人口9600万人の国ながら新型コロナウイルスの感染者はわずか355人(6月末時点)で死者は0人――。ベトナムの対策が世界の注目を集めている。その理由を探ると、巧みなデジタル活用の実態があった。ベトナムのIT(情報技術)産業は日本企業のシステム開発を請け負って成長してきた。「教え子」から日本が学ぶべき点は多そうだ。あなたの感染確率は最大24%です――。ベトナムの人々が使うスマートフォンアプリには
山口県の会社がベトナムから輸入した冷凍シシャモに、ネズミの駆除に使われる殺そ剤が混入しているのがことし7月に見つかった問題で、ベトナムの警察はこのシシャモを輸出した食品会社に勤務していた35歳の男を逮捕しました。 この問題は、山口県長門市の輸入会社「伊村産業」が、ベトナム北部、タイビン省の食品会社から輸入した冷凍のシシャモに、ネズミの駆除に使われる殺そ剤や汚物が混入しているのがことし7月見つかったものです。 これについて、ベトナムの主要メディアは25日、警察がこの食品会社に勤務していた35歳の男を商品に殺そ剤などを混入した疑いで逮捕したと伝えました。 男はこの会社で商品の保管を担当していたということで、警察の調べに対して「一日に13時間から14時間働かされ、月に2回の休みもなく、会社の信用を傷つけるために殺そ剤を入れた」などと話し、容疑を認めているということです。 殺そ剤は、誤って口にする
「ゼロとはいかない」。安倍首相が20日のTBS番組で、小泉元首相が訴える「原発即ゼロ」に改めて反論した。 安倍は「安くて安定的な電力を供給しなければ……」とシタリ顔で話していたが、もはや原発の発電コストが他のエネルギーと比べて「安い」と騙(だま)されている国民は皆無に近いだろう。福島原発を見ても、一度事故が起きれば廃炉や除染、住民避難……で莫大なカネがかかる。 原発再稼働に突き進む安倍政権は24日に決定する来年度予算案で、総額3兆円の「復興特別会計」を計上する見通し。復興予算といえば、被災地復興と全く関係のない事業にカネがバンバン使われていたことが判明している。なんと、「原発輸出」にまで流用していたことが分かった。 「ベトナムと原子力協定を締結した日本側は09~11年度にかけて、ベトナム現地の調査費用として約25億円を日本原電に支出しています。驚くことに、この中で5億円が復興予算から
(CNN) タイで捕らえた犬を食用としてベトナムなどへ密輸する業者に対し、動物愛護団体が抗議の声を上げている。生きたままの犬がトラックに詰め込まれ、残酷な方法で殺されている現状を、活動家らは「まさにこの世の地獄」と非難する。 活動家らによると、タイ北東部からメコン川を渡って密輸される犬は、年間20万匹にも及ぶ。 トラック1台に1000匹も詰め込まれることは珍しくない。多くの犬が運搬中に脱水状態や窒息で生死の境をさまよい、ストレスのあまり互いに噛み付き合いを始める。 「ストレスや恐怖で出るホルモンが肉の味を上げる」という言い伝えの下、犬はベトナムに着いてからも網の中に閉じ込められる。最後には殴り殺されるか、他の犬の目の前でのどを切られる。生きたまま皮をはがれるケースもあるという。 ベトナムの動物愛護団体「アニマル・アジア財団」を率いるチュアン・ベンディクセン氏は「犬は非常に知能が高い。他の犬
そんな面もあるかもしれない。でも本質ではない。そうした目でだけでしか日本を見られない精神構造の国は、自国の生活水準がある程度上がった途端に間違いなく反日国になっている。 現在、親日国と言われる国々と日本は、別の何かで結ばれている。それは恐らく、日本人が長い歴史の中で熟成させてきた精神的支柱に起因している。 江戸時代という長く続いた平和な時代に、武力ではなく支配者として別の価値を自らに見出さなければならなかくなった武士たち。 一方で、この時代に士農工商というそれまで馴染みのなかった迷惑な身分制度を押し着せられた被支配層も、精神的には対等の関係を保とうと人間としての価値を磨くことに余念がなかった。 「日本が中国・韓国より決定的に優れているわけ」の記事で、数学者の桜井進さんは、日本がフィールズ賞やノーベル賞が数多く受賞している理由を江戸時代の教育にあったと語っている。 武士も農民も町民も、教養を
