NHKは、東日本大震災を教訓に昨年11月に見直した津波警報時のテレビ、ラジオでの避難の呼びかけ方について、年明けにも表現方法などの見直しを含めた検討に入る。石田研一放送総局長が19日、定例会見で明らかにした。 NHKは、今月7日の宮城県沖地震で津波警報が出た際、「東日本大震災を思い出してください」などと強い口調で避難を呼びかけたが、被災地から「当時のことを思い出してつらい」といった声が出ていたという。 石田放送総局長は「強い口調で避難を呼びかける考えは変わらないが、具体的な表現については、さらに検討を重ねる必要がある印象を持っている」と話している。