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ココがキニナル! 「かながわ検定・横浜ライセンス」はどんな人が問題をつくってどんな人が受験しているの?(かもめさん)/「かながわ検定 横浜ライセンス」を活用できるボランティアなどの仕事はありますか(ときさんのキニナル) 「かながわ検定・横浜ライセンス」。いわゆる「ご当地検定」の1つなのだろうが、具体的に想像すると疑問がつきない。どんな問題が出るのか? 取得すると何か良いことがあるのか? どのような資格なのか? まずは主催の方の「かながわ検定協議会」に話を伺ってみることにした。 主催者に聞く! 横浜ライセンスとは 「かながわ検定協議会」事務局は神奈川新聞本社のビル内 「かながわ検定・横浜ライセンス」主催の「かながわ検定協議会」は、横浜商工会議所、神奈川新聞社、tvkの3団体が合同で運営している。 かながわ検定協議会事務局長の土屋清さんに話を伺った 2007年(平成19)年に始まった「かながわ
漆を塗った板などに、貝や象牙で立体的な象眼を施す「横浜芝山漆器」。明治から昭和にかけて、海外でも高い評価を受けた「芝山」の技術を失わせないため、活動を始めた男性がいる。横浜市中区の村田順介さん(38)。かつて、実家が芝山漆器のびょうぶなどを扱う店を開いていた縁もあり、「横浜らしさを、芝山漆器で表現したい」と研究に取り組んでいる。 村田さんは昨年10月、芝山漆器の技術保存を目的にする「横浜芝山漆器研究会」に入会。漆や、装飾に使う貝の細工方法などに初めて触れた。絵を描くことや料理は得意で、「何かを作り出すことは好き」。自宅でも象牙を削る刃物を自作したり、拾った石や貝を切ってみたりと独自の練習を重ねている。 芝山漆器と村田さんの家は、浅からぬ関係にある。 実家は横浜開港当時、海外に芝山漆器を輸出する「村田商店」を設立。海外の展示会にも作品を出して注文を受けるなど、大正から昭和の初めにかけて
ココがキニナル! 横浜にある数多くの名建築を詳しくレポートするこのシリーズ。第30回は、『横浜能楽堂 染井能舞台』明治時代に作られた華奢で優美な能舞台は、数多くの名人が演じた歴史が凝縮した緊張感のある美しさを湛えていた 紅葉坂を登って神奈川県立の音楽堂と図書館が並んでいる裏手、掃部山(かもんやま)公園の横に横浜能楽堂がある。 西に回ると富士山、東はみなとみらいの高層ビルが見える立地 内部にある本舞台は、歴史ある「染井能舞台」を復原したもの。 染井能舞台は能楽堂の中に再建されている 案内してくださったのは、横浜能楽堂のアシスタントプロデューサー、熊谷敬子(くまがいたかこ)さん。 能の世界に広がる豊かな面白さを教えてくれた熊谷さん 染井能舞台の歴史 染井能舞台は元々、1875(明治8)年に東京・根岸にあった旧加賀藩主、前田斉泰(まえだなりやす)邸に建てられたもの。加賀藩は能楽がとても盛んな土地
横浜埋葬で奏でられた曲は、ヘンデルのオラトリオ『サウル』の曲目に入っている「葬送行進曲」であることを所蔵資料によって確認し、音源資料『サウル』(CD盤)を提供することができた。 1 当初、利用者の情報をもとに「ヘンデル」と「葬送行進曲」のキーワードでOPAC検索したが、ヒットしなかった旨回答したところ、追加情報として「オラトリオの曲」といわれたので、これをヒントに再調査をおこなった。 2 音楽辞典で、ヘンデルの「オラトリオ」曲目を通覧したところ、『サウル(Saul)』と『サムソン(Samson)』の各曲目解説のところに「葬送行進曲」の曲名記載があったので、関連資料による同定作業が必要となった。 3 そこで、当館OPACで「ペリー」に係る所蔵資料を検索した結果、次の図書資料に該当する内容の記述があった。 ①「ペリーの伝記の中で、モリソンは、このとき演奏されたのは、ヘンデルのオラトリオ「サウル
