「中国のネット世論は新たな社会勢力か?」「一党独裁の共産党政権もネット世論の声には耳を傾けざるを得なくなっている」……。 というような話題を近年、ちょくちょく目にします。実際、「鬼ごっこ死亡事件」とか、「強姦じゃないよ腕立て伏せだよ事件」とか、ネット世論がなければ闇に葬られていたであろう事件はごろごろしています。今回の尖閣問題にせよ、日本大使を5回も呼び出して説教したのは自国民向けのパフォーマンスだったのではとの話もあるぐらいです。 *写真はAFP通信の記事「中国で台頭するニューパワー、外交にも影響 シンクタンク」。 で、この件についてAFP通信とフィナンシャルタイムズが真反対の記事を出していて面白かったので、ご紹介。 中国で一般市民など新たに台頭した外部勢力が、中央政府の影響力を著しく高めているとした報告書を、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(Stockholm Interna