齋藤経産相、都内2書店を視察 「書店振興PT」 今夏めどに課題整理 齋藤健経済産業相は7月23日、東京都の王様書房(目黒区)と代官山蔦屋書店(渋谷区)を視察に訪れ、全国で減少が続く書店の現状や課題について経営者らと意見交換を行った。経産省が今年3月に設置した大臣直轄の「書店振興プロジェクトチーム(書店振興PT)」の企画の一環。齋藤大臣は、視察や意見交換を踏まえ、「今夏をめどに課題を整理する」と述べた。 視察には、小泉進次郎元環境相が同行した。王様書房では、柴﨑繁社長(日書連副会長)が店内を案内。地元の絵本作家にサインを書いてもらったり、来店客にあわせた品ぞろえを工夫したりするなど、街の書店ならではの取り組みを説明した。 齋藤大臣が現在、全国の4分の1の自治体に書店がないことに触れ、「そこで生まれた子どもは、書店の素晴らしさや、その存在も知らずに育つ。これは将来的に国力の低下につながる」と懸