東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質の影響が海洋生態系に広がっている。東北地方で放射性セシウムを含む魚介類が次々に見つかったほか、東京湾の魚からも微量のセシウムが検出された。海底での食物連鎖や河川からの流入で汚染の長期化が懸念されており、専門家は継続的な監視が必要だと指摘している。(伊藤壽一郎)河川から流入 日本原子力研究開発機構が3月に発表した試算によると、福島第1原発から出たセシウム134と同137は計2万4700テラベクレル(テラは1兆)で、約7割の1万7100テラベクレルが海洋に入ったとみられる。陸上と海上の放射線量から推計した。 原発の汚染水経由で海に直接流入したのは7100テラベクレルで、残る1万テラベクレルは大気中に拡散してから海面に降下したという。 これを基にセシウム137の海洋拡散をシミュレーションしたところ、1リットル当たり0・1ベクレル以上の海水は3月時点で
4月に食品中の放射性セシウムの新基準値が適用されて以降、5月17日までに全国の自治体などから計2万3657件の検査結果が厚生労働省に報告され、うち622件が新基準値を超過している。いずれも野菜や魚などの一般食品(同100ベクレル)だった。 検査結果を食品群別で見ると、基準値超えが最も多いのは農産物で370件。水産物は245件だった。 都道府県別では福島が最も多く、検査した3601件のうち256件が超過した。水産物は707件を検査し、約25%にあたる175件が超過。ヒラメやマコガレイなど35種に及ぶ。一方、農産物は、1558件検査して、超過は約5%の80件だった。 福島、宮城、岩手の被災3県では、農産物計2168件を検査し、超過は253件で約12%。一方、水産物は、計1186件を検査し約17%にあたる196件が超過した。
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福島県は14日、東京電力福島第1原発事故を受けた18歳以下の医療費無料化を10月1日に始めると正式決定した。約47億円の補正予算案を6月議会に提出する。子育てしやすい環境を整備し、人口減少を食い止めるのが狙いで、これまで秋からの実施方針は固まっていた
東京電力福島第1原発事故から1年以上が経過。放射性物質を含んだ汚染水の新たな流出は限定的とされているが、海は有効な除染技術が確立されているとは言えず、海の汚染状況についてはいまだ見えないところも多い。これまでの検査では、放射性セシウムの濃度が低くなった海水魚がある一方、4月から適用された食品中の放射性セシウムの新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超え、出荷停止の指示を受ける海水魚も相次いでいる。こうした濃度の差はなぜ起こるのか。(油原聡子) 茨城県は18日、約1年にわたり、出荷販売の自粛を要請していた県央部海域のコウナゴ(イカナゴの稚魚)について、自粛を解除したと発表した。検査した結果、最大で6・7ベクレルだったという。 同県では、昨年4月に北茨城市沖で採取したコウナゴから当時の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を上回る526ベクレルを検出。今年も漁期を迎えたため、各海域で検査を
食品などに対する放射能の基準値が4月1日(2012年)から厳しくなったが、実態は穴だらけだった。松田利仁亜アナが「そもそも検査はきちんと行われているのか。宮城県亘理町の魚の水揚げから検査までを取材したところ、問題点が見えてきましたし、それについて国の対応も聞いてきました」と報告する。 魚は検査結果出るまで2日間―その前に大半が出荷 亘理港で水揚げされたフグ、カレイ、ハギ、ソイ、マスの5種類について、松田はこう報告する。「検査が必要なのは過去1年間で50ベクレルを超えた魚です。このうち、ハギは50ベクレルを超えた事がないので検査からは外され、カレイ、ソイ、マスは50ベクレル以下の検査に必要な量5キロもとれていないので検査対象外。この日500キロとれたフグだけが検査となりました。ただ問題は検査のスピードです」 検査のフグは午後4時に横浜の水産総合研究センターに発送され、届いたのは翌日午前11時
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国内有数の食品コンビナートを抱える千葉県船橋市は21日、これまで市が行っていた市内産農産物の放射性物質検査について、6月から対象を農産物だけでなく市内のコンビナートなどで製造・加工された食品にも広げると発表した。国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えた場合、市保健所が回収を命じるという。 同市では食品コンビナートを中心に多くの総菜や弁当などが製造されており、主に製品は首都圏のスーパーやコンビニエンスストアなどに流通。そのため、市が先手を打って信頼性確保に乗り出した形だ。 検査は食品衛生法に基づくもので、今年度は約100検体を調べ、放射性物質が一般食品で100ベクレル、乳幼児用食品で50ベクレルの基準値を超えていないかを確認する方針。 また、4月に市内産タケノコから基準値超の放射性セシウムが検出されたことを受け、市は農産物の検査対象品目数を15から140に拡大することも決定。6月から
