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ブックマーク / denki.txt-nifty.com (2)

  • 「柳生百合剣」第一回 …これはひどい - 時代伝奇夢中道 主水血笑録

    小説トリッパー」誌でいきなり連載が始まって一部で騒然となった荒山先生の最新作「柳生百合剣」。「柳生薔薇剣」の直接の続編たる作、薔薇の次は百合ってどうよ…とか思いつつ読み始めたら、そんなことが頭からスッ飛ぶほどの作品でした。これはひどい(ほめ言葉)。 第一回で描かれるのは、「薔薇剣」の後、柳生の里に隠棲した十兵衛の姿…なのですが、この十兵衛、もう姉萌えが脳に回って、人として男としてダメすぎる域に達しています。 ネタバレになりますが、「薔薇剣」ラストで最愛の姉であり主人公である柳生矩香に手酷く裏切られた(十兵衛ビジョン)十兵衛、わかりやすくいえば「姉上でなきゃダメ」状態。あと夢の中に矩香が出てきた次の朝起きると(以下自粛)。先生、うら若い女性読者もいるんですから(いや当に)、こうなんと言うか手加減というか…(と、ここで第一章のタイトルに気づいて憤死しかける)。 特に、冒頭から延々と詳細に

    「柳生百合剣」第一回 …これはひどい - 時代伝奇夢中道 主水血笑録
  • 「服部半蔵秘録」 荒山徹の単行本未収録短編その一 - 時代伝奇夢中道 主水血笑録

    荒山徹氏には何篇か単行に収録されていない作品があるのですが、この短編もその一つ。「金髪くノ一絶頂作戦」という近年稀にみるダメタイトルがつけられていますが、これがその実、なかなかに良くできた作品でありました。 主人公は長崎奉行に仕える忍者・筌堂塔太郎。実は五代目服部半蔵の名を継ぐ彼ですが、家は三代目の代にお取り潰しになって以来すっかり落ち目で、細々と暮らしている状態です。と、そこに、聖母マリアの告げで服部半蔵を探して来日したというオランダ人女性ミランダが現れたことで、彼の運命は大変転することに。 話を聞いてみれば、船乗りである恋人が海で消息を絶って以来、欠かさず神に祈りを捧げてきた彼女のもとにある日聖母マリアが現れ(いや、現れちゃったんだからしょうがない)、恋人たちが朝鮮にいること、そして彼らを救い出すためには、服部半蔵なる者の助力が必要と告げたのこと。最初は厄介ごとを持ち込んだミランダ暗

    「服部半蔵秘録」 荒山徹の単行本未収録短編その一 - 時代伝奇夢中道 主水血笑録
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