【ハノイ=佐々木学】憲法改正作業が進められているベトナムで、国名を「ベトナム社会主義共和国」から「ベトナム民主共和国」に変える案が浮上した。地元紙VNエクスプレス電子版などが13日、報じた。 現在の憲法は1992年に制定された。市場経済の導入で急成長を遂げた社会実態にあわせるため、今年秋の国会での改正を目指している。現在、改正草案を国民に提示し、意見集約が進められており、報道によると、国会で改正案づくりを担う組織が12日、国会の常務委員会に報告書を提出。その中で国名変更案が示された。 「民主共和国」の名は1945年9月2日、進駐日本軍が撤退してホー・チ・ミン主席が独立宣言をして国家を樹立した際に使われた。76年に南ベトナムを統一し、ベトナム社会主義共和国に改められた。 憲法改正草案では、共産党の一党支配など基本的な政治体制は変わらないが、国営企業の役割が縮小されるなど社会主義的な色彩
ベトナムで今年秋に予定される憲法改正へ向けた国会論議の中で、国名を「ベトナム社会主義共和国」から「ベトナム民主共和国」へ変更する案が取り上げられることになった。地元インターネットメディアが13日、報じた。 ベトナム民主共和国は1945年にホー・チ・ミンが独立宣言をした際の国名。ベトナム戦争終結後、76年に南北ベトナムが統一された際、ベトナム社会主義共和国に改称された。 国会は今年1月に改憲の草案を公表、3月末まで国民の意見を集めた。これを踏まえ、国会の改憲起草委員会は国名変更案を選択肢の一つとして提案、国会常務委員会でさらに論議が進められる見通し。ただ起草委は、国名が変更されたとしても社会主義体制に影響はないと強調している。改憲草案では、共産党独裁を規定する条項にも基本的に変更はない。(共同)
紙面で読む犬の盗難が相次ぐ住宅街で、カギのかかった犬小屋で飼われるヒュウさんのラブラドルレトリバー=バクニン、佐々木学撮影 旧暦の月末に犬の肉を食べると厄が落ちる――。そんな言い伝えが残るベトナムで、犬泥棒と愛犬家による命がけの戦いが繰り広げられている。盗んだ犬は食用に売られることが多く、「犬泥棒の厳罰化」を求める声も出始めた。 ●飼い主射殺、リンチで反撃 ハノイ中心部から北東へ約40キロのバク… 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら ※有料記事の一部を自動で取り出して紹介しています。関連記事「なりすまし猟」横行 南ア舞台、サイの角狙う ベトナムで高値取引(1/15)PR情報
【ハノイ=野上祐】安倍晋三首相は16日、東南アジア3カ国歴訪に出発し、最初の訪問国ベトナムのハノイでグエン・タン・ズン首相と会談した。両首相は原発建設とレアアース(希土類)開発などで、密接に協力することで一致。安倍首相は中国の海洋進出を念頭に連携強化も呼びかけた。 今回のベトナム、タイ、インドネシア3カ国歴訪は、安倍首相にとって就任後初の外国訪問。ベトナムにとって日本は最大の援助・投資国だ。安倍首相は会談後の共同記者発表で「アジア太平洋地域の戦略的環境が大きく変化するなか、両国が積極的に役割を果たすべく、戦略的パートナーシップをいっそう発展させていくことで一致した」と述べた。 ベトナムへの原発輸出は民主党政権の支援で日本企業が受注したが、東京電力福島第一原発の事故で一時は動きが鈍っていた。だが「強い経済」を掲げ、アジアの成長の取り込みを狙う安倍首相も、原発輸出の路線を受け継ぐことにした
ベトナム人の建築家Vo Trong Nghia氏が設計した「Low Cost House」はなんと建築費$4000 (約34万円) 以下となっています。簡素化された間取りと現地の安い建材を使っているからだとか。 急速に発展を続けるベトナムにとって低所得者が直面する住宅問題はかなり深刻になりつつあります。Vo Trong Nghia氏は、そんな問題を少しでも解決するために少ない予算でも建てられる家を考えだしたそうです。 基本の構造は軽量スチール。壁には現地の竹と波形のポリカーボネートが重ねて作られています。家の中は広い部屋のみとなっており、カーテンで空間を仕切るようになっています。キッチンやトイレなどの水周りは外に設置。数家族で共同使用することにより予算を押さえています。 現在はまだプロトタイプの段階ですが、実現に向けて着実に進んでいるそうですよ。これからはこういった建築がもっと注目されてき