雨水をためて庭の水まきなどに使う雨水利用。福島原発事故の放射性物質による雨水への影響を福井工業大(福井市)の准教授、笠井利浩さんが調べたところ、「雨水タンクの底にたまる泥(底質泥)に放射性セシウムが蓄積しやすい半面、雨水そのものは安全」との分析結果が出た。市民グループは「正しい情報を基に、雨水の利用を進めたい」としている。 (白井康彦) 「雨水の放射能汚染は大丈夫でしょうか」。雨水利用を研究する笠井さんが十二日、福井市内の公民館で話した科学教室。終了後に、聴衆の一人が歩み寄って質問してきた。
原子力関連施設が立地する下北半島4市町村への電力会社や関連団体からの寄付金総額が、むつ市で30億6千万円、六ケ所村で32億円に上ることが20日、両市村への取材で分かった。寄付金は電力会社側に内容を公表する義務がないため表面化しにくく、「透明度を高めるべきだ」との声も多い。原子力関連施設の立地自治体が、電源三法交付金などのほか、〝見えない核燃・原発マネー〟へも依存する実態が浮き彫りとなった。
成田市や佐倉市など印旛郡市九市町は二十一日、東京電力福島第一原発事故を受けた放射性物質による汚染対策に要した費用として、計約二億六千万円を東電に請求した。 請求額は今年三月末までの分で、成田市一億五千七百万円、八街市六千百万円、印西市千四百万円など。内訳は放射線測定機器の購入、放射線測定委託、除染、焼却灰の処理や保管費用など。
【シンガポール=佐藤大和】シンガポール政府が外国人の就労ビザの発行を厳しくし、富豪から単純労働者まで海外人材を幅広く受け入れてきた外国人優遇政策の修正に動き始めた。外国人流入が貧富の差の拡大に結びついているとして、国民の不満が高まっているためだ。26日の国会議員の補選では与党が予想外の苦戦を強いられている。同国政府は1月、外国人の就労ビザの発給を厳しくした。主に一般職が対象になるビザについて企
関連トピックス原子力発電所バラク・オバマ東京電力辞意を表明した米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長 米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長が21日、辞意を表明した。声明によると、後任が決まり次第、辞任するという。 ヤツコ氏は2009年5月、オバマ大統領の指名で委員長に就任。任期をあと1年余り残していた。理由は明らかにされていないが、昨年秋、他の4人の委員がヤツコ氏の運営手法を批判する書簡をホワイトハウスに送り、米議会が調査に乗り出す事態になっていた。 ヤツコ氏は原発の安全に対して厳しい姿勢で知られ、今年2月、米国で34年ぶりにNRCが原発建設を認可した際には、「東京電力福島第一原発事故の教訓がまだ規制に十分反映されていない」として、ただ1人反対票を投じた。(ケープカナベラル〈米フロリダ州〉=行方史郎) 関連記事米、原発増設さらに2基認可(3/31)〈ロイター〉米原子力規制委
【動画】宇宙から見た部分日食 衛星「ひので」がとらえる太陽観測衛星「ひので」が撮影した部分日食のX線太陽画像、最大食=21日午前6時41分、JAXA/国立天文台提供太陽観測衛星「ひので」が撮影した部分日食のX線太陽画像、部分日食開始から2分後=21日午前6時35分、JAXA/国立天文台提供太陽観測衛星「ひので」が撮影した部分日食のX線太陽画像、部分日食終了の2分前=21日午前6時48分、JAXA/国立天文台提供 太陽と月の競演を宇宙からお届け――。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は21日、太陽観測衛星「ひので」がX線でとらえた部分日食の画像を公開した。 高度約700キロを時速約2万7千キロで周回している「ひので」は日食帯を4回通過。1回目に、太陽コロナを背景に、月が手前を通過する様子を撮影したほか、午前6時41分(日本時間)には、太陽が最も欠ける「最大食」をフィリピン上空で撮影した。
関連トピックス枝野幸男原子力発電所東京電力 枝野幸男経済産業相は21日、東京都内のホテルで講演し、全国の原子力発電所の運転停止が長引いた場合、「来年の夏は(東京電力以外でも)全国的に電気料金が10%ほど上がる」との見通しを明らかにした。原発の代わりに使っている火力発電所の燃料費がかさむためという。 燃料費増を受け、東電はすでに企業向けで値上げに踏みきり、家庭向けでも申請している。ほかの電力各社は自ら積み立てたお金で経費増をまかなっているため、現時点で値上げの動きはない。ただ、枝野氏は、「経営合理化では吸収できない」との見方を示した。 関連記事東電事業計画、政権が認定 電気料金10%値上げ盛る(5/9)原発再稼働の判断「経済性も考慮」 枝野経産相(4/24)原発停止で「電力各社、料金値上げも」 電事連会長(4/13)原発再稼働判断、関電に工程表作成指示へ 枝野経産相(4/6)原発再稼働、
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