昨年からこのへんお本を読んでいて、すげーおもしろい!と鳥肌が立っていたんだけど、どこが面白いか、自分の中で、キーワードが生まれてきた。それは、「近代国家建設の面白さ(新領土獲得・国境確定)」ってやつなんだ。近代国家に国が脱皮する時には、その国の国府が富む過程、特に高度成長に走っていく過程で、国境の画定!という作業が、発生するんですよね。そんでもって、国が上に向いて成長している時の、近代国家の領土画定というのは、往々にして「他国への侵略と新領土獲得」とか「他民族の自国への教化」がワンセットになっている。ちなみに、日本にとってこの作業が行われたのは、1850-1945年もしくは沖縄のアメリカからの復帰までの時代ですね。日本の近代国家としての高度成長の100年ともいえる。たとえばいまの中華人民共和国なんかは、このへんの近代国家としての領土画定作業が、いまこそがど真ん中である!ともいえます。尖閣諸