2018.11.20 大修館書店は、11月28日に「大漢和辞典デジタル版」を発売します。『大漢和辞典』は“東洋文化の一大宝庫”とも称されるほど膨大な情報量をもつため、各所でデジタル化は「不可能」と言われ続けてきました。そのデジタル化をどのようにして実現したか、ご紹介するのが本セミナーです。 お申し込みは https://kokucheese.com/event/index/545479/ 第1部ではまず、『大漢和辞典』がどれほどの偉業なのか、そして今なお出版業界でどれほど重要な位置を占めているのかを、鷗来堂代表の栁下恭平氏に語っていただきます。 続く第2部では、実際に「大漢和辞典デジタル版」の開発に携わった、共同印刷と大修館書店の担当者が、そのデジタル化の道のりをご紹介します。 第1部:『大漢和辞典』は何がすごいのか 諸橋大漢和について僕が話すとき、大人気のコミック『キングダム』と児童文学
84画の漢字「だいと」「おとど」(1) 84画の漢字「たいと」(2) (たいと、𱁬)は、総画数が84画という最も複雑な漢字(和製漢字)である[1]。日本人の苗字、または名前であるとされ、他に「だいと」「おとど」とも読むとされる[2][3]。 概説[編集] 日本で苗字・名前(ただし後述の文献には苗字として記載されている)として用いられたとされる国字である。「」(タイ、雲の意、䨺)と「」(トウ、龍が行くの意、龘)の合字で、上述の画像のとおり、2種類の字形(1)(2)が確認されている。双方は本来同一字だったと推測されるが、『実用姓氏辞典』などが(2)の字形[4]で「たいと」と読むとする一方、『難読姓氏辞典』だけが(1)の字形で「だいと」「おとど」という読みを載せている。いずれも出典が不明のままであり、後述するように苗字としての実在性が認めがたい現況を考えると、この漢字について確定的な基本要素(
TOP エンタメ パチンコといえば憂歌団、そして木村充揮の絶叫によって日本語のブルースは幕をあけた【大人のMusic Calendar】 11月14日は「パチンコの日」だそうだ。何故この日がパチンコの日であるのか、といった話はさておいて、<パチンコ>と聞いて真っ先に思い出すのが憂歌団だ。 憂歌団の「パチンコ」を最初に聴いた時には、大袈裟じゃなく椅子から転げ落ちた。こんな衝撃的な体験は初めてだったのだ。シャッフルの前奏が始まり、その心地の良いスウィング・ビートに乗っていると、唐突に飛び出してくるのが「パチンコ、パチンコ」のシャウト。歌っているのは勿論、憂歌団のヴォーカリスト木村充揮(当時は秀勝)。それまでとは形相が一転、こめかみに血管を浮きだたせながら大絶叫を繰り返す。これに驚かない人はいないだろう。 初期の憂歌団の代名詞のようになったのが、この「パチンコ」なのだが、作詞作曲は木村充揮。「仕
タイポグラフィというデザイン要素の中でも、「紙面に文字組版を配置・構成した空間を含む造形」である「組版造形」。ブックデザインやエディトリアルデザインを中心に活動を続ける白井敬尚による展覧会タイトルでもあります。本展は、美しい装丁の数々をお見せするのと同時に、基本的には墨文字1色の見開きページがずらりと並ぶ、ちょっと異色の展覧会となります。 白井敬尚といえば、世界中で高く評価されているデザイン誌『アイデア』(誠文堂新光社)のアートディレクションが代表的な仕事の一つで、振り幅の大きい多様なテーマを取り扱う同誌のデザインを2005年から10年間にわたり手がけました。隔月刊行というスケジュールにも関わらず、その1号1号が1冊の作品集のような充実ぶりで、非常に魅力的なコレクションとなっています。 他にもこれまでに関わってきた数多くの書籍たち。白井は本に書かれたモノ・コト・ヒトを注意深く読み解き、丁寧
