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ブックマーク / toshio.typepad.com (30)

  • World Wide Web構想から20周年

    World Wide Webがティム・バーナーズ・リーによって提唱されてから、この3月で20周年を迎えた。 当時、CERNのソフトウェアコンサルタントとして勤務していたバーナーズ・リーは、さまざまな国から来た研究者が、さまざまなパソコンを持ち込み、そこに互換性がないことを懸念していた。この問題を解消するために、ドキュメントをリンクで結ぶことを"Information Management: A Proposal"というメモにまとめ、のちにWWWとなるアイディアを1989年3月13日に提唱したのだ。

    World Wide Web構想から20周年
  • 37signals Live Jason Fried/David Heinemeier Hansson

    37signalsのJason Fried氏とDavid Heinemeier Hansson氏(通称:DHH)が37signals LiveというQ&Aセッションを実施した。justin.tvを使ったQ&Aセッションでは、37signalsの開発の哲学だけでなく、年齢や採用についてなどの話が披露された。 以下は、その一部から。 みんな機能を追加しすぎる。それよりも、早くリリースすることが大切。 "getting real"の第2弾を執筆中。第2弾は、一般の出版社から出版する予定。 機能追加についての要望は読むがいったん忘れる。当に何度も要望される。それらは、次のバージョン時に考える。 3つの原則。シプリシティ、デザイン、人はいいものにはお金を払いたがる。 ホストソフトウェアに集中する。パッケージにすると、さまざまな環境やバージョンに対応する必要が発生する IPOの可能性はない。 将来、

    37signals Live Jason Fried/David Heinemeier Hansson
  • Ruby on Rails開発者のDavid Heinemeier Hanssonによる「起業の学校」講演!

    Ruby on Rails開発者のDavid Heinemeier Hanssonによる「起業の学校」講演! 37 signalsのパートナーであり、Ruby On Railsの開発で有名なDavid Heinemeier Hansson氏(通称DHH)による講演"The Secret to Making Money Online"が面白い。 これは、4月19日にスタンフォード大学で開催された"Startup School 2008"なるイベントでの講演で、起業家を目指す学生たちへのメッセージとなっている。 (講演するDavid Heinemeier Hansson氏 Omnisioより) DHHの主張は、シンプルかつ有効である。(その割にはあまり語られていない) 起業家は、Facebook、Myspace、YouTubeのようなメガヒットベンチャーになろうという妄想を捨て、「いい製品を作

    Ruby on Rails開発者のDavid Heinemeier Hanssonによる「起業の学校」講演!
  • MITのジョン前田氏の"Simplicity"、日本語版発売! シンプリシティの10の法則とは?

    MITメディアラボ教授で、この6月からロードアイラインド・スクール・オブ・デザインの学長になるジョン前田氏の近著"Simplicity"の日語版「シンプリシティの法則」が東洋経済新報社から4月14日に発売される。 ジョン前田氏が唱えるシンプリシティには10の法則と3つの鍵がある、という。 以下は、シンプリシティの10の法則を、氏のサイトから引用して紹介。(日語はB3 Annex抄訳)。 REDUCE ーThe simplest way to achieve simplicity is through thoughtful reduction ORGANIZE ー Organization makes a system of many appear fewer. TIME ー Savings in time feel like simplicity LEARN ー Knowledge m

    MITのジョン前田氏の"Simplicity"、日本語版発売! シンプリシティの10の法則とは?
  • B3 Annex: Appleエンジニアが語る、Appleがデザインプロセスで行っている4つのコト

    毎年恒例のSXSWは結局、女性雑誌記者による若きFaceBook CEO Mark Zuckerbergとのステージトークが不満足なもので終わったという話題だけが目立ち、なんだかな、と思っていたら、ちょっと面白い記事が出てきた。 これは、AppleのシニアエンジニアリングマネジャーのMichael Lopp氏がSXSWのパネル"Blood, Sweat, and Fear: Great Design Hurts"で語ったものをBusinessWeekがまとめたもの。クリエイティブをどのようにマネジメントしているかが垣間見れる。 以下は、例によってB3 Annex抄訳。 Apple's design process by Business Week 完璧なモックアップを作る(Pixel Perfect Mockups)手間と時間はかかるが、早い段階で、「完璧なモックアップ」を作ることで、すべ

  • Longtail著者の新作"Free"、Wired誌に先行登場! 6つの無料ビジネスモデルとは?

