現在、主要なWebブラウザにはフィッシング検出機能が備わっており、ユーザー保護に役立っていると考えられていますが、検出精度について調査したデータは存在していません。当協議会で実施した事前調査で、Phishtankから取得したフィッシングサイトのデータについて、主要4ブラウザ(InternetExplorer7,InternetExplorer8,Firefox,Safari)で判定したところ、約9割以上を検出することを確認しましたが、JPCERT/CCに報告されるフィッシングサイトのURLを判定させると、約1割程度しか検出しないことがわかりました。この結果から仮説を立て、現在のブラウザ搭載フィッシング検出機能の性能を正しく理解することを目的とした調査を実施し、その調査結果をまとめました。 ブラウザ搭載フィッシング検出機能の検出精度に関する調査報告書(PDF:405KB)