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ブックマーク / sportsnavi.yahoo.co.jp (86)

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|ブーイングの理由(1/2)

    2月の代表4連戦。2日のベネズエラ戦を終えた日本代表は、中国、香港、韓国との東アジア選手権に臨む。早いもので、2003年にスタートしたこの大会も今回で4回目。日韓国中国と持ち回りで開催され、ついに一巡して日での2度目の開催となった。とはいえ、大会の歩みは決して順風満帆だったわけではない。03年にはSARS(重症急性呼吸器症候群)騒ぎで開催が一時延期。08年には、男子の日中国の試合で中国の選手がラフプレーを連発し、ネット上では「もう日は、こんな大会に参加すべきではない!」という憤怒の声が殺到した。いわゆる「冷凍餃子問題」とも絡んで、大げさでなく、国際問題にまで発展しかねない状況であったと記憶する。 政治的にも経済的にも、そして歴史的にも関係が深い国同士の対戦ゆえ、試合が必要以上にヒートアップするのは、やむを得ない部分はあるだろう。それでも、あくまでもスポーツなのだから、フェア

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|凡戦の勝者は誰か?(1/2)

    06年W杯ドイツ大会・ブラジル戦以来の出場となった小笠原。右サイドの攻撃的MFでプレーした【Getty Images】 ワールドカップ(W杯)イヤーとなる2010年。国内における日本代表のファーストマッチは、大分の九州石油ドームで開催された。対戦相手は、南米のベネズエラ代表。この試合については、かねてより心配していることがあった。それは日本代表のコンディションでも、相手チームの気度でもなく、チケットの売れ行きが芳しくないことである。 現地・大分では、試合前日まで、代表戦の告知CMが流れていたという。それも民放3局で「チケット、まだあります!」と宣伝していたのだから尋常ではない。私もホテルで執筆中にチラリと見たが、いかにもありものの映像素材をつなぎ合わせたような作りで、クライアントの慌てっぷりが手に取るように伝わってくる。ちなみに今回のチケットは、最も高いカテゴリー1が6000円、最も安

    xmx3
    xmx3 2010/02/03
    4人のMFのうち中村憲を除く3人が、いわゆる「黄金世代」であることだ。中盤の顔ぶれが、何やら4年前に戻ったかのような錯覚さえ受ける。
  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|黒子が語るオシムとの日々(後編)(1/2)

    「オシムの伝言」(みすず書房)著者であり、前日本代表監督イビチャ・オシムの専任通訳を務めた千田善さんにお話しを伺う後編。今回はオシムが脳梗塞で倒れてからの日々について語っていただいた。これまで数多くの「オシム」が世に出ているが、闘病とリハビリの日々についてこれほど克明に描かれたのは、おそらく書が初めてであろう。何しろ千田さんは、家族も入れないような集中治療室にも立ち会い、闘病から復活までのプロセスをずっと間近で見守り続けていたのである。急報を聞き「今夜は帰れないかも」と言い残して家を出てから、実に1カ月半。それは、代表チームの通訳とはまったく異なる濃密な日々であった。(取材日:1月19日 インタビュアー:宇都宮徹壱) ■闘病中につけていたノート ――いよいよオシムさんが倒れてから回復するお話を伺いたいのですが。倒れたのが07年11月16日のことでしたね それから意識を取り戻すまで、1

    xmx3
    xmx3 2010/01/28
    最初のページを空けておいて、目次が書けるようにしておく取材ノートが、
  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|黒子が語るオシムとの日々(前編)(1/2)

