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ブックマーク / nazology.net (85)

  • 「フジツボ」からどんな出血も15秒で止血できる接着剤を開発 - ナゾロジー

    失血死がなくなるかもしれません。 8月9日にMIT(マサチューセッツ工科大学)の研究者たちにより『Nature Biomedical Engineerting』に掲載された論文によれば、動脈などからの激しい出血がある状態でもわずか15秒で止血できる接着剤の開発に成功したとのこと。 新たに開発された接着剤はフジツボが濡れた岩やクジラの皮膚に、くっつくために使う仕組みを参考に作られており、水気によって「ヘタる」ことなく、瞬時に止血が可能です。 実用化されれば、古くから死因の上位を占めてきた失血死を、激減させることができるでしょう。 新たな接着剤は、いったいどんな仕組みで傷を塞ぐのでしょうか? ※記事には血管モデルやブタの肝臓からの出血描写を含む動画が含まれておりますので、苦手な方はご配慮ください。

    「フジツボ」からどんな出血も15秒で止血できる接着剤を開発 - ナゾロジー
  • 練習中ではなく「頻繁な休憩」がスキルを上達させると判明 - ナゾロジー

    上達したいなら頻繁に休んだほうがいいかもしれません。 2021年にアメリカの国立衛生研究所(NINDS)の研究チームは、ピアノのような新しいスキルを習得する練習では、頻繁な休憩を行う方が効果的な上達ができるという研究結果を報告しました。 またこの研究では、スキルの上達は練習中には起こらず、休憩中にのみ発生することが示されています。 新しい技術を習得しようとすると、私たちの脳内ではどのようなことが起こっているのでしょうか? この研究にかんする論文は、2021年6月8日付で科学雑誌『Cell Reports』に掲載されています。

    練習中ではなく「頻繁な休憩」がスキルを上達させると判明 - ナゾロジー
  • 心の中の声が聴こえない?「無内言症」とその影響 - ナゾロジー

    「内なる声」なしで生きる人々がいる内なる声、または内言(inner speech)は、私たちが心の中で行う自己対話のことを指し、他人とコミュニケーションをとるために発する言葉は「外言」として区別されています。 マンガにおいては「吹き出し」として表記される言葉が外言、心の声(モノローグ)として記載される部分が内言と言えるでしょう。 認知科学において内言は計画、問題解決、自己反省、感情の調整など、多くの認知活動に関与し、私たちが日常生活で意思決定を行い、感情を整理し、社会的状況に適応するのを助けてくれていると考えられています。 また、外国語をコミュニケーションに使用するためには、一定期間内なる声を用いて練習する必要があり、この内なる声が効果的に使えるようになって初めて、第二言語の習得が進むと言われています。 これまでの内なる声に関する研究でも、内なる声は前頭前野と側頭葉の特定の領域で生成される

    心の中の声が聴こえない?「無内言症」とその影響 - ナゾロジー
  • 単一原子が「量子的な波」に変化する様子を視覚的に捉えることに成功! - ナゾロジー

    単一原子が量子的な波として広がっていく1920 年代、のパラドックスで知られるシュレディンガーは、波動方程式によって粒子が持つ波と粒子の二重性を表現することに成功しました。 新たな研究では単一の原子が波のように振る舞う様子を鮮明な画像として記録することに成功しています。 量子の奇妙な世界では、粒子は特定の場所に固まって「存在する」のではなく、空間のなかで「存在確率が分布する」というあやふやな状態にあることが知られています。 ですがシュレーディンガーの波動方程式を使うと、ある粒子が特定の場所に存在する確率密度を導き出すことが可能になります。 単一原子が量子的な波として広がっていく / Credit:Joris Verstraten et al . In-situ Imaging of a Single-Atom Wave Packet in Continuous Space . arXiv

    単一原子が「量子的な波」に変化する様子を視覚的に捉えることに成功! - ナゾロジー
  • 頭に巻くだけ!新しいうつ病の治療法「磁場ヘッドバンド」を開発! - ナゾロジー