反中国のスローガンを掲げ、中国大使館を目指すデモ参加者=9日午前、ハノイ、佐々木学撮影デモを制止し、参加者をバスに連れ込むベトナムの治安当局=9日午前、ハノイ、佐々木学撮影 【ハノイ=佐々木学】ベトナムの首都ハノイで9日朝、南シナ海の領有権問題で対立する中国を批判するデモがあった。約200人が中国大使館を目指したが、途中で警察官らが制止。17人が拘束され、強制的に解散させられた。 午前9時、市中心部のオペラハウス前に集まった参加者は、大勢の私服警官や治安当局が警戒する中、「西沙、南沙諸島はベトナムのものだ」と連呼しながら行進を始めた。活動家らがブログやメールで事前に参加を呼びかけていた。 ベトナムでデモは認められておらず、始まって約30分後、中国大使館から約1キロの路上で治安当局がデモ隊の行く手を阻み、中心メンバーら17人をバスに連れ込んで走り去った。 ベトナムでは近年、南シナ海問
【バンコク=佐々木学】ベトナムの国営石油会社ペトロベトナムは4日までに、南シナ海で活動していた探査船のケーブルが、中国の漁船によって切断されたと明らかにした。 同社機関紙によると、11月30日早朝、中部クアンチ省沖の南シナ海で探査船が作業中、中国の漁船2隻が後部に近づいてケーブルを切断したという。ケーブルは翌日までに修繕され、探査船は活動を再開した。両国は南シナ海の領有権をめぐって対立しており、昨年5月にも同社の船が中国船にケーブルを切られる事件が起きている。 関連記事中国の新旅券に「入国印」押さず ベトナムが対抗措置(11/26)中国の旅券に南シナ海地図 フィリピン・ベトナムが抗議(11/23)ベトナムの首都で反中デモ 南シナ海の領有権問題めぐり(7/1)ベトナム、南シナ海領有権の新法 中国「強烈な抗議」(6/23)中国、南シナ海でも実効支配アピール(9/17)
中国の最新パスポートに刷られた地図。南シナ海などを「自国領」として描いている 中国の最新版の旅券(パスポート)に、南シナ海や台湾などを「自国領」とするデザインが盛り込まれ、関係する国や地域から一斉に抗議の声が上がっている。 旅券は5月に発行された。査証を張るページに印刷した中国地図に、南シナ海の大部分を自国の管轄圏と主張する境界線(通称「牛の舌」)を書き込んだほか、台湾の景勝地を自国のものとして描いている。 フィリピンやベトナム政府が22日までに抗議したのに続き、台湾で対中政策を担当する大陸委員会も23日、「事実に反し、争いを挑発する行為だ」との非難声明を出した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連記事中国の旅券に南シナ海地図 フィリピン・ベトナムが抗議(11
ベトナム食糧協会VFAによると、今年のベトナムのコメ輸出量は過去20年で最大の770万tに達し、タイやインドを抑えて初めて輸出量世界一の座に付く可能性が高い。8日付トゥオイチェー紙電子版が報じた。メコンデルタ...
ウエンさん(右)の釈放を求めるフェイスブックのページ 【ハノイ=佐々木学】共産党一党支配下のベトナムで、政府を批判するビラをまいた容疑で20歳の女子大生が逮捕された。釈放を求める意見や署名が海外からも次々とインターネットに寄せられ、政府に不満を抱く人々の象徴的存在になっている。政府側は国営メディアを通じ「逮捕は正当」とする記事を発信し、反論に躍起だ。 「反国家宣伝」の容疑で逮捕されたのは、ホーチミン市食品産業大学3年のグエン・フォン・ウエンさん。国営メディアが伝えた逮捕容疑は、ウエンさんが10月、政府に批判的な団体の指示のもと、南シナ海の領有権問題を巡る中国への対応や土地収用などについて政府を批判するビラをつくり、ホーチミン市の高架道路からまいた、というもの。 10月、地元の警察当局が逮捕状をとって身柄を拘束すると「かわいそう」「慈善活動にも熱心だった」「早く帰ってきて」などの声がネ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く