中東の窓 : シリア情勢（サイイダ・ザイナブでのテロ等）
シリア情勢（サイイダ・ザイナブでのテロ等） 2016年06月12日 11:14 シリアＩＳ シリア情勢につき、断片的ながら、取りあえず次の通り ・ダマスのサイイダ・ザイナブ地域（シーア派の聖地のひとつで、住民の大多数がシーア派。このため、これまでも度々ＩＳ等のテロに見舞われてきている）で、１１日二つの自爆テロがあり、２０名死亡し（うち１３名が民間人）、約５０名が負傷した。 この事件に関し、ＩＳは犯行声明を出し、３件の自爆テロを敢行したとした。 ・ロシア機と政府軍機は、アレッポ及び周辺に対して１００回の空爆を行い、住民２０名が死亡し、２０名が負傷した。（これに対して報復の意味で火）反政府軍は、政府軍支配地域の住民に対して、その砲撃の可能性があるので、政府軍の基地や兵舎から遠ざかるように、警告した。 その他、ダマス近郊、ホムス、ハマ等空爆した。 ・他方米等有志連合空軍は、manbij 周辺のＩ
中東の窓 : 肥料の暫定的販停止（トルコ）
肥料の暫定的販停止（トルコ） 2016年06月09日 20:58 トルコテロ ラマダンに入ってすでに２件のテロがトルコであったことは報告済みですが、hurryiet net は、トルコ農業省が、爆薬の原料となり得る窒素アンモニアを含んだ肥料の販売を暫定的に停止したと報じています。 確かに肥料が爆薬の原料になることは前から指摘されていたところですが、トルコでは販売停止だけでは、テロリストによる利用を防げないとして、更にランダムに肥料袋に追跡タッグを入れる、またそれをドローンで追跡する、また肥料の製造から販売をすべて国家の手に移し、管理を厳重にする等の追加的措置も検討しているとのことです。 また肥料に次いで、爆破テロでよく使われるＬＰＧガスボンベについても、防止策が検討されることになる由。 http://www.hurriyetdailynews.com/agriculture-ministr
中東の窓 : リビア情勢（シルト奪還作戦）
リビア情勢（シルト奪還作戦） 2016年06月09日 14:14 リビアＩＳ シルト奪還作戦については、先日新統一政府軍は大きな損害を出しつつも、順調にシルト向けに進んでいると報告しておきましたが、その後作戦はさらに進み、政府軍はシルトの近辺の空軍基地の制圧（既に報告済み）に引き続き、軍事基地taakarafatを占拠し、更にシルトに対する包囲網を縮めつつある模様です。 政府軍は南方及び西方からシルトに進撃し、ＩＳは今や市の中心の軍事地域のみを支配している状況とのことです。 また、政府軍の空軍及び海軍が、シルトの中心に対する砲爆撃に参加している由。 なお、政府軍は地雷や爆発物の撤去を鋭意進めている由 このため、ＩＳは政府軍に対して、安全な撤退路の提供かた要求しているが、政府軍はこれを拒否している由。 但し、この間の戦闘で、政府軍側にも多くの損失が出ており、これまで１００名の戦死者が出ている
プミポン国王の即位70周年 タイ各地で祝賀行事 - BBCニュース
世界で在位期間が最も長いタイのプミポン国王（88）が9日、在位70周年を迎え、各地で祝賀行事が開かれた。
拘束のエリトリア人は密航組織トップか 「人違い」と友人たち - BBCニュース
密航組織の首謀者だとして逮捕されイタリアに移送されたエリトリア人男性について、友人たちが人違いだと主張している。
イスラエル・テルアビブで銃乱射 4人死亡 - BBCニュース
イスラエル当局によると、同国の商業都市テルアビブの中心部で8日夜、パレスチナ人2人が銃を乱射し、4人が死亡、6人が負傷した。
中東の窓 : イスタンブールのテロ
