Amazonから、荻上チキさんの『12歳からのインターネット』が届く。どんなテイストの本になるのか、うかがっていたため、楽しみに待っていたが、期待に違わぬデキだ。 ご本人は自身のブログで「当たり前」のことしか書かれていない本です。と謙遜するが、これまた「荻上式BLOG」でもおっしゃるとおり、この「当たり前」とは、ネットユーザーにとっての「当たり前」。ネットの世界に明るくない人や、教育の世界に明るくない人にとっては実は「当たり前ではない」、でも、ネットを扱う上で大切な心構えをキチンと説いている。 学校とは、良くも悪くも「社会の建前」を教える場だ。中学校のころ、当時の担任教師に聞いてみたことがある。 「なんで校則は守らなきゃいけないんですか?」 いかにも反抗期バリバリの厨房丸出しでカッチョ悪いにもほどがある質問だが、小うるさいガキがうざったかったのだろう担任のあしらうような答えは奮っていた。