の犯人のうち1人が法人企業の代表者で、もう1人が小説家だったことが耳目を集めました。 事件は1995年11月に浙江省の旅館で起きました。娘の目の手術代5000元が必要だった劉永彪は同郷の汪維明に誘われて浙江省湖州市の織里鎮にやって来ました。ここは当時アパレル産業が発達していてお金持ちがたくさんいたそうです。観光客として旅館に泊まった2人のうち劉永彪は同室になった山東省の商人がスーツを着ていたことからお金を持っていると考え彼を殺害しますが、十数元のお金しか得られず(商人はその時ズボンの股間の部分(?)に数千元の現金を隠し持っていたようだが2人は見つけられなかった)、ターゲットを旅館の経営者に変えます。そして経営者の60歳の夫婦と12歳(13歳という記述も)になる孫を

  • 「新本格ミステリ」30年 人気作家が魅力語る | NHKニュース

    ミステリー小説の一大ジャンルとして人気を集めている「新格ミステリ」が日で誕生して30年になるのを記念して、綾辻行人さんら3人の作家がトークショーを行い、30年の歴史や作品の魅力について語りました。 このジャンルが誕生して今月で30年になるのに合わせて6日夜、東京・日橋の劇場で記念イベントが開かれ、綾辻さんと京極夏彦さん、それに辻村深月さんの人気作家3人がトークショーを行いました。 この中で3人は、この30年を振り返るとともに、さまざまな作品の魅力について語り、京極さんは「『十角館』が出たから、たくさんのミステリーが出ている今の状況があると思います」などと話していました。 講談社によりますと、「十角館の殺人」は海外も含めた発行部数が累計で110万部を超えているということで、綾辻さんは集まった報道陣の取材に対し、「30年前はまさか海外で読まれることになるなんて思ってもいなかった。今も読ま

    「新本格ミステリ」30年 人気作家が魅力語る | NHKニュース
  • 作品社|隅の老人【完全版】

    バロネス・オルツィ 平山雄一訳 体 6,800円 A5判上製 ISBN 978-4-86182-469-2 発行 2014.1 『隅の老人【完全版】』2刷に関するお詫び 『隅の老人【完全版】』3刷訳者解説追記(PDF) 【内容】 元祖“安楽椅子探偵”にして、もっとも著名な“シャーロック・ホームズのライバル”。世界ミステリ小説史上に燦然と輝く傑作「隅の老人」シリーズ。原書単行全3巻に未収録の幻の作品を新発見! 邦初訳4篇、戦後初改訳7篇! 第1、第2短篇集収録作は初出誌から翻訳! 初出誌の挿絵90点収録! シリーズ全38篇を網羅した、世界初の完全版1巻全集! 詳細な訳者解説付。 当時、シャーロック・ホームズの人気にあやかろうとして、イギリスの雑誌は「シャーロック・ホームズのライバルたち」と後に呼ばれる作品を、競うように掲載していた。マーチン・ヒューイット、思考機械、ソーンダイク博士と

    walwal
    walwal 2014/01/31
    おお、完全版が出るのか。
  • 殺人者と恐喝者 - カーター・ディクスン/高沢治 訳|東京創元社

    海外ミステリ > 格ミステリ 創元推理文庫(M) ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ 判型:文庫判 ページ数:316ページ 初版:2014年1月31日 ISBN:978-4-488-11836-5 Cコード:C0197 文庫コード:M-カ-1-37 装画:ヤマモトマサアキ 装幀:折原若緒/フォーマット:山木犀 美貌の若ヴィッキー・フェインは、夫アーサーがポリー・アレンなる娘を殺したのだと覚った。居候の叔父ヒューバートもこの件を知っている。外地から帰って逗留を始めた叔父は、少額の借金を重ねた挙げ句、部屋や事に注文をつけるようになった。アーサーが唯々諾々と従っていた理由が、これで腑に落ちた。体面上、警察に通報するわけにはいかない。そ知らぬ顔で客を招いた夜、衝撃的な殺害事件が発生。遠からぬ屋敷に滞在し回想録の口述を始めていたヘンリ・メリヴェール卿の許に急報が入り、秘書役ともども駆けつけて捜査

  • 水族館の殺人 - 青崎有吾|東京創元社

    国内ミステリ > 格ミステリ 判型:四六判上製 ページ数:366ページ 初版:2013年8月15日 ISBN:978-4-488-02721-6 Cコード:C0093 装画:田中寛崇 装幀:水野哲也(Watermark) 夏休みも中盤に突入し、向坂香織たち風ヶ丘高校新聞部の面々は、「風ヶ丘タイムズ」の取材で市内の穴場水族館である、丸美水族館に繰り出した。館内を館長の案内で取材していると、サメの巨大水槽の前で、驚愕のシーンを目撃。な、なんとサメが飼育員に喰ついている! 駆けつけた神奈川県警の仙堂と袴田が関係者に事情聴取していくと、容疑者11人に強固なアリバイが……。仙堂と袴田は、仕方なく柚乃へと連絡を取った。あのアニメオタクの駄目人間・裏染天馬を呼び出してもらうために。平成のエラリー・クイーンが贈る、長編格推理。好評〈裏染シリーズ〉最新作。 *第2位『2014格ミステリ・ベスト10』国

