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ブックマーク / lessor.hatenablog.com (3)

  • 否定的体験、不利益、溜め - 泣きやむまで 泣くといい

    私たち、発達障害と生きてます―出会い、そして再生へ 作者: 高森明,木下千紗子 ,南雲 明彦 ,高橋今日子 ,橙山緑 ,片岡麻実 ,鈴木大知 ,アハメッド敦子 出版社/メーカー: ぶどう社発売日: 2008/12メディア: 単行購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (8件) を見る 8人の発達障害をもつ人たちによる共著。とても全体のバランスがいい。単著で発達障害について書くと、どうしても個人的な体験に偏りがちになるところを、相対化できる。 やっぱりインペアメントの体験(これを「ディスアビリティの体験」と明確に区別するのはなかなか困難だろう)が強烈で、各章末にある高森さんのまとめも「既存の障害学+α」を少し意識したものになっている(気がする)。 が、そんな読み方をするよりも、学校や職場でこれでもかというぐらいに繰り返される排除体験と、それでもなお包摂されようとする多様な努力

    否定的体験、不利益、溜め - 泣きやむまで 泣くといい
    RanTairyu
    RanTairyu 2009/01/18
  • 障害学と社会福祉学の架橋? - 泣きやむまで 泣くといい

    障害とは何か―ディスアビリティの社会理論に向けて 作者: 星加良司出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2007/03/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (16件) を見る 障害学関係者には「お前まだ読んでなかったのか」と言われるだろうが、ずっと積読だった。分厚そうだなー、読むのに時間かかるんじゃないかなーと思って、そのままに。読み始めたら、全然そんなことなかった。読みやすいだった。 出版後、どんな書評が出ているのかわからないが、たぶん批判的に読む人は多いんじゃないかと思う。杉野昭博は『障害学』の中で社会モデルの多様性を示したのち、こう書いた。 それぞれの障害理論が異なるのは、社会変革をめざす上で、差別禁止法を利用するのか、医療制度における患者主権を徹底させるのか、あるいは、資主義的経済価値を修正するのかといった政治的選択や実践戦略の違いであっ

    障害学と社会福祉学の架橋? - 泣きやむまで 泣くといい
    RanTairyu
    RanTairyu 2008/12/05
  • 自閉症の障害学がはじまる - 泣きやむまで 泣くといい

    今日、書店で見つけて、いま風呂で半分ほど読んだ。 自閉症の社会学―もう一つのコミュニケーション論 (SEKAISHISO SEMINAR) 作者: 竹中均出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2008/08/01メディア: 単行購入: 9人 クリック: 150回この商品を含むブログ (15件) を見る これはすごい。 自閉症研究にも障害学にも足らない(ように自分には思えていた)問題意識を、しっかりと社会学に軸足を残しながら深めている。自閉症研究に社会学的な視点がもちこまれるのは、これまでもっぱら「自閉症の社会的構成」を暴露しようとする文脈の中だったように思う。それはそれとして有意義だけれど、ずっと物足らなさを感じていた。自閉症者と定型発達者の分断がいかに社会的に生み出されたのかをアピールしても、行き着く先は「私たちは連続している」ということに過ぎず、問い直されるものが小さすぎやしないか

    自閉症の障害学がはじまる - 泣きやむまで 泣くといい
    RanTairyu
    RanTairyu 2008/09/01
    []「 著者は自閉症児のパパで、50歳の理論社会学者。こういうものを最初に書くのは、若手の障害学者あたりだろ」
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