コンゴ民主共和国のキクウィトで、カサイ地方で続く衝突から逃れた避難民たちに食事を配るボランティアの女性(2017年6月7日撮影)。(c)AFP/JOHN WESSELS 【6月20日 AFP】政府部隊と部族勢力の民兵組織との間で衝突が続くコンゴ民主共和国の中部で、急速に治安が悪化して以降のここ8か月で3000人超が死亡したことが、ローマ・カトリック教会の報告により明らかとなった。 AFPはフランシスコ(Francis)法王の特使が報告で取り上げ、教会がまとめた統計のコピーを20日に入手。カサイ(Kasai)地方で繰り広げられる暴力の犠牲となり命を落とした人は3383人に上るという。 カサイ地方では昨年、部族勢力のカムウィナ・ンサプ(Kamwina Nsapu)首長(別名ジャンピエール・ムパンディ、Jean Pierre Mpandi)が政府部隊によって殺害されたことを機に衝突が激化していた