    ベストセラー"Longtail"の著者、Chris Anderson氏の次回作が"Free"というタイトルになることはB3 Annexでも昨年伝えているが、Wired誌の3月号では、"Free! Why $0.00 Is the Future of Business"と題された、 Chris Anderson氏による長文記事が掲載されている。書籍として発売される前に、Wired誌に先行掲載された形になっている。 記事は、髭剃りの体(無料)と替刃(有料)のビジネスモデルを生み出したKing Gillette氏から始まっている。 発明家だったKing Gillette氏は、髭剃りシステムを思いつくも、1903年当初は、体51個、替刃168枚しか売れなかったという。 その後の20年をかけて、Gillette氏はあらゆるマーケティング手法を活用し、自身の顔をパッケージに印刷したり、軍隊に格安で

    Longtail著者の新作"Free"、Wired誌に先行登場! 6つの無料ビジネスモデルとは?
  • Edward Tufte氏が見たiPhoneの情報デザイン

    「データ表現におけるレオナルド・ダ・ビンチ」と評される情報デザインの権威Edward Tufte氏(エドワード・タフティ氏 エール大学名誉教授)による"Interface design and the iPhone"と題されたエッセイとビデオが面白い。 まず、Edward Tufte氏はiPhoneが小さなデバイスの問題点をエレガントに克服したことを評価している。 "The iPhone platform elegantly solves the design problem of small screens by greatly intensifying the information resolution of each displayed page. " (Interface design and the iPhone by Edward Tufte) 「iPhoneプラットフォーム

    Edward Tufte氏が見たiPhoneの情報デザイン
  • イギリスの大衆紙"Sun"、エコ電球を450万個無料配布

    イギリスの新聞は、Princeの新作が付いてくるという、試みを昨年行ったが、今年は、エコに挑戦するということらしい。 メディア王マードック氏が所有するイギリスの大衆紙"Sun"は、Southern Electricと共同で、19日(現地時間)に、Great British Light Switchというキャンペーンを行う。 これは、キャンペーン参加のスーパーなどで"Sun"紙を買うと、エコ電球(電球型の蛍光ランプ)が2個貰えるというもので、総計で450万個を新聞購入者に配るという。 (無料配布されるエコ電球 The Sunのサイトより) キャンペーンは、従来の白熱灯を、配布するエコ電球に切り替えてもらうことで、CO2排出量を抑えることを目的としている。配布するエコ電球がすべて使われるとすると、電球の寿命までに、38万トンのCO2削減になるという。 イギリスのブラウン首相も"Sun"紙に推薦

    イギリスの大衆紙"Sun"、エコ電球を450万個無料配布
  • iPhone開発秘話 あるいは携帯電話ビジネス革命の始まり

    いよいよ恒例のMac World Expo 2008が15日(現地時間)に開催される。 今年は、MacBook Airなるものが出るという噂で持ちきりだが、去年のMacWorld Expoでは、iPhoneが発表された。 iPhoneが発表されて早1年。残念ながらガラパゴス日では、いまだにiPhoneが登場していないが、Wired誌の"The Untold Story: How the iPhone Blew Up the Wireless Industry"には、iPhone誕生秘話が掲載されている。 これを読むと、iPhoneがいかにAppleにとっても壮大な計画であったかが分かって興味深い。 そして、iPhoneがもたらしたものは、最終的にはケータイビジネスの再編だったことも理解できる。 以下は、B3 Annex抄訳で、記事の要点を時系列で紹介したい。 ■ケータイ参入でiPodの利

  • GoogleのCloud Computingの秘密 27歳が指揮する次世代革命

    Cloud Computingといえば、「あちら側」にあるコンピュータパワーを利用してさまざまな処理を行うこと。 一番分かりやすい具体例としては、グーグルの検索が挙げられるだろう。検索では、サーバはどこにあるかわからないが、インターネットの「雲」のどこかで演算され、検索結果を引き出して、目の前のウェブページに結果として表示される。 概念としてクラウド・コンピューティングを少し理解しても、現実に、グーグルがどのようにCloud Computingを推進しているのか、よく分からないというのが正直なところではないだろうか。 (一説には、グーグルの「雲」は100万台以上の安価なサーバで構成されているという) Business Weekのカバーストーリー"Google and the Wisdom of Clouds"は今のグーグルで起こっていることを、垣間見せてくれる好企画である。 (Busine