    うつ病治療のスタンダードが大きく変わるかもしれません。 うつ病は現在、精神療法や薬物治療が一般的ですが、すぐに効果が現れなかったり、副作用が出るなどの問題があります。 しかし名古屋大学大学院 医学系研究科はこのほど、患者にヘッドバンドを装着して、そこから超低周波磁場を発生させることで、うつ症状の改善が見られたことを発表しました。 治療効果はわずか4週目から現れ、さらに人体への有害な作用も見られなかったとのことです。 研究の詳細は2024年3月26日付で科学雑誌『Asian Journal of Psychiatry』に掲載されています。

    頭に巻くだけ!新しいうつ病の治療法「磁場ヘッドバンド」を開発! - ナゾロジー
    yomayoma
    yomayoma 2024/04/19
    ”ヘッドバンド型だけでなく、枕の下に敷けるエルフ・エルメ装置も開発しているとのこと”
  • 頭に来たことを「紙に書いて捨てるだけで」怒りがキレイに消えると判明! - ナゾロジー

    「怒り」を鎮める簡単な方法が新たに見つかりました。 名古屋大学大学院 情報学研究科のチームは、自分が怒りを感じた内容や状況を紙に書いてゴミ箱に捨てることで、気持ちが怒りを感じる前の状態にまで鎮まることを発見。 さらにゴミ箱に捨てるだけでなく、その紙をシュレッダーにかけることでも怒りが消えたとのことです。 この方法は家庭や職場で怒りを効果的にコントロールする方法として役立つと期待されます。 研究の詳細は2024年4月9日付で科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されました。

    頭に来たことを「紙に書いて捨てるだけで」怒りがキレイに消えると判明! - ナゾロジー
  • 脳が鮮明に見える!世界最強の磁束密度で脳をスキャンするMRI「イズールト」 - ナゾロジー

    世界で最も強力なMRIスキャナー、通称「イズールト(Iseult)」が開発され、初めて人体での臨床試験が実施されました。 イズールトはフランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)がドイツ技術者たちと協力し、20年の歳月をかけて完成させた最新のMRIです。 これは通常3T(テスラ)のMRIの磁束密度を、11.7Tまで出力を上げたもので、これにより一般に使用されているMRIの10倍以上の高解像度で脳をスキャンすることができるといいます。 一体どのくらいの違いがあるのか、実際のスキャン画像をもとに見比べてみましょう。 World’s most powerful MRI scans first images of human brain https://medicalxpress.com/news/2024-04-world-powerful-mri-scans-images.html#googl

    脳が鮮明に見える!世界最強の磁束密度で脳をスキャンするMRI「イズールト」 - ナゾロジー
  • 自分の性格を意識的に変える「4つの重要なステップ」が明らかに - ナゾロジー

    新たに報告された研究は「自分の性格を変えたい」と思っている人のための指針を提示しています。 米セントルイス・ワシントン大学(WashU)とスイス・チューリッヒ大学(University of Zurich)の2人の心理学者は、先行研究のレビューを通じて、自分の性格を変えるには4つの重要な要因が関与していることを発見しました。 これら4つの要因は、性格を変えるプロセスにおける道しるべのようなものです。 これを順番通りに実践することで、自分の性格を意識的に変えられるかもしれません。 研究の詳細は2024年3月15日付で学術誌『Nature Reviews Psychology』に掲載されています。 Research review suggests four key mechanisms are involved in changing one’s personality https://med

    自分の性格を意識的に変える「4つの重要なステップ」が明らかに - ナゾロジー
  • 約1億人を調べた史上最大規模の研究で新型コロナワクチンの健康リスクが明らかに - ナゾロジー

    約1億人を調べた結果です。 デンマークの国立血清研究所(SSI)をはじめとした国際研究によって、新型コロナウイルスワクチンの健康リスクが示されました。 9900万人を対象とした史上最大規模の研究で、主としてファイザーとモデルナの開発したmRNAワクチンおよびアストラゼネカが開発したウイルスベクターワクチンの3種類でみられた、副反応13種が調べられています。 なお今回の記事はワクチンの有害性を強調するものではありません。 また最終的な結論として、ワクチン接種の利点が健康リスクを上回っていたことも、あえて先に述べてさせて頂きます。 その上で、新たに判明した副反応を報告します。 対象となる副反応は、心臓にかんする「心筋炎(MYO)、心膜炎(PER)」。 脳脊髄や末梢などの神経系にかんする「ギラン・バレー症候群(GBS)、横断性脊髄炎(TRM)、顔面麻痺(BP)、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、熱