  • 21世紀に生まれた『ゴッドファーザー』――『夜に生きる』(執筆者・最上直美) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    夜に生きる 〔ハヤカワ・ミステリ1869〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 作者: デニス・ルヘイン,加賀山卓朗出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/03/08メディア: 新書購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (26件) を見る こないだ大統領夫人から第85回アカデミー賞作品賞をコールしてもらった『アルゴ』のベン・アフレックが現在映画化しているのが、デニス・ルヘインの『夜に生きる』です。すでにして、あらかじめ成功を約束されたような作品と思われているのでしょうが、そこにまた「MWAエドガー賞受賞」という冠が(最新海外ミステリーニュース20130504参照)。こういうのを「テッパン」とでもいえばいいのかどうかわかりませんが、「そこまでみんなで持ち上げといて……」とか思いながら読んだとしても、ケッキョク「嗚呼、映画公開はまだかしらん」と遠い目をして Google

  • SFとミステリの融合、何故難しいか?どうすれば可能か?

    medtoolz @medtoolz アニメのSteins;Gate の1話、見なおしてみれば、開始早々から大事件が連発するし、画面は派手で主役は走り回り、一コマたりとも見逃せないぐらいにエピソードが詰め込まれて緊張感ものすごいのに、どうしてこれが最初に見たときにはなんとなく間延びして見えたのか 2013-03-15 15:23:28 medtoolz @medtoolz たしか放送があったときにも、Steins;Gate は4話ぐらいまでは我慢だ、という声がまとめサイトなんかでも多かった記憶があって、自分もこう、後半部分の盛り上がりを楽しませていただいて、前半もっと頑張れば、なんて賢しげな感想もって、1話見なおしたら全然そんなことなかった 2013-03-15 15:25:55

    SFとミステリの融合、何故難しいか?どうすれば可能か?
  • http://www.cozybooks.info/?p=918

  • 極上の料理とミステリーを堪能――新たな椿山荘で謎解きイベント“クローズド・レストラン”が展開

    ラッシュジャパンとホテル椿山荘東京は、謎解きイベント“クローズド・レストラン”を東京にあるホテル椿山荘東京にて、2月11日と3月20日に開催する。 “クローズド・レストラン”は、事と謎解きを楽しむ大人の女性や恋人たちに向けた謎解きイベント。イベント開催日はレストランが“定休日”となっていて、参加者は特別な日にしかべられないという限定メニューを堪能しながら、謎解きを楽しめるという。 捜索の舞台は“ホテル椿山荘東京”で、謎解きのテーマは宝石探し。広大な庭や豪華な客室に仕掛けられた数々の暗号を解いて、宝石の在り処を突きとめていくのが参加者のミッションだ。謎解きの正解・不正解によって、デザートの内容が変わる試みも用意されている。 イベントは1日2回公演で、ランチの回は12:00からで、ディナーの回は17:30から。参加料金は、ランチの回が1人8,900円で、ディナーの回が1人12,000円(各

    極上の料理とミステリーを堪能――新たな椿山荘で謎解きイベント“クローズド・レストラン”が展開
  • 東京創元社 12月の新刊 - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    『ミステリーズ!』vol.56 DECEMBER 2012 東京創元社(雑誌)/定価1260円(税込)/12月11日/ISBN:978-4-488-03056-8 【特別企画】 名古屋読書会&ミステリーキッチンレポート 【読切】 フィル・ラヴゼイ「宿題」神林美和◎訳 ●英語の「宿題」にひそむ、ある企みとは?――CWA最優秀短編賞受賞作 【エッセイ】 小林宏明 銃の細道――見る、読む、訳すGUNの世界 第三回 【ブックエッセイ】 青木純子  私はこれが訳したい 第7回 THE MOONSTONE Wilkie Collins 【評論】 川出正樹 ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション 第七回 ミステリーズ! vol.56 作者: 柚木麻子ほか出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2012/12/11メディア: 単行購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見

