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natromとhealthに関するyu76のブックマーク (5)

  • 臨床環境医学は専門家にも注目されていた。悪い意味で。 - NATROMのブログ

    AMA(米国医師会)を含む複数の学術団体が1994年に出した「室内空気汚染:医療専門職のためのイントロダクション」という報告書*1において、臨床環境医に擁護的な記述があるかどうか、という話の続きだよ。 sivadさんは、1994年報告書は臨床環境医学に対し「排除どころか擁護的に書かれている」と解釈し、その根拠の一つに「臨床環境医学は一般人のみならず、医療専門家の注目を集めているということ」を挙げている。確かに臨床環境医学は専門家にも注目されてた。きわめて大いに注目されていた。いくつか例を挙げよう。 カリフォルニア医学協会 ■Clinical ecology--a critical appraisal. [West J Med. 1986] - PubMed - NCBI 1986年。一医師のレビューなどではなく、カリフォルニア医学協会としてのコメント*2。結論は以下である。 ・ There

    臨床環境医学は専門家にも注目されていた。悪い意味で。 - NATROMのブログ
  • 臨床環境医学(Clinical Ecology)と環境医学(Environmental Medicine)は異なる - NATROMのブログ

    国語の論説文の問題は、与えられた文章さえ読めば回答できるように出題者によって作られている。しかしながら、専門分野に関係する論文や報告書については国語の論説文のようには必ずしもいかない。前提となる専門知識が必要で、与えられた文章だけでは疑問に回答できないかもしれないからだ。AMA(米国医師会)を含む複数の学術団体が1994年に出した"Indoor Air Pollution: An Introduction for Health Professionals(室内空気汚染:医療専門職のためのイントロダクション)"という報告書(以下1994年報告書)が臨床環境医学に対して肯定的か否定的かの解釈をめぐって、前回・前々回のエントリーで1994年前後の臨床環境医学に関する論文を多数紹介したのはそのためである。 ■なぜ「化学物質過敏症」患者に対して包括的な検査が必要なのかでは、1994年報告書における「

    臨床環境医学(Clinical Ecology)と環境医学(Environmental Medicine)は異なる - NATROMのブログ
  • 2013-11-11

    JBpressの医療関係の記事には問題が多い。今回は人工透析の「自己責任論」についての記事が載った。 糖尿病の合併症の一つが糖尿病性腎症であり、進行すると人工透析が必要になる。現在の日における透析導入原因の疾患の第一位は糖尿病性腎症である。糖尿病が事や運動といった生活習慣と深く関係しており、治療に患者の自己管理が重要であるのは事実である。しかしながら、以下に引用する「節制していれば糖尿病にならないし、人工透析だって必要がない。人の心がけの問題である」という川嶋朗医師の主張は医学的には間違っている。聞き手が川嶋諭氏(JBpress編集長)で、答えているのが川嶋朗医師(東京女子医大准教授)である。 ■健康保険に逆マイレージ制を導入しよう 不摂生が原因の人工透析患者に身障者認定は必要か:JBpress(日ビジネスプレス) 答 (中略)しかし、糖尿病は生活習慣病ですから、きちんと体をコント

    2013-11-11
  • 「医師がすすめる空間除菌」のカラクリ - NATROMのブログ

    「クレベリン」という二酸化塩素による据え置き型の空間除菌製剤のテレビCMを見て疑問に思った。このテレビCMは、製薬会社のウェブサイトでも見ることができる。 ■広告ギャラリー:テレビCM|CM・特集|大幸薬品株式会社 以下、「」内がテレビCMのセリフで、()内が私のツッコミである。 「子供の免疫力は大人より弱い」(二酸化塩素のような化学物質に対する耐性も子供は大人より弱いかもね) 「二酸化塩素分子が空間中のウイルスや菌を99%除菌」(それってたぶん実験室のデータだけど、実際の使用条件で効果があるかどうかとは別問題だよね) 「医師がすすめる空間除菌」(ちょっと待った。誰がすすめているって?) こんなもんを勧める医師がそうそういるとは思えないが、メーカーのサイト*1で確認すると、683名の医師に対する「感染症対策として空間(空気)の菌やウイルスを除菌・除去し、空間をきれいな状態に保つこと(空間除

    「医師がすすめる空間除菌」のカラクリ - NATROMのブログ
  • 海水を点滴したというルネ・カントン氏について調べてみた - NATROMのブログ

    はてなブックマーク経由で、■「ただの海水で、病気が治っては儲からない」のでウィキペディアから消えている人物:ルネ.カントン|人生は強く,たのしく、しあわせに☆ ネオヒルズというよりも,ネオ日人。というブログを知った。このブログによれば、ルネ・カントン(Rene Quinton)という人物は、「1907年、初めてのクリニックをオープンしてから、血液の濃度まで薄めた海水を病人に輸血し、1910年までにフランス国内で約70ものクリニックを開け、50万人以上の命を救った」のだそうである。「ただの海水で、病気が治っては儲からない」ため「ペニシリンや抗生物質が売られ始めてから、彼は歴史から消されかけた」とのこと。なお、「ウィキペディアからさえ消えている」そうだが、英語版のWikipediaにRene Quintonの項目は普通に存在する。 情報源は、『「ザ・フナイ」の中で船瀬俊介氏が連載している記

    海水を点滴したというルネ・カントン氏について調べてみた - NATROMのブログ
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