海兵沿岸連隊は具体的にどう戦う? それでは、海兵沿岸連隊は具体的にどのような戦い方を想定しているのでしょうか。 まず、海兵沿岸連隊は上記の各種部隊を各75から100名程度の小さな部隊に分け、それぞれに対艦攻撃や防空、兵站や情報収集などの特化した役割を持たせます。次にこれら部隊を、ヘリコプターやLAWを用いてあらかじめ島々に分散配置し、「遠征前進基地(EAB)」という小規模な拠点を設置します。 そして、この各EABが連携して、敵の艦艇や航空機の位置を把握してミサイル攻撃を実施したり、各種ジャミングを実施したり、各種補給拠点を設けて海軍の作戦を支援したりすることによって、たとえば空母を中心とする艦隊の安全な航行を支援するというわけです。 こうした小規模に分散された部隊は、航空機や衛星による発見が難しく、それが島から島へと素早く移動するという戦術をとります。これにより、敵からの攻撃を避けると同時