普段使い慣れた携帯電話で仕事のメールがやり取りできる。日本通信が開始した「ケータイPC化サービス」は、使い勝手の良さを最大の特徴としている。 外出先でも会社の電子メールを使いたい――社外で仕事をする機会の多い人にとって、電子メールの活用は切実な課題の1つだ。ノートPCとデータ通信カードを利用するのが一般的だが、最近では情報漏えい防止のためにPCの持ち出しを禁止する企業が多いのが実情だ。大画面・フルキーボードを搭載する「スマートフォン」も流行の兆しをみせているが、操作性などがPCや携帯電話と一部異なり、多くのユーザーに受け入れられるまでには、まだ時間がかかりそうだ。 日本通信は、12月下旬から携帯電話で電子メールや業務システムを利用できる「ケータイPC化サービス」を開始した。マーケティング統括部長の依田信久氏は、「日常的に使い慣れている携帯電話端末で利用できることを目指した」と話す。 まずは