    約1億人を調べた史上最大規模の研究で新型コロナワクチンの健康リスクが明らかに - ナゾロジー
  • テキストの指示だけでハイクオリティ動画を制作!OpenAI の動画生成AI「Sora」 - ナゾロジー

    動画もAIに作らせる時代がきたOpenAI が文章から動画を生成してくれる超高性能AIが発表! / Credit:OpenAI「未来の映画監督はAIかもしれない」というのは、もはや空想の話ではないかもしれません。 OpenAIが2月15日(米国時間)発表した「Sora」は、まるで魔法のようにテキストから動画を生み出すAIモデルです。 OpenAIと言えば、会話型AIChatGPT画像生成ツールのDall-Eでその名を馳せていますが、動画を生成するAIツールとしては、Soraがその初陣を飾ります。 Soraの魔法は、ただの動画を超えたもの。最大60秒の長さで、細部までこだわり抜かれたシーン、カメラワークの鮮やかな動き、感情豊かなキャラクターたちを生み出します。これまでの動画生成AIがせいぜい数秒のクリップに留まっていたことを考えると、動画の長さはもちろん、その質においてもSoraはこれま

    テキストの指示だけでハイクオリティ動画を制作!OpenAI の動画生成AI「Sora」 - ナゾロジー
  • 「漠然とした不安」が生じる脳領域を特定!人為的操作で不安を打ち消すことにも成功 - ナゾロジー

    「少くとも僕の場合は唯ぼんやりした不安である。何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である」 作家、芥川龍之介は死後に見つかった手記の中で、自殺の理由についてそのような言葉を残しています。 そういう得体の知れない不安に襲われることは誰しもあることです。 では、この不安感はどこから生じているのでしょう? 東北大学は新たな研究で、この得体の知れない不安を引き起こしている脳領域の特定に成功しました。 さらにマウス実験では、その脳領域を光を使った光遺伝学的な操作をすることで不安感を人為的に抑制することができたのです。 この成果は不安障害の新たな治療戦略として大いに期待されます。 研究の詳細は2024年2月10日付で科学雑誌『Neuroscience Research』に掲載されました。

    「漠然とした不安」が生じる脳領域を特定!人為的操作で不安を打ち消すことにも成功 - ナゾロジー
    yomayoma
    yomayoma 2024/02/18
    “アストロサイトを人為的にアルカリ化することで、不安感にともなう酸性化を打ち消し、抗不安作用が生まれるのではないでしょうか”
  • チェルノブイリを徘徊するオオカミたちは突然変異で抗がん能力を獲得していた - ナゾロジー

    1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故により、周辺地域には放射性物質がまき散らされました。 そして、現在のウクライナとベラルーシにまたがる原発から半径30kmの区域が「チェルノブイリ立入禁止区域」となりました。 今もなお、人間の立ち入りは制限されていますが、この区域を徘徊するオオカミたちにはある特別な変化が生じているようです。 アメリカのプリンストン大学(Princeton University)に所属する進化生物学者のカーラ・ラブ氏によると、チェルノブイリ立入禁止区域のオオカミたちには、がんに関連した遺伝子的変異が生じているというのです。 オオカミたちは毎日、人間における法的安全限界の6倍に当たる放射線を受け続けているにも関わらず、その影響に対して驚異的な回復力を示していたのです。 この新しい研究は、2024年1月にワシントン州で開かれた生物学に関する年次総会「Society for

    チェルノブイリを徘徊するオオカミたちは突然変異で抗がん能力を獲得していた - ナゾロジー
    yomayoma
    yomayoma 2024/02/17
    “人間を対象とした安全限界の6倍に相当する放射線を受け続けているにもかかわらず、その影響に対して高い回復力をもっている”
  • 小惑星落下を衝突3時間前に予報!偶然ではない「火球」の撮影が実施される! - ナゾロジー

