通報放置「パワハラ影響」 佐世保事件 児相問題 有識者委が見解 [長崎県] 2014年12月01日(最終更新 2014年12月01日 00時14分) 長崎県佐世保市の高1女子同級生殺害事件で、殺人容疑で逮捕された少女(16)を事件前に診察した精神科医からの相談を放置した佐世保児童相談所(児相)の対応を検証する県有識者検討会が30日、長崎市で開かれた。会合後、記者会見した委員長の伊東浩子弁護士は、通報の放置の背景に「(児相内の)パワハラの影響があった可能性が高いというのが、おおむね一致した見解」と説明した。 児相内では幹部が事件前から日常的に職員に威圧的な態度を取ったり、「丸投げは受けるな」などと他機関との連携に支障を生じさせるような発言をしたりしていたことが分かっている。ただ、県はパワハラの直接的な影響は否定してきた。会合に出席した伊東博隆県福祉保健部長は「(県と)ずいぶん異なった認識。し