肉。ああ、なんて魅惑的な響き! 焼きたての熱々をほおばれば、じゅわっと脂がとろけて、たちまち脳内はあふれ出る幸せホルモンの大洪水や~!! じるるっ。 おっと、よだれが。失礼しました。日本人がこういうときに想像するのは、やっぱり牛肉? 北海道の人ならヒツジかな? でも、世界では「まさかのあんな動物」や「かわいいこんな動物」も、肉です。食材なのです。 本書は3年かけて世界一周の旅に出た著者が、いろんな国で出会った心温まる肉とのふれあい……じゃなくて、動物とのふれあいと、そのお肉の味を、おおらかな文章とゆるいイラストでたっぷり紹介してくれます。 ただ、著者は肉のために旅に出たのではありません。低血圧で朝が苦手で会社員に向いていない→ ふと自分が生まれてそろそろ1万日であることに気付く→ 会社を辞める→ 目的もしがらみも締め切りもない旅に出る。そして どこへ行っても動物と触れ合うのを楽しみに
日本では野生鳥獣による農作物の被害が年間約200億円を超えるほどの影響が出ているのですが、狩猟したシカやイノシシは1人で食べきれる分量ではなく、処理に困ってしまうという問題があります。そんな問題を改善するべく、ハンターが捕獲した野生獣の肉を加工して飲食店に販売する「九州狩猟肉加工センター」が、2016年4月17日から大分・湯布院に設立されています。国内最大規模の「狩猟肉専門の加工製造ライン」を持つ施設となっており、なじみのないジビエ肉を食べやすいミートボールやソーセージなどに加工することで、ジビエ肉の安定供給と流通拡大を目指しているということで、一体どんな施設になっているのか現地を取材してきました。 九州狩猟肉加工センターの所在地は「大分県由布市湯布院町中川1141-2」のところで、「湯布院ワイナリー」のすぐ隣にあります。 九州狩猟肉加工センターに到着。運営しているのは株式会社椿説屋(ちん
有毒として食品衛生法で販売が禁止されているフグ肝の食用化を巡り、佐賀県とフグの業界団体などとの間で論争が起こっている。 「養殖による無毒化」で観光資源としたい県に対し、団体側は「食中毒の恐れがある」と反発。料理店の間でも意見が割れている。濃厚で美味とされるフグ肝だが、安心して食べられる日が来るのか――。 食品衛生法では、食品や添加物に有毒の疑いがあっても、厚生労働相が「人の健康を損なう恐れがない」と認めれば、提供できるという例外規定がある。佐賀県はこれに着目した。 「殺菌した海水や無毒の餌を使い、陸上施設で養殖すれば、トラフグの肝に毒はない」とする地元業者の要請を受け、県は「県内限定でフグ肝を提供できれば貴重な観光資源になる」と判断。2004年6月と10年6月、「フグ肝特区」による食用解禁を国に申請した。
2016年7月7日 PRESS AR機能で大人気「学研の図鑑LIVE」がミニサイズで新登場! 『学研の図鑑LIVE ポータブル版』発売! 2016年7月7日 AR機能で大人気「学研の図鑑LIVE」がミニサイズで新登場! 『学研の図鑑LIVE ポータブル版』発売! AR技術をベースにスマートフォン事業を手掛けるアララ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:岩井陽介 以下、アララ)は、カバヤ食品株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:野津基弘 以下、カバヤ食品)が2016年7月5日(火)に発売する玩具菓子『学研の図鑑LIVEポータブル版』において、ARアプリ「ARAPPLI(アラプリ)」が採用されたことを発表いたします。 『学研の図鑑LIVEポータブル版』は、株式会社学研プラス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:碇秀行 以下、学研プラス)が発行するARを活用した大人気の図鑑『学研の図鑑
どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の食事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点で食の課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 9月27日朝、NHKの「あさイチ」島特集をぼんやり見ていて、驚いた。島のスペシャリストという写真家が、沖縄県・西表島の「イノシシの刺身」を紹介している。 肉の生食はリスクが高い。特に、野生鳥獣の肉の生食は極めて危ない。E型肝炎や肺吸虫症などさまざまなリスクがある。すぐに、あさイチのウェブサイトから、問題がある旨を投稿した。twitter(@waki1711)にも書いた。 刺身が紹介されたのは、放送開始後21分あたり。そして、1時間半の番組が終了する直前、「生食は危険。訂正してください」という別の方の投稿が紹介され、有働由美子ア
