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ブックマーク / works014.hatenablog.com (33)

  • 「全角スペースを行末吸収」にまつわるバグ - なんでやねんDTP・新館

    先日、友人からtwitter上で質問があり、+designingで配付していただいている「文字組みアキ量設定」を使っているのだけれど、「終わり括弧類がぶら下がってしまう…これは意図した挙動ですか」とのことでした。 もちろん、とんでもない挙動ですね……念のため「ぶら下がり文字」に当該文字が入っていないか確認していただき、埒があかないのでファイルを送っていただきました。 そのファイルを確認したところ……なんと、新たなバグが発見されたので簡単に報告しておきます。 問題の段落は下図のように「全角スペースを行末吸収=ON」で、「文字組みアキ量設定」は「行末約物全角/半角」をベースにしたモノが適用されていました。 この場合は、行長をオーバーする丸パーレンがぶら下がってしまっています。 そこで「ピン!」ときたのが、以前の 「ここまでインデント」の挙動の不具合 の件。 あの場合は「文字組みアキ量設定」が「

    「全角スペースを行末吸収」にまつわるバグ - なんでやねんDTP・新館
  • InDesignの「段落」「文字」などのカスタマイズ例 - なんでやねんDTP・新館

    前回の記事で言及したInDesignの「段落」や「文字」の「アプリケーションデフォルト」のカスタマイズに関して、(私の例が参考になるかどうかわからないが…)環境設定も含めて、その手順と運用方法を解説した「InDesignのカスタマイズ例(私の場合)」と題する動画を作成し、YouTubeで公開した(CS6を使用)。 ●InDesignのカスタマイズ例(私の場合) youtu.be InDesignの環境設定やアプリケーションデフォルトのカスタマイズ方法を「私の例」を紹介しながら解説してみました。 環境設定をはじめ、段落・文字などアプリケーションデフォルトとして提供されている設定は必ずしも万能ではありません。逆に好ましくない部分さえあります(勿論私見ですが)。 そんな各種設定を、あらかじめ自分の作業環境(形態あるいは好み)に合わせてカスタマイズしておくことで、後の作業をスムースに行うことができ

    InDesignの「段落」「文字」などのカスタマイズ例 - なんでやねんDTP・新館
    zichao
    zichao 2016/01/02
  • 「日本語段落コンポーザ」と「日本語単数行コンポーザ」 - なんでやねんDTP・新館

    先日、twitterで話題になっていたInDesignの「日語段落コンポーザ」と「日語単数行コンポーザ」について、簡単な検証を試みた。 まず、スピーカーをやらせていただいている大阪DTPの勉強部屋主催の連続講座「InDesign組版教室」で、段落に関する各種設定の挙動を説明するために用意したテキストがあったので、それを流用し*1、以下のような「日語単数行コンポーザ」の文字組みを用意した。 さらに、禁則調整方式4種に対して、「強い禁則」と「弱い禁則」、文字組みアキ量設定を「行末約物半角」と「行末受け約物全角/半角」……と組み合わせを変えて計16種類を作成。 これを頁下部にコピーし、「日語段落コンポーザ」に変更したモノを作成し比較してみた。 ※赤い斜線部分はコンポーザによる違いはない。 pdfを用意したので必要な方は以下から……(アイコンをクリックするのがベター) 強い禁則の場合  強

    「日本語段落コンポーザ」と「日本語単数行コンポーザ」 - なんでやねんDTP・新館
    zichao
    zichao 2015/06/06
    「段落コンポーザ」は和欧混でハイフネーション処理が不可能であったり、行頭行末にかかる連数字処理の関係、あるいは「強い禁則」採用時などに発生しがちな、行中に2文字分以上の調整が必要になる場合には有効に機
  • 均等ツメ(アケ)組みの注意点 - なんでやねんDTP・新館

    フレームグリッドを利用した均等ツメ(アケ)組みは意外と使われることが多いようだが、注意点を幾つか。 ●文字サイズの変更について 作例のように、文字サイズは20Qで字間−2H(=2Hツメ=字送り18H)のフレームグリッドで、文字サイズを18Qに変更したとしても、グリッドと文字の送りが揃うワケではない。 ※設定画面のフォントは異なっているが別に意味はない(単純ミス、筑紫明朝L) なぜなら、フレームグリッドではデフォルトで「グリッドの字間を基準に字送りを調整」がONとなっており、その字間設定(この場合−2H)に依存してしまうから。 もし、文字サイズのベタ送りが必要な場合は、文字パネルメニューの「グリッドの字間を基準に字送りを調整」のチェックをOFFにする必要がある*1。 OFFにしない場合は以下の通り…… それぞれ、(トラッキングで)18Qの2Hツメ相当(−111/1000em)、24Qの2Hツ