イスタンブールのテロ 2016年06月11日 08:55 トルコクルド ７日イスタンブールで起きた警察のバスに対する自動車爆弾テロについて、１０日クルド過激派ＰＫＫの分派ＴAＫ（クルド自由の鷹）が犯行声明を出しました。 この組織はこれまでもトルコ各地でテロを行ってきましたが、最近では、確か昨年だったかイスタンブールのアジア側の空港でのテロに関与していたかと思います。 ＴＫＫは声明の中で、トルコは外国人観光客にとって、安全な地域では無いこ徒が確認された年て、外国人へトルコ旅行への警告を発したとのことです。 これを報じるトルコのhurryiet net は、現場付近の監視カメラに、犯人の女性と現場から立ち去った男の２人が映っていたとして、女性はその後車の中で待ち伏せをして、警察のバスが２台連なってきたところで、その間に入ろうとして、後の車に阻止され、車列の前面に出て自爆したと報じています。 な
中東の窓 : イラク情勢
イラク情勢 2016年06月12日 15:08 イラクイラン イラク情勢につき取りまとめたところ、断片的ながら次の通り ・サドル師の支持者等、改革派群衆による抗議デモでは、シーア派系統の政党事務所が襲われたと報じられたことは先に報告済みですが、al arabiya net は、イラク中部及び南部で、イスラム系の政党、特にイラン支持の政党事務所、ホメイニ、ハメネイの写真等が焼かれたと報じています。 そして、サドル師は支持者に対して、シーア派の聖地であるナジャフに赴くことは取りやめ、デモはバグダッドとするように求めたとのことです。 ・他方、al jazeera net は、サドル師は支持者にラマダン期間中はデモを取りやめ、ラマダンが終了してから、再開するように求めたと報じています どちらが正確かは不明ですが、イバーディ首相は抗議は、平和的に行うことを強く求め、必要あれば軍等の介入もあり得ると警
シュリーナガル旧市街観光1 – Indo.to
それでも7時くらいまで寝ていたので疲れは取れた。 宿のロビーで朝食。そして旧市街へオートで向かう。 グルドワラー・シュリー・チャッティー・パートシャーヒー・サーヒブ(Gurudwara Shri Chatti Patshahi Sahib)へ。スィク教の第6代グルーのハルゴービンドが17世紀前半に、カシミール各地を歴訪した際に建立したものとされる由緒あるグルドワラーだが、現在の建物は20世紀以降に建築・増築されたものである。 Gurudwara Shri Chatti Patshahi Sahib その奥にあるカーティー・ダルワーザー(Kathi Darwaza)は1590年にムガル帝国のアクバル大帝が建てさせた門。ハリ・バルバトの丘のふもとに位置する。 Kathi Darwaza ここから少し坂道を登り、マクドゥーム・サーヒブ(Makhdoom Sahib)というスーフィー聖者のダルガー
NO4155『西側IS戦闘員帰国希望』
１月２日 『ゼレンスキー追い詰められる』 追い詰められたゼレンスキーがロシアの都市を攻撃、ロシアは軍事施設を報復攻撃 ウクライナ軍のバレリー・ザルジニー最高司令官によると、その前日にロシア軍は150発以上のミサイルとドローンで「重要なインフラ、産業施設、軍事施設が攻撃された」としているが、別の情報源もロシア軍のミサイル攻撃が主に軍事企業や倉庫に向けられていたとしている。 空爆の場所からも標的が倉庫や軍事企業だったことを示している。ただエネルギー施設は標的になっていないという。ウクライナだけでなくアメリカ／NATOの兵器庫もすでに空で、その生産力はロシアの半分だとも言われている。ミンスク合意で騙されたロシアはアメリカ／NATOと停戦交渉を再開するとは思えず、アメリカ国内でもジョー・バイデン政権の戦争継続方針に反発する声が強まっている。 そこで、アメリカが日本に圧力を加え、迎撃ミサイル「PAC
中東の窓 : IS関連情報