    昨年12月、新たな「オシム」が上梓(じょうし)された。『オシムの伝言』(みすず書房)である。前日本代表監督、イビチャ・オシムが来日して以来、これまでに何冊もの「オシム」が世に出たわけだが、今回の著者は代表監督時代に専任通訳を務めていた千田善さん。最も身近でオシムを見つめてきた人物による回顧録である。それだけではない。千田さんは、オシムの出身地である旧ユーゴスラビア研究の第一人者であり、かつジャーナリストとしてこれまで何冊もの著作を発表している。いわば、あまたある「オシム」の大トリにふさわしい存在であると言えるだろう。 実は千田さんとは、個人的に長いおつきあいをさせていただいている。私のデビュー作『幻のサッカー王国』(勁草書房)での校閲(こうえつ)をお願いしたのが出会いのきっかけで、今から13年前の話だ。以来、取材中にベオグラードでばったり会ったり、結婚式に出席してくださったり、節目

  • http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/headlines/20100119-00000043-kyodo_sp-spo.html

  • スポーツナビ | 全国高校サッカー選手権大会 | 第88回 | コラム・会見 | オランダ1級指導者が分析する高校サッカー(2/2)

    の中学や高校年代の試合を見ているとき、林氏にはもうひとつ気になっていることがある。また、このことが戦術的な判断力が未熟である現状と大きく関係があるという。 「選手同士のコーチングが抽象的なんですね。例えば、相手のスローインになったとき、ピッチ内で誰かが『固めろ!』と声を出す。一見、分かりやすいコーチングだと思うかもしれませんが、ここには落とし穴があります。そもそも、固めるという戦術ができていない状況に対して『固めろ!』と言っても、味方はどうすれば固められるのかが分からない。指示をする選手の名前を呼びながら、『○○、左につけ! △△は10番! □□は5番だ!』と具体的にコーチングすれば、結果として固まっているわけです。『固めろ』と言う必要はない。 こういった様子は選手だけでなく、指導者の指示にもよく見られる。 「例えば『良いポジションを取れ!』と指導者に言われても、選手はどうしてい

  • スポーツナビ|サッカー|ワールドカップ|2010南アフリカ大会|コラム|元日本代表監督オシム氏「夢を見すぎることはよくない」

    サッカーの2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会の組み合わせ抽選会が4日(現地時間)、南アフリカのケープタウンで行われ、4大会連続出場の日はオランダ、カメルーン、デンマークと同じグループEに入ることになった。 日は6月14日、カメルーンとの初戦に臨み、19日にオランダ、24日にデンマークと対戦する。上位2チームが決勝トーナメントに進む。 これを受けて、元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が組み合わせ結果についての印象を語った。 ■日サッカーが進むべき道を示す大会になるかもしれない ――組み合わせ結果を受けての印象は? 3戦全勝を希望しているが、確信することは難しい。楽ではないグループに入ったと率直に感じている。(日本代表は)自分自身をいかにだまして、勝つんだというムードを作らなければならない。ある意味、今回の対戦国に勝利しただけでもサプライズと言えるだろう。 オランダ

  • スポーツナビ|サッカー|ワールドカップ|2010南アフリカ大会|コラム|デンマーク国民が抱く日本代表像

    2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会で、日の対戦相手はオランダ、カメルーン、そしてデンマークに決まった。シード国のオランダ、サムエル・エトーのいるカメルーンに比べて、日におけるデンマークの知名度は低いように思われるが、デンマーク国内では今回の抽選結果を受けて、日に対してどのようなイメージを抱いているのだろうか。 最も多くの購読者数を誇る日刊紙『ユランス・ポステン』では、日を「太陽の息子たち」と紹介している。「個々の資質(とりわけ中盤)は非常に高い」としながら、最大の特性を「集団性」と評価。一方で、「フィジカルに課題を残す」と弱点を指摘する。 最高の選手としては中村俊輔の名前を挙げており、「確かな運動量とフィジカルを備えた、ひらめきのあるプレーヤー。スコットランドで充実した4シーズンを過ごした」と称賛し、「日のプレーの多くは彼を経由する」と分析。また、遠藤保仁を「2

  • スポーツナビ|サッカー|ワールドカップ|2010南アフリカ大会|コラム|カメルーン国内で盛り上がる“打倒、ニッポン”熱(1/2)

