「高音質」「PCレス環境の提案」という2つのテーマを携え、誕生した新しいウォークマンとネットジューク。 ウォークマンについては、普及しつつあるとはいえデジタルオーディオプレーヤーそのものがまだ新しい製品ジャンルであることから注目度も高いが、ネットジュークの製品形態はなじみ深い「ミニコンポ」であり、ウォークマンほどの関心を寄せられていないように思える。 大衆化したAV機器であるミニコンポの形態を取りつつも、新製品ならではの独自性を持たせるのは困難なことだが、ソニーはそれにどんな想いを込めたのか。前回に引き続き、今回はネットジュークを中心に、企画担当者へコンセプトとその狙いについて聞いた。 瓜谷氏: 室内で音楽を聴くためのデバイスという意味では、ミニコンのライバルはパソコンなのですが、新しいネットジュークをパソコンの置き換えとして提案したくはなかったんです。 パソコンで音楽を聴いているユーザー