2月の代表4連戦。2日のベネズエラ戦を終えた日本代表は、中国、香港、韓国との東アジア選手権に臨む。早いもので、2003年にスタートしたこの大会も今回で4回目。日本、韓国、中国と持ち回りで開催され、ついに一巡して日本での2度目の開催となった。とはいえ、大会の歩みは決して順風満帆だったわけではない。03年にはSARS(重症急性呼吸器症候群)騒ぎで開催が一時延期。08年には、男子の日本対中国の試合で中国の選手がラフプレーを連発し、ネット上では「もう日本は、こんな大会に参加すべきではない!」という憤怒の声が殺到した。いわゆる「冷凍餃子問題」とも絡んで、大げさでなく、国際問題にまで発展しかねない状況であったと記憶する。 政治的にも経済的にも、そして歴史的にも関係が深い国同士の対戦ゆえ、試合が必要以上にヒートアップするのは、やむを得ない部分はあるだろう。それでも、あくまでもスポーツなのだから、フェア