[ムンバイ 10日 ロイター] インドで過去5年にわたって続いてきたMBA(経営学修士)ブームが、ここにきて急速にしぼんでいる。経済の失速を受け、高額な授業料を払ってMBAを取得しても、高収入な仕事が保証されなくなったことが背景にある。 格付け機関クリシルによると、MBAコースを提供しているビジネススクール約140校が、年内に閉鎖するとみられている。2006─07年に15─20%だった欠員率が2011─12年は35%に上昇するなど、ビジネススクールでは定員割れの傾向が強まっているという。 2004年に開校したASMAインスティチュート・オブ・マネジメントのアンシュル・シャルマ校長は「ブームは終わった」と明言。ビジネススクールは生き残りに尽力しているのが現状だと述べた。 2012年3月までの5年間で、インド国内で履修できるMBAはそれまでの4倍となる35万2000コース以上に拡大した。しかし