IS関連情報 2016年06月10日 12:03 ＩＳエジプト 断片的ですが、ＩＳ関連の情報、アラビア語メディアから、次の通り ・ＩＳが、エジプトのピラミッド、スフィンクス地帯を爆破するとのビデオを流したことに対して、エジプト治安当局は、同地帯は厳重に警戒されており、ビデオカメラやパトロールも含めての監視体制下にあり、同地域の安全は完全に守られていると語った。 またアズハリの大統領顧問も、この脅迫に対して、「ＩＳは居なくなるがピラミッドは残る」と語った （ピラミッド地帯は確かに、軍及び観光ポリス等が厳重に警戒しており、ピラミッドやスフィンクスの爆破は、困難であることは間違いないと思うが、あの広大な遺跡地帯での完全な警備が可能かの問題はあり、問題はピラミッドの爆破よりも、観光客等に対するテロの問題ではないかという気がする。 ピラミッドはエジプト観光の目玉であるだけでなく、ある意味で、エジプト
ナイジェリアの「水の上の学校」が豪雨で倒壊、開校から7カ月で
６月８日、ナイジェリアのラゴスで、海水湖（ラグーン）の上に広がるスラム街の子供たちに無料で教育を提供することを目的として設置された「水の上の学校」が、豪雨のため開校からわずか７カ月で倒壊した。写真は倒壊した学校の解体作業にあたる住民ら（２０１６年 ロイター/Akintunde Akinleye） ［ラゴス ８日 ロイター］ - ナイジェリアのラゴスで、海水湖（ラグーン）の上に広がるスラム街の子供たちに無料で教育を提供することを目的として設置された「水の上の学校」が、豪雨のため開校からわずか７カ月で倒壊した。 この「マココ・フローティング・スクール」は木造のピラミッド型で、水上にプラスチック製の樽で浮上させたプラットフォーム上に３年がかりで建設。１年ほど使用された後、昨年１１月に正式に開校した。生徒はカヌーで通学していた。
ケニア大規模停電の原因はサル、発電所の変圧器に落下
［ナイロビ ８日 ロイター］ - ケニアで７日午前、水力発電所の変電施設にサルが侵入したことがきっかけで技術的な問題が生じ、電力供給が停止。全土で停電が発生する騒ぎがあった。 停電は同日午前１１時半ごろに発生。ケニア電力公社は声明で、「サルがギタル発電所の屋根に上り、変圧器の上に落下して停止した。これが他の機器の停止を引き起こして１８０メガワット超の発電できなくなったため、全土の停電につながった」と説明した。
くじ引きで国民議員を選んだら？
雪の降るランツゲマインデでは、有権者は投票の際に傘を閉じなければならない。そうでないと、挙手した人数が分からないからだ Stephanie Hess スイス北東部のアッペンツェル・インナーローデン準州では、年に１回、４月の最終日曜日に有権者が野外広場に集まり、法律改正の是非や州議員の選出を挙手で投票する伝統的な「ランツゲマインデ（青空議会）」が開かれている。直接民主制の最も古いスタイルで、スイスでは同州とグラールス州の２カ所だけでしか見られない。どれほど民主的な制度なのか、今年のアッペンツェル・インナーローデン準州でのランツゲマインデを取材した。
中東の窓 : 女性の戦い（イエメン）
女性の戦い（イエメン） 2016年06月10日 15:41 イエメン人権問題 ついにイエメンでも「女性の戦い？」があったようです。 写真はサナアの検事総長事務所の前で、ho/thyグループに誘拐されたジャーナリスト（かなりの数のジャーナリストが誘拐、拘留されていると政府側は主張している）の母親たちが、彼らの釈放を要求してデモを行ったところを、hothy グループの女性警官が取り締まり、小競り合いになったものとのことです。 http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/yemen/2016/06/10/نساء-حوثيات-لقمع-احتجاجات-المرأة-اليمنية-بصنعاء.html
レイプ被害訴えたオランダ人女性、姦通の疑いで拘束 カタール
