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IPAmj明朝フォントは、人名の表記等で、細かな字形の差異を特別に使い分ける必要のある業務等での活用を想定したフォントです。また、同フォントを十分に活用するためには、対応したアプリケーションソフトが必要となります。通常の文書作成等では、JIS X 0213:2012に準拠したIPAexフォントのご利用をお勧めします。 ダウンロード 符号化状況 リリースノート IPAmj明朝Ver.006.01の符号化の状況 図1において、①の範囲は、UCS符号の値が16ビットの範囲(0~65,535)で、ここにはIPAmj明朝のうち、約24,000文字の漢字が割り当てられています。この範囲の漢字は、ほぼすべての情報機器で扱うことが可能です。 UCS符号の値が16ビットを超える文字(②、③の範囲の文字)を扱える機器は若干減少します。技術用語として、「サロゲートペア」を扱えるか否か、というような言い方をされる
符号化対象外の文字を含めすべてのMJ文字図形をフォントファイルに格納しております。フォントファイル中、postテーブルのnamesの欄には各文字図形に対応するMJ文字図形名を格納してあります。 IPAmj明朝フォントVer.004.01からの変更点については、 リリースノートをご覧ください。 IPA Font License Agreement v1.0 日本語/Japanese English IPAフォントライセンスv1.0 許諾者は、この使用許諾(以下「本契約」といいます。)に定める条件の下で、許諾プログラム(1条に定義するところによります。)を提供します。受領者(1条に定義するところによります。)が、許諾プログラムを使用し、複製し、または頒布する行為、その他、本契約に定める権利の利用を行った場合、受領者は本契約に同意したものと見なします。 第1条 用語の定義 本契約において、次の各
ブラウザ上で異体字を表示するには、2つの方法がある。異体字セレクタを使ってIVSで異体字を表現する方法と、CSS3の font-feature-settings プロパティを使って OpenType feature tag によるグリフ置換をする方法だ。今回、花園明朝OTを Web フォントとして利用し、この2つの方法で異体字の表示テストを行った。 方法の具体的な解説 IVSによる方法 IVS(Ideographic Variation Sequence)は親字(基底文字)にVS(Variation Selector; U+E0100–U+E01EF)をつけて異体字を表現する。詳しくは下の Wikipedia の記事などを参照。 異体字セレクタ - Wikipedia この方法で表現される異体字は、基底文字の包摂範囲内に含まれることになっている。プレーンテキストとして扱えるので、HTMLで
Adobe-Japan1-6 準拠の漢字フォント・花園明朝OTを ver. 0.510 に更新。 花園明朝OT - しろもじ作業室 以下、主な変更点について解説。 IVD 2012-03-02 版に対応 今月2日にIVD(Ideographic Variation Database)の最新版が公開され、Adobe-Japan1 に32個、Hanyo-Denshi*1 に8,850個のIVSが追加された。この追加により、Adobe-Japan1-6 に含まれる14,664個の漢字グリフすべてがIVSでアクセスできるようになった。花園明朝OTは今回これに対応。 Adobe-Japan1 コレクションに追加されたIVSについては、以下のページに詳しい。 IVD Version 2012-03-02 Released « CJK Type Ideographic Variation Databas
どんな人名も正しく表示? IPAの新フォントを試そう!:OSS界のちょっと気になる話(1)(1/2 ページ) 今日から始まるこの連載では、月に1回のペースで近ごろ注目を集めているOSS関連の話題の中から筆者が気になるものを紹介し、技術的背景を解説していこうと思う。連載初回となる今回は、2011年10月26日にIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が提供を始めた「≪IPAmj明朝フォント≫」に焦点を当てたい。(編集部) 収録字数は6万字 「IPAmj明朝フォント」は、2011年10月26日にIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が提供を始めたもので、人名に使う漢字を強化ポイントとして、約6万字の漢字を収録したものだ。同じくIPAが提供している「IPAex明朝フォント」のデザインを踏襲しつつ、次の漢字に対応している。 戸籍統一文字(5万5267字) 住民基本台帳ネットワーク統一文字(1万943
