全国児童養護施設協議会は29日、日本テレビ系列で放映中の連続ドラマ「明日、ママがいない」の放送後、全国の施設で暮らす子供が自傷行為や学校でのからかいなどの被害を受けたとする報告が計15件あったと発表した。子供への影響が大きいとして協議会は同日、日テレに新たな抗議書を提出した。 協議会によると、22日の第2話の放送を見た女子児童が自傷行為をして病院で手当てを受けたり、別の女子児童がクラスメートから「お前もどこかにもらわれるんだろ?」などとからかわれたりしたという。自傷行為をした児童は放送前に「モヤモヤする。死にたい」などと繰り返していたという。 調査は今月17〜27日に実施。施設の子供からは職員に約100件の意見があり、うち15件が被害相談だったという。