新型コロナウイルスの影響で延期された北九州市立小中学校の修学旅行について、小学校(全129校)の約3割が1泊2日の市内旅行を計画していることが市教委のまとめで判明した。中学校(全62校)は、高校受験を控え実施できる期間が短いことから、約9割が宿泊なしの旅行を予定している。【松田栄二郎】 当初の計画では、小学校が大分県か長崎県方面に1泊2日、中学校が関西方面に2泊3日の日程で、5月ごろから実施予定だったが、小学校は9月以降、中学校は8月末以降に延期された。その後、市教委は旅行先を市内から近隣県までに限り、1日または2日間に規模を縮小して実施することを決めていた。 市教委によると、1泊2日の修学旅行を予定している小学校は102校。うち県内を旅行先とする48校中43校(全体の約33%)が、市内の観光施設や工場の見学と、市内の宿泊施設の利用を計画。県外に行く54校は大分や長崎、熊本など近隣県を予定