厚生労働省の「外国人雇用状況」の届出状況によると2023年10月末の外国人労働者数は205万人と100万人を超えた2016年からさらに大きく増加し、はじめて200万人を超え、過去最多を更新した。なお、2020年、21年は新型コロナの影響で伸びが大きく鈍化しが、その状態からはほぼ脱している。 2012年10月末の外国人労働者数は68.2万人と前年同期比0.6%減とはじめて減少した。これは、2011年の東日本大震災後の不品不足や節電などの影響で一時的に外国人労働者が減少し、その後、自動車産業の増産などで労働者数が回復していたが、なお、横ばいの傾向となっていたためである。 2014年以降は円安や経済好転によって外国人の雇用が増加している。特に最近は景気の回復の中で高齢化による深刻な人手不足が続いており、企業が積極的に外国人を受け入れている。このため、一層、外国人雇用が増加していると考えられる。