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    zichao
    zichao 2015/05/14
  • 縦組み時のルビパネルの変形率の窓 - なんでやねんDTP・新館

    つい最近、ある冊子の書体選定のための資料作成を依頼され気付いたこと…… 文は縦組みで平体が掛かっており、冊子の内容から頻出するであろうルビも組み見に入っていた。で、それを…… ……………………………… ええいっ…回りくどいので、手っ取り早く結論だけを…残念ながらバグですが……。 InDesignには、縦組み時にルビパネルで設定する垂直比率と水平比率の表示があべこべになっているという不具合がある。(逆になっているだけなので)簡単に回避できるが、気付かず見逃してしまうと酷い組み上がりになるのは必至…。 平体のつもりで垂直比率を変更しても長体が掛かるだけ 「縦組」のルビ間違いご容赦…「たて ぐ」かな… ご覧の通り、(一般的な設定なら)ルビの方が長くなるので、当然のことながら親字は字間が割られる結果になる(私はこの不自然な文字の並びを見て気付いた)。 回避方法は簡単…… 逆に水平比率を変更する

    縦組み時のルビパネルの変形率の窓 - なんでやねんDTP・新館
    zichao
    zichao 2013/12/15
    “平体”に「へいたい」とのルビが付いているが、こちとら長年「ひらたい」と呼んでいた。
  • ちょっとお知らせです… - なんでやねんDTP・新館

    先日(2013.09.27)発売された雑誌 「+DESIGNING vol.34」(2013年11月号)に記事を書かせていただくと共に、特別付録『MORISAWA PASPORT 文組見帖』の和文組み見部分を担当させていただきました。 +DESIGNING (プラスデザイニング) 2013年 11月号 [雑誌] 出版社/メーカー: マイナビ発売日: 2013/09/27メディア: 雑誌この商品を含むブログ (6件) を見る 付録では、私の「文字組みアキ量設定」を使用して和文の組み見全ページを組み、最終的な集版というか入稿用のpdfの取りまとめも手伝わせていただきました(担当頁数が大きく関係していたと思います)。 使用した「文字組みアキ量設定」は、当ブログでも配布している「HW-Kt」(ベタ組み)と「HW-Ko改」(ツメ組み)。加えて特殊な設定が必要な書体用にはさらにカスタマイズを加

    ちょっとお知らせです… - なんでやねんDTP・新館
    zichao
    zichao 2013/12/14
    次の仕事で使ってみる
  • 上付き文字・下付き文字 - なんでやねんDTP・新館

    先日、twitter上で「上付き文字・下付き文字」が話題にあがり、 @inuzo1103 文字タブのサブメニューの下付き文字とOpenTypeタブの位置:下付き文字は違うモノですから注意がひつようですよ…どちらか適切な方を…OpenType機能の方がイイように思いますが…— 大石十三夫/おぢんさん (@works014) 11月 7, 2012 そのついでもあったので簡単に説明するために動画を作成し、YouTubeで公開した(Illustrator/InDesignとも考え方は共通)。 【重要】 文字メニューから設定する「上付き文字・下付き文字」については、InDesignとIllustratorのデフォルトの設定値は「サイズ(58.3%=縮小率)」・「位置(33.3%=ベースライン移動量)」ともに同じですが、そのベースライン移動量の基準としている位置が異なりますので、同様には考えられませ

    上付き文字・下付き文字 - なんでやねんDTP・新館
    zichao
    zichao 2013/11/17
    やっぱあれで良かったのね^^
  • 私の基本的な設定 - なんでやねんDTP・新館