世の中には姓名にちょっとでも違う字を使うとうるさく言う奴がいて、そんなこんなでUnicodeに字形切り替えの仕組みが備わった。これをIVSという。特に「ナベ」さんはうるさかったらしく、字形も沢山登録された。 上の図はUnicodeに登録されている異体字リスト(IVD:http://unicode.org/ivd/data/2007-12-14/IVD_Charts.pdf*1)から引っ張ってきた。実は上に挙げたのは一部である。日本人しか使わない、日本人のための表である。ああ素晴らしい( ´∀`)。 こういう規格が何で出てきたのかとか、以下のサイトが詳しかった。 IVSとフォントの関係 - ちくちく日記 IVSとGSUBはどう違うのか - Mac OS Xの文字コード問題に関するメモ ともかく、私も日曜フォントプログラマーとして、フォント内部のIVS構造がどうなっているのかを話したい。 仕様
ゴホゴホ。なんですか? IVS? また新しいオモチャですか。 フフフ。話題のテクノロジーなんだよね。 でもそういうのって、実際に使えるようになるのは、ずいぶん先なんでしょ? いや。それが今すぐにでも使えるんだな。 わざわざそんなよくわからないものを使いたがる人なんています? MacはシステムレベルでAdobe-Japan1-5をサポートしているよね。でも、AppleのAPIを使ってグリフ置換を行うアプリ*1とAdobeアプリの間には断絶があって、異体字情報を交換することができなかった。それが、IVSを使えば、たとえばJedit Xで編集したテキストの異体字情報を、そのままInDesignに持っていくことができる*2。そういう意味では、すぐに使いたいという人はいると思うよ。 用途は、むずかしい人名とか? 別に人名異体字に限らず、たとえば原稿中に「謎」って文字があったとするじゃん。この字は二点
前回述べたように、IVSはGSUBよりも新しい分、すっきりと論理的にできている。だから、「漢字の異体字指定に関してはGSUBからIVSに乗り換える」というような思い切った転換を行い、なおかつInDesignなどにおけるIVSの扱いが信頼できるものであるなら、みんなハッピーになれそうだ。 しかし、たぶん現実には、「GSUBはそのまま残って、IVSも使える」ということになるだろう。というか、すでにそうなっている。要するに、もともと複雑な状況が、さらに複雑化したわけだ。加えて、もちろん今後改善されていくとは思うが、InDesignにおけるIVSの扱いには、まだまだ問題が多い。以下、InDesign CS4における実装あるいは運用上の問題。 IVSとGSUBの競合・重複の問題。たとえばInDesign上で、ある文字にGSUBとVSを両方適用したらどうなるのか。詳しくは「InDesign CS4にお
異体字シーケンス(IVS)の特徴について、OpenTypeフィーチャのグリフ置換(GSUB)と比較しながら考えてみた。重要だと思われる点をメモしたものであり、IVSの体系的な説明ではない。 IVSは文字コードのレベルの枠組みなので、異体字の情報をプレーンテキストで交換できる。この最大の特徴に加え、GSUBよりも新しい分、よりすっきりとした論理的な仕組みになっている*1。 IVSの概念は、下図のようなかんじ。符号位置に包摂される複数のグリフ(集合)のなかから、ある特定のグリフ(集合)をVSによって指定する、というイメージ*2。 上図はUnicodeの視点から描いたものだが、Adobe-Japan1フォントではデフォルトのグリフはcmapで指定されているので、実装としては下図のようなかんじ。IVSでは、原則として基底文字(親字)の包摂範囲を超えたグリフは指定できないので、VSを付けることによっ
先日、飲み会の席で、フォントに詳しい人と、フォントメーカーの人と一緒のテーブルになった。 で、なんでそんな話になったのかは忘れたんだけどそのテーブル、酒を飲みながら、UnicodeだのAdobe JapanだのIVSだのの単語が飛び交うという、ちょっとまぁ、それどうなの、酒飲みながらする話なのというようなテーブルになってしまって、一緒に飲んでいたその他大勢の皆様をどん引きさせてしまってたのですが、個人的にはそこでの話が大変面白かったので、忘れないうちに書いておこうと思う。 テーブルでは主にIVSについて、いまいちわかっていない素人(私)が「IVSって、私たちのDTP業務で使うフォントにどう関係してくるの?」っていうのを、詳しい人やら、フォントメーカーの人に解説してもらってたのだけど。 私「IVS(Ideographic Variation Sequence)って最近ちらほら耳にするんだけど
昨日の日記がまわりまわって、W3Cメーリングリストでも話題になっている。問題はやや単純化されて、「U+559D U+E0101」を「font-family: A, B」の2つのフォントのいずれかで表示する場合 Option 1: Search "U+559D U+E0101" in font A Search "U+559D" in font A Search "U+559D U+E0101" in font B Search "U+559D" in font B
