http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20080226/1204009224 ここで言及されている「ダウン症の人の描いた絵」がどんなものなのかわからないし、坂本龍一氏が具体的にどのように称賛したのかもわからない。そもそも「障害者アート」という言葉も知らなかった。「アウトサイダー・アート」なら知っていたけど。さて、坂本龍一といえば、以前浅田彰氏とともに大江光を絶対に認めないと発言して、大江健三郎をどうして世間は僕たち父子をいじめるの?と被害妄想に陥らせた人ではなかったか。 世間に「アウトサイダー・アート」として紹介されている作品は(管見の限りでは)文句なく面白い。例えば、服部正『アウトサイダー・アート』(光文社新書)という本の図版を見てみなよ。さて、しばしば誤解されているが、「アウトサイダー・アート」というのは「障害者」のアートを意味するのではない。服部さんの言葉を引けば