    東京創元社 12月の新刊 - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    walwal
    walwal 2012/12/09
    おお、『曲がった蝶番』の新訳がでるのか!
  • 東京創元社 9月の新刊 - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    『月に歪む夜』/The Pull of the Moon ダイアン・ジェーンズ(Diane Janes)/横山啓明・訳 創元推理文庫/定価1260円(税込)/9月11日/ISBN:978-4-488-15823-1 1972年、大学生のわたしと恋人のダニー、その友人のサイモンは、親元を離れサイモンの叔父の家で、三人だけでひと夏を過ごすことになっていた。だが、海で出会ったトゥルーディーという少女を家に連れ帰ったことで、すべての歯車が少しずつ、だが確実に狂いはじめる……。情感豊かな筆致で描く現在と過去、積み重ねられる謎、圧巻のクライマックス──。大型新人のデビュー長編。 月に歪む夜 (創元推理文庫) 作者: ダイアン・ジェーンズ,横山啓明出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2012/09/11メディア: 文庫 クリック: 21回この商品を含むブログ (17件) を見る 『ディミター』/Di

    東京創元社 9月の新刊 - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    walwal
    walwal 2012/09/17
    あら、エラリー・クイーンの『フランス白粉の謎』の新訳が出るんだ。
  • 危機的似非(エッセ・クリティック)(執筆者・平岡敦) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    (2) ルパン危機一髪 というわけで前回は、似非翻訳家に日頃の怠惰のバチが当たり、深夜に恐怖体験をする羽目になった話を書いた。 あれから二週間、ようやく危機的状況のひとつを脱したところです。あっ、そうそう、一週あいだが空いたのは、何もどんづまりの末に一回落としたからではない。お盆の週ということで初めから休みの予定だったのです。念のため。 その間に約200枚分を訳し(今回はわりと訳しやすかったからで、もちろん普通だったらそうはいかない)、ほとんど即日あがったゲラを校正して「あとがき」を仕上げ、さっそく次の作品にかかるあいだの息抜きに(と言っては読んでいただいている方々に失礼だが)こうしてこのエッセイを書いている次第だ。 それにしても、早川書房のKさんとやる仕事は、とりわけこの《カウントダウン・サスペンス》方式になるケースが多いような気がする。うーん、なんででしょうね? ともあれここはひとつお

  • 早川書房、古典SF・ミステリの電子書籍化を開始 | スラド

    古典SF・ミステリの電子書籍化を待ち望んでいた皆様、遂に早川書房が動きました。来る8月10日より、早川書房が「ハヤカワSF・ミステリebookセレクション」としてSF・ミステリの古典から最新話題作までを厳選し、電子書籍の配信を始める模様です(早川書房ニュースリリース、Impress Watch記事)。 第一弾として配信されるのは、 『スターダスト計画』(ペリー・ローダン) / K・H・シェール『《第三勢力》』(ペリー・ローダン) / クラーク・ダールトン『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 / P・K・ディック『華氏451度』 / レイ・ブラッドベリ『火星年代記〔新版〕』 / レイ・ブラッドベリ『長いお別れ』(フィリップ・マーロウ) / レイモンド・チャンドラー『プレイバック』(フィリップ・マーロウ) / レイモンド・チャンドラー『川の名前』 / 川端裕人『一九八四年[新訳版]』 / ジ

    walwal
    walwal 2012/08/04
    絶版本を中心に展開して欲しいなあ。
  • 「怪盗ルパン」未発表作品を出版 NHKニュース

    冒険小説「アルセーヌ・ルパン」の作家として知られるフランスのモーリス・ルブランが70年余り前に執筆したルパン・シリーズ最後となる未発表作品が、フランスで、22日、初めて出版され、話題を呼んでいます。 「アルセーヌ・ルパン」は、フランスの作家モーリス・ルブランが20世紀初頭に発表した小説で、変装の名人である主人公の怪盗ルパンが財宝を盗み出す一方で、貧しい人たちを助けたり、次々に難事件に立ち向かったりする冒険小説です。 シリーズ最後の作品となる「ルパン最後の恋」は1936年ごろに執筆されましたが、推こうが完全に行われないままルブランが亡くなったため、長い間、その存在が知られてこなかった未発表作品です。 ルブランの死去から71年がたち、今回フランスの出版社が遺族の承諾を得てようやくフランス国内で出版したもので、22日、パリの書店ではさっそくこのが並べられました。 「ルパン最後の恋」は、パリ郊外

    walwal
    walwal 2012/05/23
    おお、読みたい。翻訳でるかなぁ。
  • 現代のミステリー、阪大五寸釘事件とは何か? - YAMDAS現更新履歴