    先日のInDesign組版教室でちょっと紹介したのだが、私が段落スタイルなどを作成する際に気をつけていることを(おおまかに)ザッと紹介しておく。何らかの参考になれば幸い(画面は InDesign CS4)。 ※より新しい環境で、ほぼ同内容の記事を動画も交えてよりわかりやすく、より詳細に纏めた記事は以下を参照ください(2013.07.28追記)。 →“InDesignの「段落」「文字」などのカスタマイズ例” ●まず、環境設定…… デフォルトでチェックの入っている「スマートテキストのリフロー処理」(CS4以降)は、チェックを外している チェックを入れる場合は、扉頁が入ることが多いので「見開きページスプレッドを保持」にもチェックを入れる CS4からの設定項目…なので、当初はエライ目に遭わされた…左頁の扉が右頁に来たり… 「組版」の部分は以下の通り(私の場合は異体字を使用することが多いので、目視確

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  • 表組みの具体的な計算例 - なんでやねんDTP・新館

    先日の記事の流れで、InDesignでの表組みの実戦具体的な計算例を…… 2例ほど掲げておく。 ●セル内文字は12Q*ベタ16字詰め、行間4分アキで3行…左の罫は2ミリ、残り上下と右の罫は0.2ミリ…罫と文字とのアキは1ミリ…このセルのInDesign上の天地・左右サイズは? この一つのセルを表として見た場合のサイズは? ↓文字サイズ12Q、行間4分アキなので行送りは(12+12÷4=)15H、16字で改行し、 ↓罫はとりあえずすべて0.2mmとし、セルの余白もすべて0mmとしておいた。 左右は12Q×16字=192H=48mmに罫幅0.2をプラスして48.2mmとした ↓天地サイズは「最小限度」を「指定値を使用」に変更してやると(自動計算された)現在のサイズが表示される。 15H×2+12=42H=10.5mmに罫幅0.2をプラスした数値になっている(10.7mm) ↓次に、セルの余白を

    表組みの具体的な計算例 - なんでやねんDTP・新館
  • 「段落スタイル」と「文字スタイル」の胆 - なんでやねんDTP・新館

    「段落スタイル」と「文字スタイル」の使い分けが判らないという声を聞く。 また、これらのスタイルを使っていないという方もおられるという話も耳に入る。 なんで? こんな便利な機能を使わないということがそもそも考えられない。 きっと、難しく考えすぎて、とっつきにくいと匙を投げてしまうのではないかと思う。 以下に、私の基的な方法をごく簡単な例を挙げて説明しておく。 どなたかの参考になれば幸い(作例はCS6)。 一般的には、まず版面設計に基づいてレイアウトグリッドを設定する。 ※テキストフレームの場合でも、スタイルに関する基的な考え方は同様。 ここに以下のようなテキストを流し込むと…… 文13級・段落1字下げ・丸パーレン内12級/あああああああああああああああああああああああああああああああああ(ああああ)あああああ ●箇条書き部分は1行目突き出し1字・天地ママ/あああああああああああああああ

    「段落スタイル」と「文字スタイル」の胆 - なんでやねんDTP・新館
  • 今が旬の「ここまでインデント」 - なんでやねんDTP・新館

    「ここまでインデント」に関して昨日(2012.01.25)から今日にかけて話題になっていたが、ある程度の結論に達したのでここに纏めておく(作例はCS4)。 きっかけは @akatsuki_obana さんの 「左揃えのテキストに強制改行入れて「ここまでインデント」揃えようとしても行頭が揃わないのって、インデントマーカーの前後のアキ量設定が影響してる???」 という呟きだった。 その後のtwitter上でのやりとりは @mori_taksi さんが纏めてくださった コチラでご確認して頂くとして…… 私は、当初は ここまでインデント…設定した直後は最適値が適用されるが、2行目はアキ量(最適値)を無視した来の字幅位置に揃えられる…なのでここまでインデント直前の文字の後ろアキを固定してやらなアカン… という仮説を立てたが、「(行末)約物全角」では正常になるという報告を読み飛ばしており、@mono

    今が旬の「ここまでインデント」 - なんでやねんDTP・新館
    zichao
    zichao 2012/01/30
    「(行末)約物全角」では正常になる
  • 行送り値の計算・指定 - なんでやねんDTP・新館

    InDesignでは以下で示すように4種類の「行送りの基準位置」が用意されており、Illustratorでも「日語基準の行送り」あるいは「欧文基準の行送り」が設定できる。 一般的にどういう指定方法が採用されているか知らないが…… 下の例に挙げたような段落毎に文字サイズが異なる場合は、「行送りの基準位置」の設定によって行送りの値が異なるのは当然のこと。 だからこそ、行送り値とともに行送りの基準位置も指定しなければ意味がない。 もしそれができないのであれば、潔く行間のアキを指定して実作業者に任せるしかない。 以下にその計算方法を例示しておく。 (なお、画像はいずれも行間アキなし=ベタの状態) ●行送りの基準位置=仮想ボディの上(Illustratorでは「日語基準の行送り」) 当該行の(最大)文字サイズに次行との間に必要なアキをプラスした値が行送り値となる ※これだけ次行との間 - ●行送

