「こたつミカン」 コタツの上にミカンがあり、猫がいる。 そのミカンの正式名称は、「温州(うんしゅう)ミカン」と言う。 「温州(うんしゅう)」とは中国の地名であり、この地はミカンの名産地として名高い。 三国志(演義)において、方術士・左慈(さじ)が時の権力者・曹操の食べようとするミカンを、「皮だけ(実がない)」にしてしまう話が出てくるが、そのミカンは「温州」から運ばれてきたという設定である。 とはいえ、日本の「温州ミカン」は中国からやって来たわけではなく、その原産地は「鹿児島」だとされている。 「温州(うんしゅう)」の名が冠せられたのは、中国の名産地にあやかったもの(イメージ)だということだ。 ちなみに欧米などでは、温州ミカンのことを「サツマ(Satsuma)」と呼ぶ(鹿児島=薩摩)。 温州ミカンの原産地とされる鹿児島では、戦前(1936)に樹齢300年と推定される温州ミカンの古木が発見され
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