    2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会の組み合わせ抽選の結果、日はオランダ、カメルーン、デンマークと同じグループEに入った。8戦8勝で欧州予選を悠々と勝ち上がったオランダ、ポルトガルやスウェーデンのいるグループを1位で抜けたデンマークと対照的に、カメルーンはアフリカ最終予選中盤まで危機にさらされ、監督交代に追い込まれている。しかし、リヨン、レンジャーズ、パリ・サンジェルマン(PSG)などで指揮を執ってきたフランス人監督、ポール・ルグエンを今年7月に迎えてから、チームは見事に復活。残り4試合で全勝して戦行きの切符を手にした、底力のあるチームだ。 ドイツ大会出場を逃したものの、アフリカの強豪としてはW杯で最も厚い歴史を誇るカメルーン。何よりサミュエル・エトー(インテル)、ジャン・マクーン(リヨン)、アレクサンドル・ソング(アーセナル)といったトップクラスのスターを擁する“不屈の

  • スポーツナビ | サッカー|ニュース|オシム氏が日本代表へ忠告「トランポリンを使って大ジャンプする準備を」

    サッカー日本代表監督のイビチャ・オシム氏が3日、東京・国立競技場で行われた会見で、来年のW杯へ臨む日本代表へアドバイスを送った。 2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会をテレビ中継する「スカパー!」のオフィシャルコメンテーター就任会見に出席したオシム氏は、日本代表について「(大会で)サプライズを起こすためには、トランポリンのようなものを使って大ジャンプをする準備をしなくてはならない」と独特の言い回しで表現。さらに「日本代表選手は日サッカーを世界に示すことができる唯一の人たち。その自覚を持って、良い準備をしてほしい」とエールを送った。 今回のW杯予選を振り返ったオシム氏は「圧勝して予選通過したチームが少なかったし、どの国にも勝ち抜けるチャンスがあった。また、フィジカルを武器としてよく走って守備固めをするチームが出てきた」と分析。「大会ではスペクタクルなサッカーが見られ

  • スポーツナビ | サッカー|ニュース|アイルランド協会、FIFAにW杯プレーオフやり直しを申請

    アイルランドサッカー協会は、18日に行われた2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会欧州予選プレーオフのフランス対アイルランド戦の第2戦で、「相手ゴールの際に主審の明らかなミスがあった」ことを理由に、FIFA(国際サッカー連盟)に対し再試合の申し立てを行った。この試合では、延長戦のフランスの決勝点をアシストしたティエリ・アンリのハンドが見逃され、アイルランドが敗退している。 同協会は以下のような声明を発表している。 「今回の主審の誤った判定は、“スポーツは公明正大であるべき”との理念を大きく傷つけるものだ。従って、われわれはFIFAに対し、スポーツのフェアプレー精神を遵守するためにも、再試合を行うことをお願いする」 このアイルランド協会の提訴は、2005年に行われたW杯ドイツ大会・アジア予選プレーオフのウズベキスタン対バーレーン戦の第1戦で重大な誤審があり、FIFAが再試合を

  • スポーツナビ|欧州サッカー|スペイン[リーガ・エスパニョーラ]|レアル・マドリーに求められるサッカーとは?(1/2)

    レアル・マドリーに求められるサッカーとは? (1/2) 木村浩嗣の「帰ってきた・誘惑と憂スペインサッカー」 4日に行われたセビージャ戦の試合前、配られたメンバー表を見て驚いた。レアル・マドリーのサイドを任せられるプレーヤーが1人もいない。クリスティアーノ・ロナウドがけがで抜けた穴を、似たタイプの選手――ドレンテ――で埋めてくると思ったが……。代わりに、ラウル、グティ、カカ、シャビ・アロンソ、マハマドゥ・ディアラと前線のセンター寄りを定位置とする顔ぶれが並んでいる。 サイドアタックを得意とするセビージャ相手に、サイドプレーヤーを置かないペジェグリーニ監督の選択は、レアル・マドリーの両サイドバックを裸にした。左のマルセロがヘスス・ナバスに、右のセルヒオ・ラモスがペロッティに思うがままに突破され続けたのだ。「ロナウドの穴」とはロナウドがいれば、あるいはドレンテが入っていれば、守備の得意(

