遺伝子を効率よく改変するゲノム編集研究の第一人者で米ブロード研究所のフェン・チャン主任研究員は、エボラ出血熱やジカ熱の早期診断技術を開発したことを明らかにした。ウイルスの遺伝情報が…続き 受精卵のゲノム編集、なぜ問題 優生思想と表裏一体 [有料会員限定] ゲノム編集食品 販売容認、条件満たせば安全審査なし [有料会員限定]
●PS4に搭載するのはCell B.E.の発展型CPU ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は次期ゲームコンソール「PLAYSTATION 4(PS4)」を、Cell Broadband Engine(Cell B.E.)アーキテクチャベースとする方向で本格的な検討を始めている。現在は、ゲームディベロッパの反応をうかがい、具体的な実装を探っている段階だと言われる。SCEは、PS4世代では製造コストをPS3世代より下げると同時に、アーキテクチャを継続することで開発投資も抑える道を目指しているようだ。 SCEがPS4でCell B.E.から離れる可能性もまだ残されてはいるが、今のところは、Cell B.E.の拡張&改良版をベースにする方向で動いていると見られる。 SCEは、もともとPS3プロジェクトが具体化する段階で、Cell B.E.アーキテクチャをPS3以降の世代でも継続するこ
ありがたいことに一部でご期待いただいているようですが、申し訳ありません、「アタリショック」考の発表までには、あと半年から一年はかかりそうです。というか、これについて実は一年近く綴り続けていて、現在すでに原稿用紙100枚を越える内容になっているのですが、その間にも次々と新しい資料に出くわす始末で、なかなか完成に漕ぎ着けることができずにいます。今回はそのダイジェスト版で、少しお茶を濁させていただきましょう。 身も蓋もない話をしてしまうと、日本語で読むことのできる「アタリショック」情報は、すべて不正確です。「アタリショック」について記した書籍論文は数あれど、まともな分析調査を経ているものは一冊も存在していません。悲しいかな、インターネットではそれらの粗悪な記述を寄せ集めたものが、常識としてまかり通っている始末です。 「アタリショック」について調べるということは、これまで積み重ねられてきた誤認と誤
1982年の価格暴落から、なんとか立て直したい1983年。 壊滅状態の市場の中で、奮闘していたのが実はコレコでした。「ColecoVision」は1983年上半期の段階でも合計140万台しか売れていません。でもコレコ自身は1982年だけで800万本ものソフトの売上がありました。なんでかと言うと、Atari2600やインテレビジョンにソフトを供給したんですね。 「アタリ、マテル向けの出荷は約600万台に達する」コレコ グリーンバーグ社長(日経産業新聞 1983年8月30日) その600万のうち大半を占めたのが、任天堂からライセンスされた「ドンキーコング」です。コレコのおかげで、アタリ市場が少なからず延命したのは間違いないでしょう。 とはいえ、コレコ1社でどうにかなるものでもありませんで、遂にTIME誌に決定的な記事が載ってしまいました。 「Video Games Go Crunch!」(ビデ
ちょっとご無沙汰しておりました「三十歳から四十五歳を無自覚に過ごすな」。梅田望夫さんの著書「ウェブ時代をゆく」で下記の文章に大変感銘を受けたことをきっかけにスタートしております。 「三十歳から四十五歳」という難しくも大切な時期を、キャリアに自覚的に過ごすことが重要である。(P194) 今回ですが、梅田望夫さんのウェブブック「生きるための水が湧くような思考」の中で、若者たちの新しい「ロールモデル」(お手本)として見つめ直す必要がある。」と記述されている人物。その名は任天堂代表取締役社長 岩田聡。 当時ソニー「プレイステーション2」の後塵を拝していた任天堂の代表取締役社長に就任後、ニンテンドーDS/DS Lite、Wiiを世に送り出し、瞬く間に任天堂を首位の座に返り咲かせた立役者、岩田聡。現在のその華麗な実績に至るまでの30歳から45歳の道のりは、極めて苦しく険しいものでした。今回は岩田聡さん
ロサンゼルスでゲームの見本市、通称E3が7/15から3日間行われました。 それぞれの陣営のアピールから1週間が経ち、参加者の反応が出てきていますので取り上げたいと思います。 「SCEは、まずライブラリを充実させるべきだ。」 マルチ化が進むゲームタイトルの開発者は口を揃えてこう語る。 「PS3は将来的に非常に魅力的なプラットフォームだ。しかし、現状ではディレクターが提案したたった一つの処理を試みるのに、プログラマーはCrush & Buildを繰り返さなければならない。これでは我々ゲームディベロッパーは、ゲームの開発に無駄な時間を取られすぎてしまう。」 「北米市場最大のゲームショウ「E3 2008」にて感じたこと」http://japan.gamespot.com/topics/story/0,3800076357,20377682,00.htm やはりPS3の開発しづらさは、群を抜いている