    GoogleのCloud Computingの秘密 27歳が指揮する次世代革命
  • Newsweek記事、「Appleはなぜ日本企業ではないのか?」にみる日本論

    Newsweekの記事"Why Apple Isn't Japanese"が面白い。これは、しかし、Appleについての記事ではなく、デジタル革命での敗戦の色濃い日企業についての記事である。 iPodやiPhoneで世界を席巻するApple。だが、こ小型電化製品の市場というのは、来、日企業が得意だったハズ、それがデジタルになった瞬間に、なぜ日企業は太刀打ちできなくなってしまったのか。 20世紀最後期にNTTドコモがiモードの成功を世界展開しようとして失敗したのはなぜか。 それは、iモードの操作が、日以外では受け入れられなかったからであり、それは、ドコモの首脳陣に 日人しかいなく、世界マーケットの人々が何を欲してるか理解できなかったからだ、とする。 ソニーのデジタル音楽シーンでiPodの独走を許したのは、自社グループ内の音楽セクションに配慮して、 複雑なライツマネジメント機構を導

  • gPhone登場? Google、5日にも新モバイル戦略発表 ドコモ版のgPhoneも?

    かねてから噂のあったgPhoneことGoogle Phoneが登場ということになるのか? 複数の報道によると、Googleは、5日(現地時間)にも新しいモバイル戦略を発表するとみられ、LinuxベースのモバイルOSの発表や、キャリア、端末メーカーとの提携を発表するとされている。 LinuxベースのモバイルOSでは、GmailやGoogle Mapsが動作するほか、サードパーティ開発のアプリも動作するという。 ロイターによると、提携先として、Sprint Nextel、T-Mobile、モトローラ、サムソンが挙がっており、一説には、25社から40社がパートナーとなるという。ただし、その中にはシンビアンを擁するノキアは含まれていないという。 また、ComputerWorldの報道では、提携企業リストの中にはNTTドコモやチャイナモバイルも含まれている。 これが当なら、NTTドコモ版のgPho

  • ネット新語"Bacn"を知ってますか?

    ネットには日々新しい言葉が生まれては消えていくが、いま話題になっているのが"Bacn"、ベーコンと読む(ミスタイプではない)。 自分がほしいと思って登録したが、次々と送られてきて、いまは読みたくないメール、という意味だという。 いわばSpamメールの親戚みたいなものだが、勝手に送られてくるスパムとは違って、一度は欲しいと思って、自分で登録したという点が違う。 "Bacn is email you want but not right now." 確かに、メールボックスには、アマゾンのレコメンとか、Facebookの友達登録メールとか、Googleアラートとか、さまざまな、「一度は欲しいと思った」メールが、読まれることなく、メールボックスの肥やしになっている。 "Bacn"は、先週開催されたPodCamp Pittsurgh 2で、名づけられたといい、いまでは、オフィシャルサイトや、Tシャツ

    ネット新語"Bacn"を知ってますか?
  • iPhoneでAT&TからAppleに支払われるコミッション額

    iPhone騒動も一段落しつつあるが、当初からAppleはAT&Tから通信料のコミッションが入る契約をしていると いう話があったが、ここにきて、その額などが伝わってきた。 投資会社PiperJaffrayのアナリストGene Munster氏によると、AT&TはAppleと月額使用料をレベニューシェアする契約をしており、iPhone契約者1人当たり、毎月3ドルをAppleに支払い、さらに、新規顧客の場合は、3ドルに加えて8ドルを毎月Appleに支払う、という。 仮にiPhoneが100万台売れたとすると、端末代とは別に、Appleは、3600万ドル以上を1年間で得ることになる。 (一説には、iPhoneユーザーの52%が新規顧客というから、金額はさらに大きくなる。) 一方で、NIKKEI NET IT PLUSには、国内メーカーがiPhoneをどう見ているか、という記事が出ている。国内メー