    毎月いただいている Software Design の6月号を読んでいて、「Monthly News from jus」のコーナーで「当時だから許されたいろいろ」として紹介されていた話に、ちょっとびっくりするものがあった。 それは「阪大五寸釘事件」というもので、せっかくなので該当部分をすべて引用させてもらう。 1991年に、大阪大学の豊中キャンパス全域が2日間にわたって停電するという事件が発生しました。当時、阪大はJUNETの重要な拠点であったため、ゲートウェイとなっていた機器はレンタルした自家発電機で約1日ほど動かしました。停電の原因はキャンパス内の高圧塔に五寸釘が打ち込まれたことでしたが、誰がどうやって打ち込んだのか、そしてなぜ感電しなかったのか、など多くの謎を残しました。 この事件は阪大基礎工五寸釘事件、阪大釘一停電事件とも呼ばれるようだが、当時基礎工に在籍していた法林浩之さんの

    現代のミステリー、阪大五寸釘事件とは何か? - YAMDAS現更新履歴
    walwal
    walwal 2012/05/21
    たしかにミステリだ。
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    walwal
    walwal 2012/04/06
    コージーミステリ専門文庫らしい。
  • 春のカー祭り

    人形館の完訳版がでるぞー(ウォォ 東京創元社からはこれから『皇帝のかぎ煙草入れ』(5月発売予定)などどんどん新訳刊行が予定されているということで、今年の第一弾の発売に合わせてみんなで未読のカー作品を読もう! という祭りです。 ・ハッシュタグ #春のカー祭り 続きを読む

    春のカー祭り
  • 東京創元社 3月の新刊 - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    『サクソンの司教冠(ミトラ)』/Shroud for the Archbishop ピーター・トレメイン(Peter Tremayne)/甲斐萬里江・訳 創元推理文庫/定価1365円(税込)/3月10日/ISBN:978-4-488-21816-4 フィデルマはローマにいた。ウィトビアの事件を共に解決した、サクソン人のエイダルフが随行員として加わっている、カンタベリー大司教指名者ウィガードの一行と同行していたのだ。ところがウィガードがローマで殺され、犯人はどうやらアイルランド人修道士らしいことが判明。アイルランドとサクソンの争いが再燃しかねない事態に、フィデルマとエイダルフが再び調査にあたることになった。美貌の修道女フィデルマが縺れた謎を解く。解説=若竹七海 サクソンの司教冠 (創元推理文庫) 作者: ピーター・トレメイン,甲斐萬里江出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2012/03/

    東京創元社 3月の新刊 - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    walwal
    walwal 2012/03/09
    福井健太著『本格ミステリ鑑賞術』がおもしろそう。
  • [書評]心から愛するただひとりの人(ローラ・リップマン): 極東ブログ

    ローラ・リップマンの短編集「心から愛するただひとりの人」(参照)には、17編もの小編が四部構成で収録されている。ハヤカワ・ミステリ文庫であることからわかるように作品はどれも分類上は推理小説と言ってよく、大半の作品には犯罪や謎解き、探偵といった要素もある。だがミステリーを堪能するには短く、またそうした要素にあまり力点は置かれていない。読後の印象としては純文学に近い。 作品の随所に軽快なユーモアと絶妙な悪意の笑いが満ちていて、読書を堪能させる。 作者リップマンの文章技量にも圧倒される。大半を訳している吉澤康子の文章も読みやすい。だが、小編を次から次へと読み進めることはできない。一編ごとに心の奥に響く。「愛とはなんだろうか」という照れくさい問題について、さらに気の重い、具体的な女性という存在感から、じりじりと再考が迫られる。現代中年女性の、現代中年女性による、現代中年女性のための作品群とでも言い

    walwal
    walwal 2011/12/30
    まさかfinalvent先生のブログでローラ・リップマンが取り上げられるとは。/たしかに気軽に読み進めることができない短編集だよなぁ。
  • 初心者のためのウィリアム・アイリッシュ入門(執筆者・門野集) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    出会いから翻訳者としての関わりまですべて省くが、私にとってウィリアム・アイリッシュという作家はまるで遠い親戚のような存在、意識せずとも心の隅にいつも引っかかっているのだが、おおかたにとっては過去の作家、このコーナーで取り上げられるのがいかにも唐突に感じられることだろう。こんな機会が訪れたのは、今年9月に創元推理文庫のフェアで『ニューヨーク・ブルース』が復刊されたおかげなのだが、そのことを改めてお伝えすることさえできれば、この稿の目的はほとんど達したようなものだ。というのも、一人でも多くの方にぜひとも読んでいただきたいと心から願うアイリッシュの小説はただ一つ、その短篇集におさめられている「さらばニューヨーク」、原題 Goodbye, New York だからだ。 アイリッシュは、そもそもは文学の世界での栄光を追いもとめていた作家で、パルプマガジンを舞台にミステリを書きはじめるようになったあと

    初心者のためのウィリアム・アイリッシュ入門(執筆者・門野集) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    walwal
    walwal 2011/12/13
    アイリッシュの短編は私も好き。長編だけど「幻の女」もよかった。