行き場失う「除去表土」 郡山で搬出先住民が反対 郡山市は27日、県の調査で放射線量が高かった同市の薫小と鶴見坦保育所の校庭・園庭で表土の除去作業を実施、一定の効果を確認した。しかし、表土の処分先とした河内埋立処分場の周辺住民の不安の声を受け、市は急きょ、表土搬出を取りやめた。同日夜に河内クリーンセンターで開催した住民説明会では、住民から「なぜ事前に説明がなかったのか」「なぜ市長が来ないのか」「表土を持ってくるな」といった怒りの声が相次ぎ、”見切り発車”ともいえる市側の準備不足が浮き彫りとなった。 説明会には住民約100人が出席。冒頭、柳沼大太郎生活環境部長が「ご心配をお掛けして心よりおわび申し上げる」と謝罪。経過説明した渡辺伸市清掃課長が「除去した表土は放射線の数値が高くないため、いったん埋立処分場に保管し処分する予定」と説明すると、住民から一斉に怒声が上がった。質疑応答では、「責任は