横浜外国人墓地に眠る紀行作家エリザ・R・シドモアらの尽力で、日本の桜が1912年米国に植樹されたことを祝い、横浜日米協会と「シドモア桜100周年・里帰りを喜ぶ市民の会」は18日、横浜市中区の横浜メディア・ビジネスセンター1階で「植樹記念日100日前カウントダウン交流会」を開いた。両団体は来年春、この桜から接ぎ木で増やした“子孫”の里帰り植樹を計画している。 ゲストとして招かれた米地理誌「ナショナル・ジオグラフィック」の日本版企画編集ディレクター浅山真さんは、1世紀前の同誌に掲載されたシドモアの記事を紹介し「日本や日本人への温かいまなざしが感じられる」と述べた。シドモアは同誌の取材依頼で訪日してから日本びいきとなり、当時の米大統領夫人に植樹を進言したといわれる。 交流会には、同協会のトム・ティレル副会長、市民の会の大内えりか会長、植樹の陰のエピソードを映画化した映画監督市川徹さん、この映
APEC開催に伴って撤去された船の休憩所「北斗星」。この手の船は「ドヤ船」とよばれ、終戦後の大岡川を中心に最盛期には一三隻浮かんでいた。しかし昭和28年8月、陸上宿泊施設がふえるに従って廃止され、引揚げられた。 いまさら言うまでもないが、東京の中心は皇居である。私は右翼ではない。これは街の構造から明らかなことである。 一方、横浜はどうか。横浜港が中心なのは、やはり論を待たないと思う。実際の所、象徴的にも地図の上でも中心を皇居に据えた東京とは異なり、横浜の地理上の中心は港ではなく、保土ヶ谷である。しかしここでは細かいことは言わない。 さる知識人が皇居を「空虚」と呼んだように、見渡す限り水ばかり拡がる横浜港もまた広大な無である。なにもないからこそ、さまざまな可能性を見いだし得るわけだが、実際はそうでもないらしい。 今年9月、赤レンガ倉庫の岸壁に接岸して行うはずだった「横浜ふね劇場をつくる会」主
ヨコハマ映画祭実行委員会は、映画ファンが主催する映画祭として知られる「第33回ヨコハマ映画祭」の開催に先駆け、2011年度の日本映画ベストテンと個人賞を発表した。 グランプリは阪本順治監督の「大鹿村騒動記」。長野県の大鹿村で300年以上受け継がれてきた実在の村歌舞伎を背景に、人間味あふれる群像劇を描いた映画。作品賞のほか、同映画に大きく関わった俳優の故・原田芳雄さんに、これまでの功績も含め、ヨコハマ映画祭最優秀男優賞が贈られる。2位は園子温監督の「冷たい熱帯魚」、3位は成島出監督の「八日目の蝉」。 以下、4位「恋の罪」(園子温監督)、5位「一枚のハガキ」(新藤兼人監督)、6位「アントキノイノチ」(瀬々敬久監督)、7位「モテキ」(大根仁監督)、8位「婚前特急」(前田弘二監督)、9位「エンディングノート」(砂田麻美監督)、10位「まほろ駅前多田便利軒」(大森立嗣監督)と「その街のこども 劇場版
増田万吉(1836-1902)は、天保7(1836)年近江国(滋賀県)高島郡高島町に生まれる。安政6(1859)年横浜の英一番館の蔵番をつとめ、のち横浜蘭八番館番頭となり、同館主ヘフトの紹介で居留地の清掃業を請け負う。明治16(1883)年薩摩町消防組頭の石橋六之助と「両名社」をつくり、清掃と消防を事業とした。また、明治22(1889)年に「内外潜水業請負会社」を創立し、横浜築港や帷子川導水堤工事で活躍した。 1.自館システムで件名「潜水」×書名「歴史」で検索し、『潜水の歴史』(真野喜洋監修 社会スポーツセンター 2001年)を確認→第5章「日本人ダイバーの活躍と日本における潜水の発展」に「増田万吉」の項がある(p5-3~5-4)。 2.『人物レファレンス事典 明治・大正・昭和<戦前>編』(日外アソシエーツ編集・発行 2000年)には、「増田万吉」の記載はなかった。 3.『人物レファレンス
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