  • スポーツナビ|欧州サッカー|スペイン[リーガ・エスパニョーラ]|中村俊輔、スコアレスドローに「良いタイミングでボールが来なかった」

    中村俊輔、スコアレスドローに「良いタイミングでボールが来なかった」 第5節 エスパニョル 0−0 シェレス 勝ち点0、得点0、失点11で最下位に沈むシェレスをホームに迎えた第5節。3連勝を目指すエスパニョルのポチェッティーノ監督は、前節ベンチスタートだった中村俊輔を中盤の右サイド、イバン・アロンソをトップ下に入れて試合に臨んだ。 試合は、前半からエスパニョルのペース。しかし、ゴール前に迫りながら、フィニッシュの精度の甘さとシェレスの守備陣の踏ん張りに阻まれ、得点できない。すると、次第にエスパニョルの選手に個人プレーとミスが目立ち始め、大味な内容になっていった。 後半に入ると、前半、全くボールに触れられなかった中村が、しびれを切らしたように積極的にピッチ中央に顔を出し、攻撃に絡み始める。54分、ゴール前でボールを受け、ディフェンスラインの裏に抜けたイバン・アロンソに浮き球のパスを通した

  • スポーツナビ | サッカー|ニュース|町田、来季のJ入会断念=サッカー

  • スポーツナビ | サッカー|ニュース|日本の平均観客数はアジア6位=ACL

    サッカー協会は7日、都内のJFAハウスで会見を行い、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の中間総括を行った。 ACLは今季より大会方式を一新し、大会規模の拡大、マーケティングの充実、ブランドイメージの向上を図っている。会見では、アジアサッカー連盟(AFC)競技部ダイレクターの鈴木徳昭氏がACL改革の意義をあらためて説明し、プロジェクトが順調に進んでいることを報告した。 AFCの発表によると、今季ACLの観客数は103万7702人(グループリーグの94試合)を記録。1試合平均1万1039人を数え、これは昨年(84試合)と比べ、35%増となっている。 観客増の要因について鈴木氏は「今季は決勝トーナメント進出を各グループ上位2チームとしているため、多くのチームにチャンスがあるということで最後まで観客の興味が薄れなかった。実際、グループリーグの第5戦、第6戦の観客数が伸びている」と分析し

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|オランダ人の見た日本代表の弱点(1/2)

    5日に行われたオランダ対日、専門誌には「2−2」と予想した。その根拠は、オランダの攻撃力を日の守備陣が完封できるとは思えなかったが、あらかじめオランダの守備の弱点も見抜いていたからだ。しかし、日はオランダからゴールを奪えず0−3で大敗した。 ワールドカップ(W杯)予選で7戦全勝、失点2と完ぺきなスタッツを誇るオランダだが、そこはサッカーそのものを見極めないと過大評価になる。予選期間中、オランダは4−2−3−1で戦ったが、センターFW(フンテラール、カイト)、2列目(ファン・ペルシ、ファン・デル・ファールト、ロッベン、スナイデル、カイト=FWとの兼任=)という質・量共に十分すぎる布陣が相手を圧倒し続け、セントラルMFのファン・ボメルとデ・ヨングが抜群のコンビを見せていた。しかも、同組のスコットランドとノルウェーにはかつての強さがまるでなかった。こうして、オランダの守備の弱点はカムフラ

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|磐田の“救世主”イ・グノの帰還(1/3)