「UnicodeのIVSがもたらすメリットとデメリット」の読者から、IVSに対するフォント・フォールバックはどうあるべきか、という趣旨の御質問をいただいた。たとえば、CSSのfont-familyで複数のフォントが指定してある場合に、最初のフォントに表示したいIVSが収録されていなかった時、表示プログラムはフォントの中をどう探していくべきか、という問題だ。 例として、3つのフォントが指定されている時に、「U+845B U+E0103」を表示するための理想的なフォント・フォールバックを、私(安岡孝一)なりに考えてみよう。 最初のフォントから「U+845B U+E0103」を探す。なければ 最初のフォントから「U+845B U+E0101」を探す。なければ 2番目のフォントから「U+845B U+E0103」を探す。なければ 2番目のフォントから「U+845B U+E0101」を探す。なければ
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
SVGフォントでIVSが表示できれば幸せになれるんじゃないか。 手順 1. IVS対応フォントの入手 とりあえずテストのためグループ:IVSテスト - GlyphWikiを使う。 2. FontForgeでSVGフォントの出力 ダウンロードしたttfフォントを開いてSVGフォントとして出力、で済めばよかったのだけれども、使っているfontforge 20090923だと修正が必要みたい。 具体的には 「<glyph glyph-name="u10C000" unicode="丈" unicode="󠄀" 」と出力されているので(たぶんバグ)、「<glyph glyph-name="u10C000" unicode="丈󠄀" 」に修正。「;" unicode="」を「;」に置き換えする。 「<svg>」を「<svg xmlns="h
異体字セレクタ(Variation Selector)は、人から渡されたプレーン・テキストの原稿に含まれている可能性がある。 異体字セレクタは、見えない。 異体字セレクタの効果は、フォントに依存する。 親字と異体字セレクタの並び(IVS)は、テキストエディットやJedit Xでは1文字として扱われるが、InDesignでは2文字として扱われるため、親字と異体字セレクタの間に文字を挿入できてしまう。 InDesignでは異体字セレクタは「幅のない文字」として扱われるため、カーソルが異体字セレクタの前(IVSの中)にあるのか後(IVSの外)にあるのかは、見ただけではわからない。 InDesignでテキスト中に漢字を挿入したとき、潜在していた異体字セレクタと結びついてIVSを構成し、字体が変わる可能性がある。 異体字セレクタとOpenTypeタグによるグリフ指定が競合あるいは重複した場合、挙動を
Apple Storeに立ち寄って買ってきたMac OS X 10.6 Snow Leopardを、仕事用のマシンにちゃらちゃらと上書きインストール。で、mashabowさん(しろもじメモランダム)のエントリ「Snow LeopardはIVSに対応しているらしい」の件について確認してみた。 テキストエディット*1とIVS対応フォント(手元にあるものでは、小塚明朝Pr6N、小塚ゴシックPr6N、花園明朝OT xProN)の組み合わせでは、異体字セレクタによってグリフが変化するのを見ることができる。IVSはクリップボード経由でコピー、ペーストすることが可能。 Snow Leopardに付属するヒラギノのバージョンはLeopardのそれと変わっておらず、IVSをサポートしていない。ファイル名中にIVSを含めることは可能だが、Finderで漢字を表示するフォントがヒラギノである限り、異体字セレクタ
Ken Lunde 曰く、 Finally. Yesterday, Friday, August 28th, 2009 is significant, at least for me, in that it represents the release date for Mac OS X Version 10.6 (aka, Snow Leopard). What is important about Snow Leopard is that it is the first OS that provides built-in support for IVSes (Ideographic Variation Sequences). Up until now, IVSes had been supported in specific Adobe products, such as Acroba
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