    行送り値の計算・指定 - なんでやねんDTP・新館
  • Illustratorの文字組みアキ量設定の優先度 - なんでやねんDTP・新館

    ちょっと調べることがあってIllustratorの文字組みアキ量設定を触っていて気付いたことを……。 ※環境は Mac OSX上のIllustrator CS4 まず、Illustratorでは手を加えることの許されない行長調整の優先度を簡単に調べた。 文字組みアキ量設定はデフォルトで用意されている「行末約物半角」を使用し、禁則調整方式は「追い込み優先」 1行目はベタの状態 2行目以降は行末に読点を追加し半角分のツメが必要な状況をつくり、約物を変更…… この結果から、ツメル場合の優先度は 中点類>読点類>括弧類>句点類 の順であると判断できる。 次に、以下のように半角分の延ばし処理が必要な状況を作成した。 現状は頭揃えの状態 文字組みアキ量設定はデフォルトで用意されている「約物半角」 但し「約物半角」でも何故か中点類は半角とはならない(5行目) それを頭末揃え(ジャスティファイ)に変更する

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  • 「InDesign組版教室」のお知らせ - なんでやねんDTP・新館

    急なお知らせですが……「大阪DTPの勉強部屋」のえむさんのご尽力で「InDesign組版教室」という連続開催の勉強会のスピーカーを努めさせていただくことになりました。 私はInDesignでの書籍組版を主にしているのですが、例えば…デザイナーさんのInDesignを使用した書籍の指定フォーマットを確認させていただいて、その作成方法や各種スタイルの使い方など……「なんでやねん!?」と感じる事が多いのが現実です。 ※指定フォーマットとはいえ、段落スタイルも登録していない場合もありますし、書籍なのにテキストフレームしか使っていない場合もあります。 各種設定・機能をよく理解せず、見た目で判断する(Illustrator組版的な)結果オーライのお仕事が多過ぎる。 ならばそれらの基的なことをちゃんとに理解すればいい、そうすることでInDesignの使い勝手も向上する…… その道案内くらいはお手伝い出

    「InDesign組版教室」のお知らせ - なんでやねんDTP・新館
    zichao
    zichao 2011/06/08
    たぶん行けないだろうけど応援してます。
  • 角丸ボックス内のセンタリング_二番煎じ - なんでやねんDTP・新館

    ミクシィ経由でIuDesign居残り補習室(いき♂)さんの「表組に角丸を設定するには」という記事を読んで思いついたこと。 (でも、二番煎じだったようだ……詳細は末尾に。 尚、環境は MacOSX10.4.11, InDesign CS2…いまだに) このようなテキストがあるとする。 テキストフレームに必要なマージンを設定し、 「オブジェクト/オブジェクトサイズの調整/フレームを内容に合わせる」を実行する。 指定されたラウンド枠を適当に作成して、先のテキストフレームをコピーしてから、枠をクリックし、「編集/選択範囲内にペースト」を実行する。 さらに「オブジェクト/オブジェクトサイズの調整/フレームを内容に合わせる」を実行すれば出来上がり。 文字数が減った場合には ダイレクト選択ツール(白矢印)でテキストフレームに「オブジェクト/オブジェクトサイズの調整/フレームを内容に合わせる」を実行し、

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  • ePUBの外字/iBooksでの表示_外字フォント - なんでやねんDTP・新館

    さて次の手として、@uakira2(id:uakira)さんに作成したていただいたTrueTypeFontとOpenTypeFontをcssに組み込んだ……【test04】 @font-face { font-family: gaiji_ttf; src: url(../Fonts/gaiji.ttf); } @font-face { font-family: gaiji_otf; src: url(../Fonts/gaiji.otf); } xhtml(body部のttf部分)はフォントのマッピング*1に従って以下のように変更(同様なotf部分も追加)。 <p class="kihon">TrueTypeFont仕様</p> <p class="kihon">分が八屋根の「頒」は「<span style="font-family:gaiji_ttf;">H</span>」です</p>

