注目が高まる能動学習 いま機械学習の応用が猛烈な勢いで進んでいます。大勢のソフトウェアエンジニアが機械学習に取り組んでいて、機械学習への応用を狙ったクラウドサービスも登場してきました。こうした動きの中でジワジワと注目の高まっている技術が、学習効率を高める手法である「能動学習(Active Learning)」です。 ソニーコンピュータサイエンス研究所所長の北野宏明氏は、先日開かれたイベント「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2016」のパネルディスカッションで「能動学習は、メディアではほぼ取り上げられていないが重要だ」と指摘しました。機械学習で一大ブームになっている「深層学習(Deep Learning)」に比べると、能動学習はまだ大きな話題にはなっていませんが、今後重要性が高まってくることは間違いなさそうです。 「どのデータにラベル付けをするか」に注目する 能動学習に