    衝突前に小惑星を発見!小惑星を最初に発見したのは、ハンガリーにあるコンコリー天文台・ピスケーシュテテー観測所の天文学者であるクリスチアン・サルネツキー(Krisztián Sárneczky)氏です。 サルネツキー氏は1月20日の現地時間22時48分頃に、観測所の天体望遠鏡を使って、地球に飛来する直前の小惑星を発見しました。 同氏は暫定的に「Sar 2736」と命名しましたが、後に小惑星センター(MPC)によって「2024 BX1」の符号が与えられています。 こちらがサルネツキー氏の観測した2024 BX1の映像です。 The discovery images of the imminent impactor #2024BX1 (aka #Sar2736 ) with the 60-cm Schmidt Telescope at #Piszkéstető Mountain Station,

    小惑星落下を衝突3時間前に予報!偶然ではない「火球」の撮影が実施される! - ナゾロジー
  • セロトニン低下によって「やる気」が落ちる仕組みが明らかに! - ナゾロジー

    セロトニン不足はどのように意欲を低下させるのか?セロトニン不足はどのように意欲を低下させるのか? / Credit: canvaセロトニンは私たちの「やる気」や「元気」と深く関わる物質です。 セロトニンレベルが低下すると、気分や意欲が落ち込むだけでなく、イラつきを引き起こしたり、行動にかかるコストに敏感になるなど、様々な面で悪影響を起こすことが報告されています。 他方で、セロトニンを増やす薬はうつ病に見られる不安や意欲低下の治療薬として用いられています。 しかし「セロトニンの低下がどのようなプロセスで意欲生成を阻害し、やる気の低下に繋がるのか」という詳しい仕組みは解明されていません。 また脳内に10種類を超えるとされるセロトニン受容体のうち、どれがこの仕組みに関係しているかも不明です。 現状の治療薬は即効性が低いという問題点があり、これらの仕組みの理解はその改善に役立つと期待されています。

    セロトニン低下によって「やる気」が落ちる仕組みが明らかに! - ナゾロジー
  • 大地震の数時間前に予測する方法を発見!地震予測技術に革命 - ナゾロジー

    安全に避難を行うためには十分な猶予です。 フランスのコート・ダジュール大学(UCA)で行われた研究によって、大地震が起こる2時間ほど前になると、震源地となるプレートや断層でゆっくりとした「横方向の滑り」が起きていることが発見されました。 これまで大地震の前兆となる現象を確認しようと多くの研究が行われてきましたが、どの地震にも広く適応できるような共通現象をみつけることはできていませんでした。 研究者たちは「今回の発見によって大地震は事前に予測可能であることが判った」と述べています。 また既存の地震警報システムと組み合わせることで、数秒ほどしかなかった猶予が数時間単位に拡大させ、多くの人々の命を救えるようになるでしょう。 不可能と考えられていた大地震の事前予測を、研究者たちはどのように発見したのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年7月20日に『Science』にて「The precurso

    大地震の数時間前に予測する方法を発見!地震予測技術に革命 - ナゾロジー
    yomayoma
    yomayoma 2023/12/31
    “最低でも「1mm」の動き、理想を言えば「0.1mm」の動きを測定できるGPSセンサーがあれば、前兆を検知することができるでしょう”
  • 実は未だにないノロウイルス特効薬「開発の鍵にラマの抗体」 - ナゾロジー

    感染すると急性胃腸炎を引き起こすノロウイルス。 嘔吐や下痢、発熱など強い症状がでるため、乳児や高齢者にとっては命の危険にもつながりかねない病気です。 さらにノロウイルスはアルコールで消毒できず、感染力が非常に強いため看病をしている家族にも襲い掛かります。 そんな恐ろしいウイルスにも関わらず、未だノロウイルスには予防のためのワクチンも治療のための特効薬もありません。 しかし、ノロウイルスの特効薬の実現は意外に早いかもしれません。 アメリカのベイラー医科大学(BCM)の研究グループはラマの抗体によってノロウイルスを無力化できたことを発表しました。 この研究はNature Communicationsに2023年10月16日付けで掲載されています。 Llama power: can tiny llama nanobodies improve norovirus anti-viral therap

    実は未だにないノロウイルス特効薬「開発の鍵にラマの抗体」 - ナゾロジー
  • 「クソが!」と汚い言葉を叫ぶと身体の痛みだけでなく、心の痛みも緩和される - ナゾロジー