国が決めた「現代仮名遣い」は下記URL内に載っているので、詳細はそちらをご覧下さい。ここでは、その要点を示します。 「ぢ」「づ」を使うのは次の二つの場合。 ①二語連合・・・言葉が重なって新しい言葉ができたとき、下の語の頭が二号場合。 例 手近=手+近い→てぢか 鼻血=鼻+血→はなぢ 三日月=三日+月→三日月 ②同音連呼・・・同じ音が続く時二つめの音が濁る場合。 例 縮む=ちちむ→ちぢむ 続く=つつく→つづく ご指摘の「黒ずくめ」は、本来「黒+尽くめ」であり、①二語連合の規則によって、「くろづくめ」と書くはずです。それが、なぜ「黒ずくめ」と書くのか。その理由を国は、次のように述べています。 「次のような語については、現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として、それぞれ『じ』『ず』を用いて書くことを本則とし、「せかいぢゅう」「いなづま」のように『ぢ』『づ』を用いて書くこともできるもの
先日、東京都千代田区立日比谷図書文化館で「辞書編集者を悩ませる日本語」というタイトルで講演をする機会があった。講演のあと、おいでくださった方から筆者が答えに窮するようなこんな質問を受けた。 「マツタケずくめの料理」「マツタケづくしの料理」:この場合「ずくめ」「づくし」どちらが正しいのか。 すかさず「『マツタケづくし』ではないですか」と答えたのだが、その質問をなさった方はさらに、共同通信社の『記者ハンドブック』を見ると「マツタケずくめの料理」の方が正しいように読めるとおっしゃるのだ。そして講演会のあとでその方が見せてくださった『記者ハンドブック』を見て、驚いた。 『記者ハンドブック』には以下のように書かれているのである。 「ずくめ」は、 〔その物・事ばかり〕規則ずくめ、(略)マツタケずくめの料理 〔注〕同種類の物をある限り列挙する「…尽くし(づくし)」との混同に注意。 「づくし」は、 〔同種
【通販受付時間】 月〜金−11時〜15時 *受付時間以降のご注文は翌日、土日・祝日にご注文の場合は休日明けの受付となります。 「和紙表紙特装本」+「本をつくる 〜書体設計、活版印刷、手製本 職人が手でつくる谷川俊太郎詩集 〜 (河出書房新社)」+「ブックケース」 限定450部 詩 :谷川俊太郎 書体設計:鳥海 修 活版印刷:嘉瑞工房 製 本 :美篶堂 監 修 :本づくり協会 こちらは予約販売ページです。 『私たちの文字』と、その製作過程のルポとインタビュー本『本をつくる 〜書体設計、活版印刷、手製本 職人が手でつくる谷川俊太郎詩集 〜 』(河出書房新社)を合わせて、7月下旬にお送りいたします。 (※こちらの予約と併せて別の商品をご注文頂いた場合、同時発送となります。ご注意下さい) 「私たちの文字」は谷川俊太郎さんの詩集です。 美篶堂が中心に活動している任意団体「本づくり協会」の企
先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日本もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、
正式な発表がないので未確認なのですが、写研の石井社長がお亡くなりになったらしいという情報がSNSに流れてきました。 石井社長には21年前にインタビューを申し込んだことがあります。残念ながら断られてしまいましたが、その時の経緯などを含めて当時(1997年)の「ワイアード日本版」に書いた原稿を再掲載しておきます。以前のブログでも公開しており、ブログをリニューアルした時に消えたままでした。 文章は紙面掲載当時のまま、約物の表記をWeb用に少し修正してあります。 現在はちょっと考えるところがあって、個人的にはフォントやDTP関係の発言を控えています。フォントに関しては過去に何冊か書籍を出したり、専門誌などに執筆をしたこともありましたが、今は若くて熱心なライターの方も出てきており、私の役割は終わったかなと思っています。 電子の文字 ── モリサワと写研 ワイアード日本版 1997年10月号(3.10
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