政権は「親中派」なのに、市民社会次元ではやはり反中という、なにやら能天気に天邪鬼な選択をしてしまう台湾人。 「85度C」というそんなにおいしくないコーヒー+ケーキチェーンショップがあるんだが、うちの近くの系列店には最近、「本社のすべての乳製品には直接的にも間接的にも中国製品を使用しておりません」という注意の垂れ幕がかかっていた。しかも中国のことは台湾で、特に国民党陣営では一般的な「大陸」と呼ばず、「中國製商品」となっている。 85度の経営者が緑系なのかは知らないが、緑系じゃなかったとしても、もはやあえて「大陸」とは呼ばず、「中国」と明記し、それがないことが売りになる時点で、台湾社会における対中感情の悪さが示されているといえるだろう