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  • [形状に変換]効果の形状オプション_Illustrator - なんでやねんDTP・新館

    DTP TransitさんにIllustratorでアピアランスの[形状に変換]効果で囲み罫を付けるtipsが紹介されている。(コレは自動伸縮枠) しかし、[形状に変換]効果の形状オプションの元となる数値はどのように決定されているのかは説明されていない。 それが判らない限り数値的に正確なモノは出来ないだろう。 以前の記事に記したようにフォントのバウンディングボックスサイズというのがあり、そのサイズは同じフォントでもバージョンによって差異がある。 以下はモリサワのA-OTF 中ゴシックBBBに[形状に変換]効果の[形状オプション/値を追加]で幅・高さとも「0mm」の設定で自動伸縮枠を生成した例(32Q)。 ※作例はCS4*1 画像を見ていただくと、文字列をクリックした際のサイズ(バウンディングボックスサイズ)で枠が生成されているのが判るだろう*2。 以下、当初の理解しにくい記述をより理解しや

    [形状に変換]効果の形状オプション_Illustrator - なんでやねんDTP・新館
    zichao
    zichao 2010/11/20
    32Q×0.12÷4=0.96mmの公式ではなく、(バウンディングボックスサイズ天地-Q数)÷2÷4=0.716mmとする。
  • 打ち消し線と下線の基準位置など - なんでやねんDTP・新館

    InDesignの比較的よく使用される機能に打ち消し線と下線があるが、その設定位置や太さとの関係は曖昧なママで運用されているのではないかと思われるので、より正確な組版を実現する参考として私の理解の範囲で記しておく。 以下は100Qの小塚明朝Rに打ち消し線と下線をデフォルトの設定で付加した状態(カラーのみ変更)。 まず、罫の太さは100Q(25mm)に対して1.25mmなので5%。 オフセットの数値として打ち消し線には「8.333mm」、下線には「3.625mm」が自動で設定されるが、さらに拡大して、その数値の意味を解読してみると…… 打ち消し線は文字サイズの1/3に当たる数値がオフセットに自動的にセットされ、文字の正確なセンターよりやや下に、下線は文字サイズの12/100に罫太さの半分をプラスした数値がオフセットの部分に自動的にセットされ、仮想ボディの下端ピッタリに位置することになる。 共

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  • 広告業界の悪しき伝統「カンパコ」 - なんでやねんDTP・新館

    先日の例を見て“広告業界の悪しき伝統「カンパコ」*1を想起しました”と id:koikekaisho さんからコメントがあり、私も思い出したので手動写植機を操作していた頃の方法とあわせて、文の「カンパコ=完全箱組」に関して少し……*2。 「完全箱組」とは、ツメ組みで段落の頭から最後までをキッチリ箱型に収める組み方で、最終行も行長ピッタリに揃える。コメントに応えて書いておいたが、手動機を操っていた頃の広告やカタログのボディコピーはそんな「完全箱組」バッカリであった。 私の付き合っていた広告代理店のコピーライターは、例えばレイアウトスペースが12Q*22字詰めの場合、【12Q*22字=264=11Q*24字】といった計算式で24字詰めで原稿を書いてくる。もちろん約物は半角扱いで、文字の並びによっては拗促音も……。 ツメ文字盤がなかった頃は、12Qの文字を11H送りで印字するのだが当然のこと漢

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  • クォーテーションマークのまとめ - なんでやねんDTP・新館

    ※文字そのもののユニコード位置は正確には情報パレットのモノを参照する必要があるが、この記事の一部のユニコード表記は字形パレットを参照したため正確さに欠ける。(100320追記) ダブルミニュートについての記事のブックマークコメントに一重引用符(シングルクォーテーション)も同様だろうとのコメントをいただいており、アポストロフィー(右の一重引用符兼用*1)も気になるので、少し時間の余裕が出来たのでまとめておいた(4行目はAdobe Garamond Pro Regular)。少し小さくて見づらいがご容赦願いたい。 尚、Unicode3.2準拠のフォントでタテ組に変更後処理する場合、ダブルは字形パレットから等幅全角字形と表示されるCIDの672と673を選択すれば大丈夫だが、シングルは等幅全角字形の670と671を選んでもダメだった。ヨコの矢印から等幅全角字形を適用しなければならない。(字形パレ

    クォーテーションマークのまとめ - なんでやねんDTP・新館