「ソフトウエア企業であるにも関わらず、トップに『ものづくり』のプロがいる。ウェイモには死角がない」――。米グーグルの親会社であるアルファベット傘下の自動運転開発ウェイモを訪れた日系自動車関連企業のトップが、ため息をつく。面会した最高経営責任者(CEO)のジョン・クラフチック氏が、自動車工場を熟知する人物だったからだ。トヨタの工場知るウェイモCEOクラフチック氏は、韓国の現代自動車やトヨタ自動車
7月下旬、私たちのもとに「JR南武線の沿線で、ある求人広告が話題になっている」という情報が寄せられました。広告を出したのは国内最大の企業「トヨタ自動車」。現場に行ってみると、「えっ!?あの先端メーカーにお勤めなんですか!」「シリコンバレーより、南武線エリアのエンジニアが欲しい」などとトヨタへの転職を呼びかけるポスターが目に飛び込んできました。これらのポスターはいったい何を意味しているのか。取材を進めると、ある人材をめぐる自動車業界の激しい争奪戦が見えてきました。(経済部・吉武洋輔記者/山根力記者/早川俊太郎記者) 私たちがまず向かったのは、川崎市と東京・立川市を結ぶJR南武線の向河原駅。 まずはこの動画から。 駅のホームには「えっ!?あの先端メーカーにお勤めなんですか!それならぜひ弊社にきませんか」と書かれたポスターが貼ってありました。あまりにストレートな表現に「これが本当にトヨタの広告な
記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 最近の先進的な農業は、工業技術をふんだんに取り入れている。先端のIT技術を活用した精密農業、あるいはスマート農業と言われるやり方が開発され、普及しつつある。 例えば、各種センサーを搭載した装置を農地に設置することで、遠隔から24時間農地の状況を監視することができる。また一片の農地でも土中の栄養分にバラツキがあるが、農地を細かく分けて必要な部分に必要な量だけの肥料を投入すれば、無駄なコストを節約することができる。 さらに、GPSにより得られた葉の色の情報から作物の生育状況を判断し、最も良い状態のときに収穫することが可能になる。つまり、コストダウンと高品質化により所得を向上させることが可能となるのである。農業分野でもイノベーションには目覚ましいものがある。 具体的には、GPSを活用
「日経ビジネス」「日経Automotive Technology」「日経エレクトロニクス」の3誌は、円安の追い風を受け始めた日系自動車メーカーの今後の戦略を「新興国攻略」と「規制対応」という2大テーマに焦点を当て、書籍「徹底予測 次世代自動車2013」にまとめた(書籍の詳細はこちら、雑誌読者の方はこちらから割引価格で購入可能、出版記念セミナーの詳細はこちら)。 このコラムでは、円安の追い風を受ける日系自動車メーカーの戦略や世界の自動車産業で起きている技術革新、規制動向などを見ていく。1回目は自動運転について。 センサーと情報処理技術の進化を背景に、自動運転車の開発競争が始まった。実現すれば、自動車の最大の課題である交通事故を大きく減らせる。ただ、自動車メーカーにとっての未来はバラ色とは言い切れない。台頭するグーグルを前に逡巡する自動車メーカーの本音とは。 自動運転車の開発を進めたいのに躊躇
トヨタ自動車が2012年に全世界で販売した新車台数は、約970万台に達し、世界1位になる公算が大きい。2位は、米ゼネラル・モーターズ(GM、昨年1位)と独フォルクスワーゲン(VW、同2位)が競り合っている。実現すれば、トヨタの首位返り咲きは2年ぶりとなる。 トヨタは、反日デモが起きた中国での販売不振を受けて、従来の販売計画を10万台引き下げた。公表されている最新の今年の計画では、ダイハツ工業と日野自動車を含めたグループ全体での販売台数は966万台。それでも、GMやVWの販売台数を上回り、トヨタの首位は確実な情勢だ。 自動車調査会社フォーインが世界各国の新車販売台数の伸び率などから推計した今年の販売実績予測によると、トヨタはグループ全体で970万台。VWが915万台、GMが912万台となりそうだ。 トヨタの11年の世界販売は、東日本大震災やタイの洪水による大規模な減産などで、GMとVW
対談するトヨタ自動車の豊田章男社長(中央)とパウエル元米国務長官(右)。左は、企業向けクラウド大手のセールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ会長 【久保智】「私の場合、社長のシャは謝罪のシャ。それを感謝のシャにしたい」 トヨタ自動車の豊田章男社長が6日、東京都内でパウエル元米国務長官と対談し、リーダー論を披露した。大規模リコール問題など謝罪の場面も多かった社長就任後の3年半を振り返り、「トップの役割は決めることと責任をとることと学んだ。直感の3秒で決めることも多い」と紹介した。 一方、「直感で決めるときは、その決定で苦労する人の顔を浮かべてからにする」とも述べ、トヨタを取り巻く多様なステークホルダー(利害関係者)への気配りも強調した。 対談は、トヨタが昨年提携した企業向けクラウド大手の米セールスフォース・ドットコムが開いたイベントの一環で実現。パウエル氏は「失敗にグズグズこだ
関連トピックストヨタ【動画】トヨタ、事故軽減の最新の安全技術を公開=高橋雄大撮影飛び出してきた人形の前で自動的に停止するトヨタの実験車両=12日、静岡県裾野市、高橋雄大撮影低速で走る車の模型(左)との追突を避け、自動的にブレーキがかかった=12日、静岡県裾野市、高橋雄大撮影低速で前を走る車の模型(左)との追突を避け、自動的にブレーキをかけるトヨタの実験車両=12日、静岡県裾野市、高橋雄大撮影 【若松潤】トヨタ自動車は12日、交通事故の軽減に向けた最新の安全技術を公開した。駐車場などでアクセルとブレーキを踏み間違えても壁にぶつからずに止まったり、高速走行時の追突事故を防いだりする。近く全面改良するクラウンを皮切りに幅広い車種に搭載していく。 トヨタによると、ペダルの踏み間違いによる事故は年間7千件程度起きており、特に駐車場内で多い。 今回、開発した新技術は、高齢者や運転に不慣れな人がア
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