  • J.J.エイブラムスの新作映画のミステリアスなプロモーション

  • "Frozen Indigo Angel"の謎を追え BBC Radio1の挑戦

    先日、NINのハイパープロモーションの話を掲載したが、これもその範疇に入る話だ。 BBCは今週末に開催のBig Weekendという音楽イベントのプロモーションのために、ARG (Alternate Reality Game)の手法を取り入れたプロモーションを行っている。 ストーリーはざっとこんな感じ。 Paulというフリーランスのプロデューサーが、自分が担当しているBBCのウエブサイトに"Frozen Indigo Angel"という不可解なメッセージを発見し、こんなことをした覚えはないとBBCに連絡するも、煮え切らない返事で、翌日、PaulはBBCから解雇されてしまう。 そのうちに、ほかのサイトでもFrozen Indigo Angel"を見つけ、彼は、この謎を解くべく立ち上がる。Paulは、BlogやYouTubeやTwitterなどを駆使し、ユーザーや協力者からの情報を得ながら、こ

    "Frozen Indigo Angel"の謎を追え BBC Radio1の挑戦
  • NIN(Nine Inch Nails)のハイパープロモーションに学ぶ

    ロックバンドNIN(Nine Inch Nails)の音楽性は、正直よく知らない。しかし、これまでのロックバンドの枠組みを超えて、「面白いこと」をするバンドとしては気になる存在だった。 2005年4月に、"The Hand That Feeds"という曲をMacのGarageBand仕様で、マルチトラックを公開した時には、その試みに感心したし、実際に、自分なりのリミックスなどもしてみた。 さて、そのNINだが、先週に発売されたアルバムのプロモーションは大変手が込んでいて、もやはプロモーションではなく、その手法自体がアートなのではないか、とさえ思う。 今年に入って行われたコンサートでは、Tシャツにシークレットメッセージが入っており、これを解読すると、I am trying to believeという文章が浮かび上がる。これは、シークレットサイトiamtryingtobelieve.comのU

    NIN(Nine Inch Nails)のハイパープロモーションに学ぶ
  • スーパークレーマーは、お断り Sprint/Nextelの「決断」

    お客様は神様です。 これはかつて日でよく聞かれたフレーズだ。いまなら、カスタマーサティスファクションの最大化などと言われるのだろう。ユーザーに満足してもらわないとビジネスは立ち行かない。そのためには、さまざまな苦情にも対応する。 これが一般的な企業のあり方だろう。 そんなご時世にあって、アメリカの電話会社Sprint/Nextelは、お客様相談窓口に頻繁に電話してくる顧客1200人の サービスを打ち切ると発表した。ハイ・メンテナンスな顧客を抱えていることは、商売としてペイしないと判断したのだ。 ロイター通信の報道によると、1000人から1200人のこれらの顧客は、1か月に合計4万回もカスタマーサービスに電話してきたという。 (一人平均にすると、約40回/月になる) これら1200人の顧客がお客様相談窓口に電話してくる比率は、平均的な顧客に対して、40〜50倍にもなるという。 この人たちに

  • "Longtail"著者の次回作は、"Free"

    ベストセラーとなった"Longtail"の著者で、Wired誌の編集長のChris Anderson氏の次回作は、"Free"というタイトルになることが発表された。 Publishers Weeklyによると、「最も過激な価格である"無料"の歴史と未来について"充足性の経済"の視点で」述べるという。これは、Anderson氏が、技術革新によって、従来は高価だったものが劇的に安くなることで、高価だったころには 想像もされなかった使い方やサービスが生まれることなどを指摘している最近のスピーチ("The Economics of Abundance")の延長線の書籍になると思われる。 一方で、"Information wants to be free"(Stewart Brand)という言葉が象徴するような状況が、ネットのコンテンツで大きなトレンドになっており、 これについても、触れるものになる

  • 共同創業者が語るFlickr開発秘話

    Flickrの共同創業者Caterina Fake女史が、今年2月にadaptive pathのMX San Francisco で行ったトークが、面白い。 Flickrは、もはや説明不要の写真共有サイトであるが、開発会社のLudicorpは、Flickrの前は、MMORPGゲーム"Game Neverending"を開発していた。(その後、2005年にYahoo!に買収されたことはご存知の通り) Caterina Fake女史は、この頃の話から始めて、なぜ、写真共有サイトを始めることになったのか、どのように機能を追加していったか、どのように自分たちのゴールを決めていったか、などを語っている。 面白いのは、Flickrを始めるに当たって、市場調査をしなかったという点。開発時には、写真サイトというのはあったが、 友人だけが閲覧できたり、最後はプリントアウトさせることを目的としているサイトしか

    共同創業者が語るFlickr開発秘話