◆武力行使にあたり、対水上戦闘も有り得た 中国海軍が危険な火遊びを行いました、武力攻撃ではありませんが国際法上の武力行使にもあたり、状況によっては対水上戦闘も有り得た事態です。 先月30日、東シナ海の公海上を行動中の海上自衛隊護衛艦ゆうだち、に対し中国海軍の江衛Ⅱ型フリゲイトが3kmの距離から射撃管制レーダーにより数分間に渡り照準する事態が発生しました。江衛Ⅱ型は満載排水量で護衛艦ゆうだち、の三分の一程度の小型艦ですが、搭載している火砲や誘導弾は水上戦闘艦の実装備であり、海上自衛隊以外の国においては海軍交戦規定により自衛のための予防措置として反撃を行う規定を有する海軍もあるため、非常に危険な行為に他なりません。 水上戦闘艦には、基本的にレーダーは二種類あり、周辺の状況把握と索敵用に用いるもの、そして射撃を行うものの二種類が搭載されていますが、索敵用のものは航海レーダーとして衝突防止などの状
◆インド海軍は空母・原潜等有力な戦力を保有 インドのPTI通信を産経新聞が引用し配信した記事によれば、インド海軍は必要ならば艦隊を南シナ海へ派遣するとのことです。 これはジョシインド海軍参謀長の発言で、中国海軍の増強とともに、その海軍力がヴェトナムとの共同資源開発や南シナ海での海洋自由通行に影響が及ぶことを懸念し、必要であれば海軍部隊を派遣する、としたものでした。実はインド海軍の規模は中国海軍よりも大きく、この発言は大きな意味を持っています。特に空母機動部隊の派遣が可能なインド海軍がこの海域での行動を示唆したことで、中国海軍の防衛計画は大きな再編を強いられることだけは間違い無いでしょう。 インド海軍は1961年にイギリスより新造艦を購入する形で初の航空母艦ヴィグラントを就役させて以来、外洋海軍の建設を継続した海軍国であり、1987年には英空母ハーミーズを取得しヴィラートとして就役、久保二
◆道路法車両制限令、車幅2.5mの規制 第三回は、装備品について国産装備か輸入装備かを考える上で、当たり前でもあり、そして少々小さな点、しかし重要な点を少し触れたいと思います。 自衛隊の装備品は、我が国において運用する、という前提、これを忘れてはなりません。しかし、これを踏まえて考えますと、自衛隊装備に重要な要素があることを思い出させるわけです。その最たるものが、道路法車両制限令が提示する車幅規制、というものがあり、我が国の道路は例えば鉄道が世界基準の標準軌1435mmではなく狭軌1067mmが採用されているように、狭い道路となっています。 道路法車両制限令第三条では、車幅2.5m、総重量25t以下、軸重10t、輪重10t、高さ4.1m、長さ12m、最小回転半径12m、以上の通り。陸上自衛隊の96式装輪装甲車は、これに合わせ全幅2.48m、全長6.84m、重量14.5t、この車両制限令の範
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