ファミ通最後のページに編集長の浜村弘一氏のコラムがあります。 時々びっくりするような変な内容を書くことがあるのですが、今回の浜村通信はデータを元に書いていましたので取り上げたいと思います。 浜村通信第320回「ユーザー層の変化が意味するもの」 ニンテンドーDS市場。発売直後から新規ユーザー21%、既存ユーザー36%、回帰ユーザー43%という割合で長く安定していた。しかし最新データでは、変化が起き始めている。 おそらく2008年上半期のゲーム市場動向の素データが上がってきているのでしょう。詳細は7月上旬から中旬かけて発表されるのではないかと思われます。 書いてある変化をまとめると、 既存ユーザーが44.8%で8%以上アップ。新規ユーザーが26.2%とアップ。回帰ユーザーが29.4%と10%以上ダウン。 DSでゲームを恒常的に遊ぶ人たちが増加しつつあるのは間違いない事実のようだ。 いわゆる知識
岩田 さて、まずは、前作の話から始めましょうか。 2006年の夏にリリースされた ゲームボーイアドバンス版の『リズム天国』は、 正直、発売前の段階では あまり注目されていなかったにも関わらず、 たいへん多くの方に受け入れられました。 このシリーズの中心的存在である大澤さんは、 発売当時、どのように感じましたか? 『リズム天国』(ゲームボーイアドバンス用ソフト) 2006年8月3日発売 大澤 (企画、ディレクション、プログラム担当) みんなに楽しんでもらえるのかな・・・・・・と。 そこが、すごく不安だったんです。 譜面的なガイドが画面に出てこない、 新しいタイプのリズムゲームでしたから、 わかる人にしかわからないんじゃないかなと。 もちろん、そうならないように 気をつけてつくったつもりだったんですが、 世に出てみるまではわからなくて・・・・・・。 ドキドキし
北村 最初にお訊きしたいことがあるのですが・・・。 岩田 はい、どうぞ。 北村 『大合奏! バンドブラザーズDX』はニンテンドーDSソフトなのに、 どうして「社長が訊く」で取り上げられるのかなあと思いまして。 岩田 今度の『バンブラDX』は、これまでの音楽ゲームにはなかった 新しいシステムがありますよね。そういった新しい試みについて、 15秒や30秒のテレビCMではなかなかお伝えできないですから、 DSソフトとして初めての試みではあるんですが、 今回はそういった点を開発に関わった3人から直接訊いて みなさんにご紹介してみたいと思ったんです。 私自身、このソフトには、不思議な縁がありましたし・・・。 それではまず、自己紹介をお願いします。 北村 環境制作部の北村です。 前作の『大合奏!バンドブラザーズ』(※1)ではアートディレクターを、 今度の『大合奏!バンドブラザーズD
昨日のエントリの続き、みたいなものです。 「ジルスチュアートで始める、輝きのニューシーズン」 「ランウェイに舞うスターダスト」 「アセテートを用いた独特の質感と洗練されたデザイン」 突然ではありますが、上記の文章の意味がわかる人、どれくらいいるでしょう? 野安には、よくわかりません。だって、どれが固有名詞で、どれが一般名詞なのかの区別がつかないもん。 これ、ネット上から拾ってきた文章です。 ファッション雑誌の公式ページからコピペしました。たぶん「ファッション誌などをチェックしている人にとっては、ちゃんと理解できる文章」なのだと推測されます。でも、そうでない人にとっては、よく意味がわからないんですよね。 つまり、何を言いたいかといいますと。 ゲーム雑誌(とかゲーム専門メディア)の文章って、いま、上記の文章と同じような状態になっているよね、ということです。それま
任天堂の宮本茂やWiiに関するNew York Timesの記事。 http://www.nytimes.com/2008/05/25/arts/television/25schi.html より拙訳。タイトル含め、所々意訳。 追記:原題の " Resistance Is Futile (抵抗は無意味だ) " はスタートレックに出てくる有名なフレーズだそうですね。これはそのままのほうがよかったかもしれません。教えてくれた人どうも 「任天堂に対抗するだって?w 無駄な抵抗はやめておけ 〜 最強の55歳 〜」 宮本茂はゲーム界のウォルト・ディズニーと言っても決して言い過ぎではない。 ディズニーが1966年に亡くなったとき、宮本さんは14歳の少年だった。学校で教鞭を執っていた父の元、彼は日本の古都・京都で育った。当時漫画家を目指していた彼はディズニーのキャラクターに夢中になり、ひたすら絵を描いて
いきなり驚くような(釣りのような)タイトルですが、別に現在業界トップを突っ走っている任天堂がゲーム作りを止めるという意味ではありません。あくまで「(据置型)テレビゲーム」や「携帯ゲーム」を作らなくなる可能性が、将来的にはあるのではないか、というお話です。 ことあるごとに言われているように、現在の任天堂には『横井哲学』とも言えるものがあります。それは有名な「枯れた技術の水平思考」。文字通り、ゲームにはすでに使い古されてコストが安くなった技術を新しい発想でゲームに利用して、安く提供するというもの。 ■参考:任天堂 岩田聡社長インタビュー(1) マンマシンインターフェイスを直感的にすることがカギ これと関連するもの、横井さんが任天堂在籍時に言っていたものがあります(ソースが見つからなかったのですが、たぶん何かの講演。似た趣旨のコメントがどこかにあれば情報求む)。それは、おもちゃはある分野で
