しかし、 「四人組」が逮捕され華国鋒が政権を握ると、 「解放前、 帝国主義は何度も海からわが国に侵入した。 現在祖国の神聖な領土台湾を解放し、 南沙群島などの島嶼を取り戻すわれわれの願いはいまだに実現していない。 ソ連覇権主義国は狂気のように砲艦外交を推し進め死にもの狂いになって海上覇権を争っている。 わが国を滅ぼそうとしているソ連修正主義者の野望は消えていない。 これらすべての事態に直面して、 我が海軍は一層発展し強大にならなければならず」と海軍強化が進められた。 そして、 一九八五年には沿岸海軍から外洋海軍への脱皮を示す新ドクトリンが示され、 一九八八年には中国海軍ナンバー二の中国海軍副司令員張序除が、 「世界には海洋に面した国家間の海洋権益、 海洋秩序をめぐる支配と反支配、 略奪と争奪反対の闘争がある」。 これに対して海軍の任務は「国家の主権と海洋権益を守るものである」と、 単に領土