【6月12日 AFP】中東カタールで休暇中にレイプされたとして警察に訴え出たオランダ人女性（22）が、姦通（かんつう）の疑いで身柄を拘束されていることが分かった。女性の弁護士が11日、AFPに明らかにした。 弁護士のブライアン・ロコッロ（Brian Lokollo）氏によると、女性は飲酒が認められているホテル内の施設に踊りに行った際、飲み物を一口飲んでテーブルに戻ると、何者かが中に何かを入れていたことに気付いた。直後に後気分が悪くなり、それからのことは一切思い出せないという。 翌朝、まったく知らないアパートで目覚め、自分がレイプされたことに気付いた。その後、なんとか外に抜け出し、犯人を告訴するつもりで警察署に行ったが、逆にカタールで違法とされている婚外性交渉を指す姦通の疑いで身柄を拘束されたという。拘束は今年3月のことだったとされる。 女性は「悪夢を何度も見て、不安に苛まれトラウマを抱えて
ＩＳＩＳ、リビアでも支配地失う 政府軍がシルトを奪還
（ＣＮＮ） リビアの暫定政府勢力は１１日までに、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国（ＩＳＩＳ）」に支配されていた中部シルトの一部を奪還した。 暫定政府系の勢力はＩＳＩＳとの激しい衝突の末、１０日深夜には同市の港を奪還。さらに東郊のサラワ地区を完全に掌握した。 奪還作戦は西部ミスラタの民兵らの主導で２週間近く前から続き、これまでに１００人以上の戦闘員が死亡、約４００人が負傷した。暫定政府は国際社会に医療支援を求めている。 同勢力はシルト近郊に仕掛けられていた即席爆弾を一斉に撤去し、シルトと東方約７０キロの村を結ぶ道路を再開させた。空軍部隊はシルトの南３キロに位置するブハリで、ＩＳＩＳメンバーや武器庫への空爆を６回にわたり実施した。 ＩＳＩＳの支配地に対してはイラク、シリアでも奪還作戦が進み、本拠地とするシリア北部ラッカにも米主導の空爆の支援を受けている軍隊が迫っている。 シルトは地中海に
羊１３００匹の大群、夜の町をぞろぞろ スペイン
（ＣＮＮ） スペイン北東部のウエスカで１３００匹あまりの羊の群れが脱走し、未明の町を集団で移動する騒ぎがあった。 騒ぎが起きたのは現地時間の７日午前４時半ごろ。警察には、何百匹もの羊が町を歩き回っているという住民からの通報が相次いだ。 ウエスカ警察はこの時の様子を撮影した動画をフェイスブックに投稿した。パトカーの青いライトに照らされて、ゾロゾロと移動する羊の大群が映っている。 警察の協力を得て、全ての羊を集めることができたという。 羊たちはこの数時間後、通りを通行止めにしたうえで、警察に先導されてピレネー山脈に移動する予定だった。しかし毎年同じ道をたどって移動していたことから、自分たちだけで出発してしまったらしい。
【編集日誌】中国軍艦侵入にもだんまり…翁長沖縄県知事、発言なしですか
中国海軍の艦艇が尖閣諸島周辺の接続水域に初めて侵入したことに、沖縄県石垣市の中山義隆市長は「非常に強い危機感を持っている」と述べました。尖閣を行政区域に抱える市政トップとして当然の反応でしょう。対照的に何もコメントしなかったのが翁長雄志知事でした。 翁長氏は昨年５月の外国特派員協会での会見で「私も尖閣は日本固有の領土だと思っている」と明言しました。ならば即座にメッセージを発してもよかったはずです。共産党の志位和夫委員長も「軍艦侵入は軍事的緊張を高めるだけ」と批判したのですから。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を訴える翁長氏として、中国の脅威を強調すると米軍基地の重要性を認めざるを得ないと懸念したのでしょうか。それとも翁長氏には危機感がないのでしょうか。（編集局次長兼政治部長 有元隆志）
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