カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とワンダーコーポレーションは12月3日、新会社の設立とTポイントサービスの導入について基本合意書を締結した。今後、両社は茨城県にある中小規模店舗に向けてTポイントサービス導入とCRM戦略を推進するための共同出資会社をつくる。また、ワンダーコーポレーションが運営する「WonderGOO」およびグループ会社の新星堂では来春以降にTポイントサービスを導入する予定。
10月23日、図書館流通センター(TRC)の石井昭社長は本紙に対し、神奈川県海老名市図書館(中央・有馬)で共同事業体として、指定管理者となっているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との提携解消を検討していると語った。海老名市立中央図書館のリニューアル段階では、選書や分類などに関するTRC側の意見が通らず、TRCの石井社長は『こちらの考えを受け入れようとしない。また、図書館に対する考え方で大きな食い違いがある。今後、共同事業体ではやらない』と断言した。海老名市立図書館の運営は当面継続する意向だが、同市、CCC、TRCの三者で協議する方針。CCCの広報では「これまでと変わりなく、両社で運営していくと認識している」とコメント。また、両社がアドバイザリー契約を結んでいた愛知県小牧市の新図書館についても、TRC側では共同事業体を解消する意向を示している。
日本文藝家協会など8団体は9月3日、著作権者不明の作品、いわゆる「孤児作品」の権利処理や流通について検討する勉強会を発足させた。会の名称は「権利者による、権利者不明作品問題を考える勉強会」(通称:オーファン勉強会)。会長には日本文藝家協会の三田誠広副理事長が就任した。月に1度勉強会を開き、海外の著作権管理制度や文化庁の「裁定制度」などについて研究をすすめ、利用者にとって使いやすい仕組みを検討する。2015年度末を目標に提案書としてまとめる予定。 参加団体は日本文藝家協会、日本音楽著作権協会、日本漫画家協会、日本写真著作権協会、日本美術家連盟、日本美術著作権連合、日本脚本家連盟、日本シナリオ作家協会。
ネット小説のプラットフォーム「小説家になろう」の人気作品を、現在主婦の友社が書籍化している。2012年9月に創刊した「ヒーロー文庫」は、重版率100%を誇る。 初版は最低3万部、直近では6万部を発行したタイトルもあるが、刊行した全点を増刷。読者層は20~30代男性が中心で、発売後1週間の消化率は「とらのあな」や「アニメイト」などのオタク専門店では9割以上、一般書店でも7割以上を達成する。書店からの注文が引きも切らない。赤雪トナ『竜殺しの過ごす日々』は早くもシリーズ6巻まで刊行、累計発行部数は30万超だ。 しかし、刊行点数は月に1、2冊と少ない。これは、現場の編集者が高原秀樹氏だけだからである。オタク専門店のスタッフが「えっ!本当ですか?」と思わず言葉を発するほどの人気作家に加え、四季童子氏をはじめとする一線級のイラストレーターを高原氏が口説き落とした。以前、同社がケータイ小説を単行本化して
出版広報センターは11月8日、法制化を目指す「出版物に係る権利(仮称)」の進捗状況を報告。同法制局は10月10日、中川勉強会の中間まとめにある「出版物に係る権利」に対し、議論のたたき台ともなる「著作権法の一部を改正する法律案骨子(案)」を提示。 中川勉強会案に沿い、複製権、送信可能化権、譲渡権、貸与権を出版者の権利とし、権利の始期は下版時、保護期間は25年もしくは50年などとしている。 文化庁側と勉強会メンバーの協議が今後年内に2回程度開かれ、論点評価などを経て、文化庁ルート・議員立法のいずれかで法制化の道筋が決められる。議員立法の場合、勉強会のメンバーは早期の法案提出を視野に来春にも法案をまとめたい意向。
角川書店、アスキー・メディアワークス、エンターブレイン、角川学芸出版、富士見書房、メディアファクトリーなどのグループ傘下の全出版社が契約を締結した。契約では、アマゾンが今後日本で発売するキンドル上で、グループ傘下の出版社が提供する電子コンテンツを販売するほか、同サービスが対応しているPCや各種スマートフォンなどに配信する。「価格決定権」はアマゾン側が持つ。両社は、約1年にわたり交渉を続けていた。 大手出版社で契約したのは同グループが初めてとなる。
読売新聞グループ本社の渡邉恒雄会長は1月25日、都内ホテルで行われた読売出版広告賞贈呈式で、新聞ほか書籍・雑誌など紙媒体に対して、非課税もしくは軽減税率の適用を政府に求めるべきだと発言した。 渡邉会長は、およそ15年後は20%程度になると予測。「紙媒体は、最低でも現在の5%の税率を維持するべき」と主張した。
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