    “救世主”という言葉を耳にするのは、これで何度目だろうか――。 ジュビロ磐田のイ・グノが7月19日に再来日し、同26日の復帰戦となった横浜F・マリノス戦で、いきなり先制点を決めた。前半6分、DF山脩斗からパスを受けると、トップスピードで走り込み、そのまま右足を一閃(いっせん)。そしてゴール左に吸い込まれたボールを見届けたイ・グノは、ピッチにひざまずいて祈った。敬虔(けいけん)なクリスチャンである彼が、待望のJ復活弾に対して神に感謝をささげるのは当然の行為だが、磐田のファンもまた“神様、仏様、イ・グノ様”と神をあがめるかのように、自分たちの“救世主”が戻ってくることを祈っていた。そして、その願いは通じたのである。 それにしても、イ・グノのJリーグへの順応の早さには驚かずにはいられない。試合中の動きを見ていると、早く試合をしたくてうずうずしていたことが、よく分かる。今季4月に磐田に加入す

  • スポーツナビ│サッカー│コラム│ インターハイが抱える4つの問題点(1/2)

    インターハイは35分ハーフで行われるが、試合への影響を考えると40分ハーフを導入すべきとの声がある【写真は共同】 前橋育英高校の優勝で幕を閉じた2009年のインターハイ。今大会の全日程を取材してみて、あらためて『インターハイはどうすべきなのか?』を考えされられた。『インターハイはどうすべきか?』――。問題点としては以下の4つが挙げられる。 (1)35分ハーフについて (2)給水について (3)連戦について (4)登録人数について この4つの問題点はすべて関連性があり、以前からずっと議論されていることでもあるが、やはり今年も熟考すべき問題となって浮かび上がった。 ■番狂わせの原因は35分ハーフ まず、(1)『35分ハーフについて』は、プリンスリーグの導入により、ユース年代は45分ハーフでの試合が通常化したことに起因する。4〜5月は多くの試合を45分ハーフで戦いながら、インターハイ予

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|ミラー監督の解任について=「犬の生活・特別編」(1/2)

    ジェフ千葉のアレックス・ミラー監督が解任されました。解任そのものについては驚きではありませんが、タイミングについては予想外でした。第19節時点で降格圏の16位、ホームでわずか1勝ですから、解任そのものは不思議ではありません。分からないのは、千葉のフロントが「ブレた」のかどうかです。 三木博計社長のコメントを読むと、解任理由はシンプルに「結果」によるものでしょう。クラブがミラー監督に「成績」だけを期待していたとすれば、解任は合理的な判断だといえるでしょう。結果のために契約し、成績不振で解任した。ブレはありません。しかし、クラブがミラー監督の下に千葉の「スタイル」を作り上げようという意図があったとすれば、このタイミングでの解任が適切かどうかは分からなくなります。江尻篤彦新監督の指向するサッカーがミラー前監督と同じか、その延長線上にあるとすればブレはありません。「スタイル」を作り上げるには、ど

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|広島が起こすセンターバック革命(1/2)

    「渡邉選手がずっとついてくるんです。どこに行っても」 6月27日、対京都戦の試合後に語った槙野智章の言葉である。センターバックの槙野に対し、京都のアタッカー・渡邉大剛が後半開始早々からずっとマンマークについていたことに対するコメントだ。 実際、京都・加藤久監督は渡邉に対し、「槙野が左右に逃げても、追いかけていけ」と指示を出していた。25分、ストヤノフのスルーパスに飛び出した槙野がペナルティーエリア内で完全にフリーになったシーンを見ても、あるいはその前節・神戸戦での豪快なゴールを考えても、彼の脅威は明白。加藤監督は「槙野を抑えることが広島の攻撃力を半減させるための条件」と考え、渡邉の攻撃力をある程度犠牲にしてもマンマークが必要と考えたのである。 「こんなことは経験がなかった。ちょっと、びっくりした」と槙野は言う。確かに、渡邉が与えられたタスクを忠実にこなしたことで、後半の槙野はチャンス