学生の方から「やりたいことがない」「行動を起こせるほど興味があるものがない」という質問のような相談が出てくることがあります。 そうしたとき、最近は「やりたいことよりも、むしろやるべきことを考えてみてはどうでしょう」「何かできるところから始めてみてはどうでしょうか」「自分の内面の中から探すのではなく、外に目を向けてみては」と伝えるときがあります。 その背景を少しだけ説明します。 答えはだいたい外にある スタートアップ向けの訓示の一つに、Get out of the building という言葉があります。建物の中でうんうんと考えていないで、ビルの外に出て顧客に会いに行け、という意味です。 頭だけで考えたビジネス仮説の多くは机上の空論であり、たいてい間違っています。だからビルの外に出て、顧客と話して検証したり、現場からより良い洞察が得ることが大事、というわけです。 同様に、自分のやりたいことを