■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ 任天堂 岩田聡社長インタビュー(1) マンマシンインターフェイスを直感的にすることがカギ ついに新プラットフォームWiiを発売した任天堂。Wiiは、従来のゲーム機の進化法則から外れることで、これまでゲームをプレイしなかった新ユーザーの開拓を狙う。その下地となっているのは、ニンテンドーDSでの成功。任天堂の岩田聡氏(代表取締役社長)に、同社の戦略とその背景について伺った。 ●半導体の法則から外れるためにビジョンを打ち出す 【Q】 あなたのスピーチを、2005年から連続で聞いて来ました。GDC(Game Developers Conference)、E3(Electronic Entertainment Expo)、東京ゲームショウ(TGS)、それから今年(2006年)9月のWii Previewイベント。 【岩田氏】 フルコースでずっと見ていただいてい
先日のエントリで紹介した、任天堂の決算説明会における質疑応答。 「任天堂決算説明会 質疑応答」から見る「DSの今後」について - わぱのつれづれ日記 プラットホームサイクルとDSの今後については上記エントリで触れたのですが、それ以外にもなかなか面白い内容が、この質疑応答には含まれています。今回はその中から「任天堂の生産性」に関する質問(Q13)について取り上げてみたいと思います。 任天堂の生産性について Q13の質問では、任天堂の生産性が向上できるかどうか、ということについて問われています。これは、PC Watchで後藤氏が主張している話題ですね。 後藤弘茂のWeekly海外ニュース 任天堂はこれだけ儲かっている割には、会社規模はあまり大きくしていません。M&Aについてもあくまで「必要な技術を特許ごと抱えるため」という展開に限定しており、これについてはQ21で答えています。最近ではモノリス
先日のエントリで、任天堂の決算報告説明会の動画を紹介しました。 「任天堂 08年3月期決算説明会」から見る、任天堂ハードとサードとの関わり - わぱのつれづれ日記 上記エントリではサードと任天堂との関係について焦点を絞って考察しましたが、それ以外にも非常に見所のある内容でした。特に、「プラットホームサイクルは今までの常識は通用しない」という趣旨の内容は、これまでアナリストやゲームマスコミが自らの論調の根拠としていた考えだけに、かなり揺さぶりをかけられた形でしょう。「昔こうだったから、今後はこう」という、深い思考を要しない安直なコメントが通用しないと言うことですからね。 こうした流れを受けて、説明会の後に開催された質疑応答。こちらも任天堂は、適当に省略された記事にされて誤解を生むのを恐れ、毎回詳細に書き起こして公開しています。 2008年3月期 決算説明会 質疑応答 上記、プラットホーム関連
据置、携帯ゲーム機共に好調でゲーム市場において圧倒的な存在感を示している任天堂。その昨年度の決算報告が先日行われ、各所で報道されていました。 任天堂、過去最高決算 DSやWii、旧作ソフトも好調 - ITmedia News 個人的には、任天堂がいくら儲かったとか数字的な話にはあまり興味はありません。最近の数字はあまりに大きすぎて一消費者にはピンとこないですしね。ただ、任天堂の市場分析力、戦略、そしてそれを明確にぶれずに情報発信していく岩田社長の姿勢には以前より強い関心を持っています。 元々セガユーザーで任天堂はむしろアンチ気味だった自分が、任天堂ソフトを多く買うようになったのも、DS以降の新しい任天堂の流れに共感を覚えていることが大きいです。「従来ゲームにはない新しいエクスペリエンス」、「リアル社会にも恩恵のあるゲーム」といった流れが、もともとそこまでコアなゲーマーでは無い自分と合ってい
任天堂のゲーム機「Wii」は、最速で2,000万台の出荷を達成した。その成功の秘訣は、任天堂自身が説明するように、まず最初にカジュアルゲーマー層をターゲットにしたことにある。ハードウェアゲーマーにアピールして、それから周辺のカジュアル層に広げるという従来のゲーム機の定石を崩した。定石通りに展開していたXbox 360は、1年先行していたにもかかわらず、Wiiが2,000万台に達した昨年(2007年)末の時点で1,770万台と、出荷台数でWiiに抜き去られてしまった。 しかし、おそらく任天堂の首脳部は、この成功を手放しでは喜んでいないだろう。どころか、危機感を持っているかもしれない。なぜなら、Wii戦略の第2ステップに当たる、Wiiにユーザーを定着させる部分が、明らかに追いついていないからだ。 Wiiは直観的な操作のコントローラという、わかりやすさと期待感で、新しいユーザーを引き込むことに成
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