戦争が近づいている恐怖感が、私を当選させた――。先の参院選の1人区で自民党は圧勝し、全国で落とした選挙区はわずか2つ。その1つが沖縄選挙区だ。沖縄社会大衆党というローカル政党から出馬した糸数慶子参院議員は、「平和の一議席」と呼ばれる勝利を手にした。その背景には沖縄の人々が、戦争への危機感を高めていることがある。尖閣問題、そして改憲…。その先に戦争が見えるという。「本土」にいては分からない未来を、沖縄県民はとらえている。その代弁者、糸数議員が「戦争と平和」と語る。 先の参院選では、自民党が圧勝する中、糸数さんは自民党候補を破って当選しました。奇跡的な勝利に見えますが、何が糸数さんを後押ししたのでしょうか。 糸数:自民党が圧勝したのは、民主党政権が国民の期待を担って政権交代を果たしたにもかかわらず、期待に応えられなかったからです。それが3年半も続いたことが、民主党政権の崩れていく1つの要因だっ
外出先でも仕事ができて便利なノートパソコン。営業担当者だけでなく、在宅勤務ができるようにノートパソコンを全社員に配布する企業も珍しくない。 そんななか、営業担当者など外回りの社員からパソコンを没収する企業がでてきた。ノートパソコンの代わりにタブレット(多機能携帯端末)を配布するのだ。 米調査会社IDCによると、2015年にはタブレットがノートパソコンの出荷台数を抜くと言う。家庭用を中心にノートパソコンがタブレットに置き換わると言われているが、仕事用の道具としてもタブレットはノートパソコンに置き換わるのだろうか。 2010年に米アップルのタブレット「iPad」が登場した時、企業が営業担当者にタブレットを配布することが流行った時期がある。商談時に顧客に資料を見せやすいため、導入が広がった。だがタブレットはノートパソコンに比べて入力がしづらい。見積書やプレゼン資料などを作成するのにタブレットは不
カネボウ化粧品が発売している美白化粧品を使用した顧客の中に、肌がまだらに白くなる「白斑」という症状が出た問題が拡大している。 9月1日時点の発症者は約1万人。白斑とカネボウ製品の関連性が最初に指摘されてから自主回収に踏み切るまで、時間がかかったことが被害を拡大させた原因であることは間違いない。当然、カネボウの情報管理のあり方は今後厳しく検証されるべきだ。 ただ、一方で、この問題は「医薬部外品」のあり方にも同時に疑問を投げかけているように思う。 7月上旬、カネボウが問題の美白化粧品の自主回収を発表するために開いた記者会見。夏坂真澄社長のある発言がひっかかった。 「問題の原因と思われる美白成分、ロドデノールは厚生労働省の承認を得ています」 配られた資料を見ると、回収対象の商品はどれも医薬部外品。そもそも、医薬部外品って何なのか。 あるドラッグストアで調べてみたところ、ハンドクリームは15品目あ
蛯谷敏 日経ビジネス記者 日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。 この著者の記事を見る
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く