笠間市などの県産食材を使った料理を提供する同市のアンテナ食堂「かさま結(ゆい)マール」が18日、東京都文京区の東洋大学白山キャンパスにオープンした。笠間市は農産物のPRや消費拡大、笠間の認知度アップを図るほか、将来は若者が笠間を訪れ、自然や文化、地域との交流を広げるグリーンツーリズムも活発化させたい考えだ。 かさま結マールの運営を担当するのは笠間市農業公社。県産食材使用の3種類の丼定食(全て500円)や農産加工品、スイーツなどを販売する。農業公社のアンテナショップ運営は全国でも珍しいという。 「できる限り笠間のものを使えるようなメニューを考えました」と、市農業公社の内桶(うちおけ)克之事務局長は話す。中でもおすすめは「かさま豚丼」で、ピリ辛に味付けした笠間豚に温泉卵がよく合う。器には笠間焼のものを使用。食材の生産者の顔写真もパネルで掲示されている。 初日は学生たちの評判も上々だった。社会学