今夏公開予定のスタジオジブリの新作アニメ「借りぐらしのアリエッティ」。その監督に抜擢されたのはジブリのアニメーター米林宏昌氏(36)。 鈴木敏夫プロデューサーは「映画監督としては未知数」としながらも、「アニメーターとしては超一流。世界のどこへ出しても恥ずかしくない腕がある」と話す。 原作はメアリー・ノートンによる英国の児童文学。古い台所の下に暮らす小人たちと、人間の少年との出会いと別れを現代日本に舞台を置き換えて描く。 約40年前に宮崎駿と高畑勲の両監督がアニメ化を考え、今回宮崎がそれをふと思い出して実現した。監督は「若い人ありき」で選んだという。「暮らしに必要なものを人間から借りてくる「借りぐらし」という設定が今の時代に合っている。 若い人がやるのなら意味がある」と鈴木プロデューサー。企画・脚本は宮崎が担当した。 ジブリは宮崎と高畑の作品を制作してきたが、「耳をすませば」「猫の