日本には生魚を食べる文化があり、中でも刺身や寿司などは諸外国にもよく知られた人気の料理となっております。最近は、お店でも獣鳥肉も魚と同様に提供されることがあり、食品衛生上の問題からしばしば話題になることがあります。 魚を生で食べる場合にも食中毒や寄生虫症の危険はありますが、命にかかわるような食中毒のリスクが低いことや衛生的な調理手順を踏むことで、一般の方も比較的安心して食べることができます。 日本人は刺身で慣れているせいか、肉を生で食べることに抵抗が少ないようですが、一般的に肉は生食をするのがたいへん危険な食材であるということが十分伝わっていないように思います。 牛のレバ刺しで食中毒が起こったことは記憶に新しいですが、生食できるように育てた馬肉など一部を除いて、豚や鶏肉も同じく生で食べるのは危険な食材です。法律で禁止されているかいないか以前に生で食べることを想定していない食品と考えて欲しい
ここ3年間ほど日本各地を訪問し、捕鯨産業に従事してきた人びとの個人史の採録をつづけている。誰がどのように問題視しているのかは別にして、わたしが、いわゆる「捕鯨問題」に関心をよせる理由は、以下の3つである。 まず、なんといっても鯨肉が好きだからである。統計上、日本人は、ひとりあたり年間に鯨肉を33グラムしか食べていない。しかし、わたしは、少なくともその50倍は食べているはずだ。大分県の盆地で生まれ育ったわたしは、なにも幼少期からクジラを食べてきた「筋金入り」の鯨肉愛好家ではない。1967(昭和42)年生まれということもあり、給食で食べた記憶も定かではない。クジラを好んで食べるようになったのは、「食と環境」に関心をもつようになった、この15年ほどのことである。 たしかに、わたしもクジラをかわいいと思う。しかし、「クジラが、かわいそう」との動物権や動物福祉といった動物愛護思想には、正直なところ、
NPO法人日本ジビエ振興協議会(埼玉県三郷市)は、捕獲した鹿やイノシシのジビエ(野生鳥獣肉)利用促進を狙いに「移動式解体処理車」を開発し、19日、新潟市内で披露した。長野県内を含む各地の山中では捕獲後、麓の解体施設まで運ぶのに時間がかかって鮮度が落ちるため、その場で埋められる場合も少なくない。新型車両を使えば、捕獲現場近くでの解体処理が可能となり、鮮度を保ったまま山中から運び出せるようになる。今後県内で実証実験を進め、全国各地での普及を目指す。 協議会によると、こうした車両は全国で初めて。狭い山道でも走れるよう2トントラックをベースに開発した。長さ約6・5メートル、幅約1・9メートル、高さ約2・9メートル。後部に内臓を取り出して皮を剥ぐ解体室があり、手洗い器や解体器具の殺菌設備なども備える。 枝肉は冷蔵室で低温保管でき、最大5頭の処理に対応可能。処理に使う水は500リットルを搭載でき、
中国南部、玉林で21日に始まった犬肉祭りで売られる犬たち。(PHOTOGRAPH BY ANDY WONG, ASSOCIATED PRESS) アジアには数百年、あるいは数千年にわたって犬を食用にしてきた国々がある。だが、中国・玉林の比較的新しい犬肉祭りに対しては、犬の扱いと食べ方の両方をめぐって世界的な論争が起こり、中国国内の人々をも二分する状況となっている。 10日間にわたる「茘枝狗肉節(ライチ犬肉祭)」は6月21日、中国南部の玉林市で始まった。この催しは、20年ほど前から夏至に合わせて毎年開かれている。 祭りの期間中に食肉処理される犬は約1万匹に上るとみられ、その多くが火鍋で提供される。 70%が「犬肉を食べたことがない」 祭りを主催しているのは一般市民と民間企業であり、中国政府は国レベルでも地方レベルでも公式に推奨してはいない。地元でも賛否は割れている。市外からの観光客を熱心に歓
香港の店頭で販売されるフカヒレ(2009年3月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANTONY DICKSON 【6月23日 AFP】香港(Hong Kong)のキャセイ航空(Cathay Pacific Airways)は22日、全便でフカヒレの輸送を禁止すると発表した。サメの絶滅を危惧する保護活動家らが勝利した格好となった。 動物権利運動家らはキャセイ航空に対し、何年も前からフカヒレ輸送の禁止を求めてきた。近年、タイ航空(Thai Airways)やフィリピン航空(Philippine Airlines)をはじめとする航空会社に、フカヒレ輸送を禁止する動きがある。 キャセイ航空はAFPに対し、フカヒレ輸送の禁止は貨物便と旅客便の両方に適用されると確認した。また声明の中で、同社はこの1年間フカヒレの「いかなる輸送」も認めなかったと述べ、サメ関連製品の輸送申請15件を却下したと付け加えた。
魚臭さを抑えた「におわない魚」が人気だ。みかんやレモンの香りをつけた「フルーツ魚」を売り出す地域も増えている。魚離れが進むなか、新しい需要の掘り起こしにつながるのか。 総合スーパー「イトーヨーカドー大森店」(東京都大田区)の鮮魚売り場。 「におわない」のシールが貼られたブリの切り身を買った近所の主婦原早知子さん(32)は「くせがなくて最初食べたときは驚きました。お肉みたいにジューシーで気に入っています」。一般的なブリより1割ほど高いが、月に3回ほど買うという。 開発したのは、クロマグロなどの養殖に力を入れる近畿大学の有路昌彦教授(41)。食べても魚臭さはほとんど感じさせない一方で、脂の乗りは中トロ並みの平均20%以上。濃厚な味が口に広がる。5年がかりで商品化し、大学が支援する「食縁」(本社・和歌山県新宮市)が今年1月から関西や関東の一部の店に卸し始めた。 「におわない」理由は主にエサにある
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