2007年11月10日18:15 カテゴリ書評/画評/品評Art 人生は先手必勝にあらず - 書評 - 後手という生き方 どうやら「好きを貫く」のに、遅すぎるということはないらしい。 後手という生き方 瀬川晶司 それを証明したことこそ、瀬川晶司の快挙。 本書「後手という生き方」は、「プロ棋士になるためには、奨励会で26歳になるまでに四段になる」というルールを61年ぶりに破った著者が、棋士でない読者のためにそれがどんなことであるかを語った一冊。 目次 はじめに 第一章 「後手」にも強さがある 第二章 「プロ」には誰でもなれる 第三章 プロの執念 第四章 トップに立つために 第五章 プロとアマチュア 第六章 将棋の未来 対談 「後手番」棋士と二十歳で頂点に立った「先手番」天才棋士が語る「本物のプロ」とは? P. 2 将棋には先手と後手がある。 しかし将棋は先手必勝ではない。 実はこれは理論的に