    「チクショー!」と叫ぶと痛みに強くなるようです。 椅子の脚に小指をぶつけた時など、思わず「チクショー!」のように汚い言葉を大声で叫んだことはありませんか。 英国キール大学のリチャード・ステファン氏(Richard Stephans)らの研究では、汚い言葉を大声で出した方が、痛みが軽減されることを報告しています。 この現象が生じる理由は、大声で罵ることで、闘争・逃走反応が起き、覚醒状態になることで、痛みの抑制が働いたのではないかと考えられてます。 また近年では、孤独や恥のような社会的ストレスを感じた際に大声で罵った場合にも、心理的苦痛が軽減することが分かっています。 研究の詳細は、学術誌「Neuroreport」にて2009年に8月5日に掲載されました。

    「クソが!」と汚い言葉を叫ぶと身体の痛みだけでなく、心の痛みも緩和される - ナゾロジー
    yomayoma
    yomayoma 2023/12/27
    “最も有力な仮説は、罵倒などの攻撃的な言葉を叫ぶことが、闘争・逃走反応を生むというものです”
  • 「自殺を考える人」は血中に検出可能な変化が起きていた!しかもその成分は男女で違う - ナゾロジー

    自殺の認識が変わるかもしれません。 米国のカリフォルニア大学(UC)で行われた研究によって、男女で異なる5つの化合物の血液濃度を測定するだけで、自殺念慮の高い人を90%以上の精度で特定できることが示されました。 また研究では男女共通の自殺念慮の因子として「ミトコンドリアの機能低下」を示す化合物も特定されました。 ミトコンドリアは細胞内のエネルギー生産工場として機能しているだけでなく、脳と体の間の信号を調整する「ミトコンドリア情報処理システム(MIPS)」の中枢を担っており、機能不全は全身の細胞に大きな悪影響を及ぼすと考えられています。 このことから研究者たちは、プレスリリースにて「自殺未遂は実際には、細胞レベルで耐えられなくなったストレスを(死によって)止めようとする、より大きな生理学的衝動の可能性がある」との仮説を提唱しています。 研究内容の詳細は2023年12月15日に『Transla

    「自殺を考える人」は血中に検出可能な変化が起きていた!しかもその成分は男女で違う - ナゾロジー
  • 一番最後に簡単な仕事をこなすと楽に感じる「簡単付加効果」 - ナゾロジー

    仕事終わりに簡単なタスクをこなすことで全体を通して楽だったと感じるようです。 米国のバージニア工科大学のエドワード・ライ氏(Edward Lai)らの研究チームは、簡単なタスクを行うタイミングを実験的に操作し、行なった作業の難易度や満足感の評価が変わるかについて検討しました。 実験の結果、作業の最後に簡単なタスクを行った方が全体的に作業の難易度が簡単で、疲労感が少ないと感じる傾向が確認されました。 この現象は「簡単付加効果(The easy addendum effect )」と呼ばれています。 研究チームは「簡単付加効果を使えば、日々の活動をより簡単だと感じることができるかもしれない。面倒なタスクを楽な感覚で終えることで、満足度やモチベーションが増加する可能性が考えれる」と述べています。 研究の詳細は、学術誌「The Journal of applied psychology」にて202

    一番最後に簡単な仕事をこなすと楽に感じる「簡単付加効果」 - ナゾロジー
  • AIの生成した顔はもはや本物の人間と識別できない!(ただし白人に限る) - ナゾロジー

    今年公開された映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』では、御年81歳のハリソン・フォードがAI技術によって、37歳の若きインディとしてスクリーンに蘇りました。 その物と見紛うばかりのリアルさに驚いた人も少なくないでしょう。 実際、AIの生成した顔と物の顔はもはや見分けられない領域に来ています。 特に豪オーストラリア国立大学(ANU)の最新研究によると、私たちはAIの作った「白人」の顔ほど物の人間と思い込みやすいことが判明したのです。 一方で、アフリカ系やアジア系では同じ結果が見られなかったという。 一体なぜでしょうか? 研究の詳細は、2023年11月13日付で科学雑誌『Psychological Science』に掲載されています。

    AIの生成した顔はもはや本物の人間と識別できない!(ただし白人に限る) - ナゾロジー