2011年3月11日に発生した東日本大震災によって電力事情が一変し、この夏には深刻な電力危機が訪れた。輪番停電によって冷蔵庫の食品が溶けてしまったり、照明もテレビも使えない暗闇の夜を過ごしたという人も多いことだろう。普段何気なく利用している電力だが、いざというときにそのありがたみを感じることとなる。 停電時には動かなくなった電化製品を指をくわえてみているしかないのか……というと、実はそうではない。パソコンやサーバー機器向けには、停電時に円滑にデータをバックアップできる「UPS(無停電電源装置)」が用意されているし、ガソリンやカセットガスを利用する発電機などもある(発電機は屋内では利用できない場合が多いので注意)。今回紹介するソニーの「ホームエネルギーサーバー」も、そうした停電時に利用できる家庭用蓄電池だ。 消費電力約100Wのテレビを2時間半ほど視聴できる ホームエネルギーサーバーはソニー